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2016年5月14(土) 晴れ  気温14〜28度 水温13度

天気予報を見て気の早い僕は 夏だ!岩魚だ!と懲りもせず木曽に向かった
高速道路を走り中津川から一般道に降りる 9時過ぎ路上の温度表示はまだ10度代後半
ソックスウエーダーしか持ってこなかった事が少し不安では有ったが 無いものは無い やるしかない

ダム湖を超えて定番の橋の上から流れを見るが 増水のせいか魚影は見えなかったが 爽やかな初夏(思い込み)の渓にウエットザブザブスタイルで行くしかなかった

入渓後すぐに瀬からチビッ子岩魚君が飛び出してくれたので よ〜し釣れるぞ〜とテンションが上がり
足元が冷たい事を忘れて進んで行く

 

白い渓に棲む白い岩魚

盛期 この渓の岩魚釣りは ハンティングである、何しろクリアな水質なのでどんなに岩魚君が白くても影が見えるので見つけて狙えるのだ
が 今日はまだ早かった様で 見える魚は居ないけど意外にもソラックスダン#18は良い仕事をして 調子は悪くない

 


睨まれました〜 反転流から飛び出しました〜

時間が進み 羽虫もそれなりに飛翔し 魚影もチラホラ見える様になって よしよしここからパラダイスタイムの始まりか〜との思いとは裏腹に
反応はすれども乗らない 乗ってもバレる と言う予想外の展開に苦戦
チビッ子は瀬の流芯や肩から出てロッドを曲げてくれるのだが 大きい岩魚の気配は全然ない
フライを何度か交換してみるも 多少はヘアカディスの方が良いかな・・・ってな感じでやっていたらいつの間にか1時前

 

色白だがパーマークが不規則な岩魚ちゃん

一旦上ると ささっと御飯を食べて 1km程下流から再度チャレンジしてみるが 状況が突然に良く成る様な感じは無い
1匹釣って 暫く行くと過去何度もバラシを演じたポイントが見えてきた
手前で一匹釣って余裕が出たので どこから攻めるか考えてみた
良形が時々居るのは右岸側の大石の頭、何度もやらかした方法は
@アップで石の向こうを狙う⇒少し流れてくると大石のブラインドに成ってフライが見えなくな 気配で合わせてバラす
Aアップクロスで石の頭を狙う⇒手前の流れが速いので数秒でドラッグが掛かり魚がフライを食いきれない      
Bサイドクロスで石の上流〜頭を狙う⇒これも上記よりは時間を稼げるがそれでもやらかす               
と過去の失敗を振り返り いつもは@ABをやって見てから Cとして上に回ってダウンクロス気味に狙うのだが、今日は場を荒らすことを止めて
Cのダウンクロス一本に絞って見た
そーっと上流側に回って流れを見渡すと マジか!予想的中!石の頭に魚影発見!しかも良型!
しかし 底・・・

 

可愛い娘ちゃんが遊んでくれる爽やかな渓流

リーダーティペットをチェックしフライをドレッシングして 第一投良い所を流れる、「出るなら一投目」そんな思いとは裏腹に何事も起こらない
本当に魚か?それとも上は全然見ていないのか?そう思いながら2投目はショート、3投目はオーバー・・・
下手だな〜もう釣り人って着付かれてるんじゃないかな〜と思いながらもう一投
若干オーバーしたフライをチョイット引っ張って流れに乗せる、メンディングを入れる、目的地点にフライが差し掛かる
あ〜もうすぐドラッグが〜 と思った矢先 ”ザバッ!” 水飛沫が上がって派手に岩魚が飛び出した
乗っています様にと願い 一呼吸置いてロッドをグイッと煽ると手応えバッチリ
お〜強い強い 9寸位は有るかな〜若い魚はパワーが有るな〜おっとっと下流は駄目だよグイグイ〜
意外と気楽に楽しんでネットイン、俺って結構行けてると自我自賛しながら ネットインした岩魚を浅瀬で写真撮影すべくポージング
え!何かデカいネットから結構はみ出すぞと思ったら急にドキドキしてきた、ベストを探りメジャーを探すが見当たらない
無いものはしょうがない、目測尺で自己認定
白くて若々しい渓魚 ただその尾鰭には自然の厳しい試練も刻まれていた

嬉しい出逢いに 沢山の写真を撮らせて貰ってから 「もう釣られるなよ〜」と自己中な願いを掛けてリリースすると
一目散に流れに消えて行った

 

 予想外!嬉しい誤算の尺岩魚!

一人ガッツポーズを決め 暫し放心
よし次! そう言って立ち上がり進んで行くと またまた良型発見
余裕をこいて 先ずは写真を撮ろうと何度かシャッターを切っていたら 記付かれてしまいスクープ
あ〜やってもうた〜

それで付きが落ちたのか 反応も無くなってしまったので 再度移動

今度は一気に下ってダム下へ 途中3台ほど釣り人っポイ車を見たので、今の時間なら駐車ポイントに1台位先行車が有っても何とかなるだろう
そう思って行ったら1台も車は無かったので ラッキーと思いながらロッドを手に入渓点までの数百メートルを歩きに掛かったら
何と上流から若いルアーの兄ちゃん3人組が歩いてくるではないか・・・
平静を装い 「どうでしたか?」と声を掛けると 「魚は居ますね、結構当たるんですが水が多くて〜」と帰って来た
「頑張ってみますね〜」そう言って別れ 定番の入渓点に向かった

確かに水が多い、さっきまでの流れとは違う支流なのでこっちの山の方が雨が激しく当たったのだろうな
そんな事を思いながら 先行者の影響も考えフライをありとあらゆる所に浮かべ進んで行くと 以外にも岩魚君が瀬の中から飛び出してくれた



 可愛いサイズの岩魚君はやる気が有る

20cm程の岩魚君が3匹 ロッドを曲げてくれたが もう少し大きい奴も反応したのだがやはり警戒している様でフッキングには至らない
まあさっきルアー3兄弟が上がったばかりだもんね しょうがないよね〜 と思いながらも 岩魚君のやる気スイッチが突然ONに成る事を夢見ながら進むと
真っ黒い岩魚の影 いや魚模様の転石を見つけた、 持って帰りたい位だ良い感じだったが多分100kg以上あるだろうからあきらめた



石に棲む岩魚

堰堤下も 全く反応しなかったが 未練の左端の隅っこ 流石にルアーは投げなかったポイントだったのか大石の脇にフライをプカプカさせてたら
シュポッとフライが消えた! むふふ釣れました!



 石影の岩魚君はダーク


 5月15(日) 晴れ  気温14〜26度 水温13度

定宿にしている公園で車中泊し 朝5時に目覚め珈琲飲んでパン食べた
まだまだ時間は早いが まあ駐車ポイントまで行ってから時間をつぶしましょう
今日は昨日よりも水が落ちついた筈だろうから 上手くすればウッシッシと思いながら魅惑の渓に向かう

6時半頃に駐車ポイントに到着、ラッキーな事に誰も居ない
もう一度珈琲を飲んだりしながら1時間ほど時間をつぶしていると 虫がチラホラ 鳥がチラホラし始めたので 流れに向かいます

今日はここ1本をゆっくり昼まで楽しみましょう そんなプランなのでいつもより少しだけ下流に歩いてから入渓
したが 結局釣れ始めたのはいつもの入渓ポイントの少し上だった
時間かな? 場所かな? まどっちでも良いけど今日も岩魚君に出逢えて感謝感謝です



今日も岩魚君は元気

渓流を独り占めし 木曽の岩魚と戯れる
相棒は小竹竹竿 6ft9in3番 昨日も良い仕事をしてくれたイケテルバンブーロッドです

昨日と同じくらいのペースで20cm前後の岩魚君が遊んでくれるのだが 気温はなかなか上がってこない と言うか天気予報通りの晴れではなく薄ら曇り
やっぱりソックスウエーダーではチョイと寒い 太陽パワープリーズ



釣れ鱒    ヤゴです    白い花

良く渓魚が見えて 時々良型のタナビラや岩魚が釣れる木の枝に守られたプール
今日はどうかと目を凝らすが見えない、けども慎重にフライを打ち反転流れに乗せて何度も同じ辺りに浮かべていたら
底の方に影が見えた 7〜8寸の影が最初は1匹 そしてもう一匹
ヘアカディスに気がついて2度程浮上してきたが 途中で引き返してしまった フライを変え何度かチャレンジし最終的にはドロッパーも付けてみたが
ノーリアクション・・・ そして案の定木の枝にフライを取られ 降参しました

流れは違えど 状況は昨日に似ている 大場所や反転流での反応はなく 緩い目の瀬や小場所で反応がある
贅沢は言わない チビッ子だが岩魚君もタナビラ君も釣れてくれるのだから
そして 良い子発見!

体長2cm程の超チビッ子アブラ鰭族 小さすぎて岩魚なのかタナビラなのか全くわからないが 一丁前にライズしたりもする
良い流れだね〜



7寸ほどの岩魚君 & 1寸にも満たないアブラ鰭王子

11時半 状況が変わった訳では無いが 奇跡が突然襲い掛かった
今まで殆ど反応の無かった反転流 ここも居ないのだろうな〜と思いながらもフライをいつもよりしつこく浮かべていたら
突然 ”ザバ!” 半身を水面からあらわにして フライに襲い掛かる奴が出た
咄嗟に併せたのでジャンピングフッキング
ガツンと来た感じが逆にヤバいかもと思ったが 上手くフッキング出来たみたいで グイグイ引くターゲットの力強さがビンビンに伝わってくる
小竹竹竿がギュンギュンと撓る流れを跨いでのやり取りからだったので 僕の方からにじり寄って流れをかわしてから 背中のネットを外しランディング
意外とアッサリ観念したように素直にネットイン
もしかして今日も行ったんじゃない〜と思いつつ 撮影スタジオを探しネットの上にターゲットを横たえると 今日もやったね目測尺
いやー木曽の流れ最高!



なははのは〜別嬪尺岩魚降臨!


今日の最終3連の滝まで まだ幾つか過去の実績ポイントが有る
良い時間になって来ての別嬪さんだとすると あそこでドン! も一つドン! なんて取らぬ狸の何とやら
期待の実績ポイントはノーリアクションで小場所からチビッ子がちょろっと遊んでくれた
最終の滝も 一度だけ沈んだフライにググッと当たりが来たが キャッチ出来ずでしたが
十分 いや 十二分に楽しませて貰った 1日半でした

帰りは大好きな恵那福堂の栗金つばをゲットして 余裕で帰宅です



木曽の釣果

5/14 : 岩魚ちゃん20匹程度 内尺岩魚1本
5/15 : 岩魚ちゃん10匹強 タナビラちゃん3匹  内尺岩魚1本



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