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2013年 9月29日(日) 晴  気温19〜26度 水温16度

さ〜て最終日曜日は M川の源流部を目指します
漁協横のトイレで大用を済ませ さあ後半時間 と思った所にDちゃんからのコール 「今どこ?何処に行くの?メールしたけど送れてなかったみたい!」
で暫く待ってたらやって来た彼と合流しmocoを走らせた
2週間前の台風の影響はまだ色濃く残り 本流は笹濁りのままほぼ先週と同じ状況
あまり水が多いと渡渉出来ない可能性も有り ドキドキしながら現地に向かい変身 そしてwalk
岸辺の水は既に引いていたが、来るタイミングが遅かったみたいで其処には既に足跡が幾つか残っていた

ま何とか成るでしょうと更に10分程歩いてからタックルをセットしアメゴちゃんのご機嫌伺い開始
最初の大場所、流れ込みの頭で元気な渓魚をヒットさせ ”居るね〜”と良いながら寄せて来たが・・・はずれた・・・



澄んだ水 岸と流れの境界線が無い

居る事は居る
ただし気まぐれなのか?教育が行き届いているのか?それとも ターゲットが小さすぎるのか? 最初は中々手中に収める事が出来なかったが
徐々に気温も上がり 渓の活性も上がり ロッドが曲がり始めた
先週は僕nishide1号の後塵を拝し焦り気味だったDちゃんだったが 今日は立場が逆転し僕がフライセレクトの迷宮に入ってしまった
彼が3匹程キャッチし余裕を見せた後 ようやく#19のヘアカディスで僕も一安心
1匹釣れたら 後は自然と続きフライは小さければ何でも良いのかな〜なんて思ってしまう



源流の可愛娘ちゃんと おっさんD

秋にしては強い日差の日中だが 木陰は心地よく川歩きにはもってこい
欲を言えば 一匹くらい”ババ〜ン!”と別嬪さんがフライをひったくりロッドを曲げてくれたら最高なんだけどな〜
なんて言いながら ちょいと休憩 少し早いランチを木陰で食って 更に上を目指す



秋なのにでんでん虫      紅葉にはまだ早い源流         怪しげな茸

食後の渓は 少し調子は上がって来たが ”ババ〜ン”はまだ無い
それでも20分に一引き位のタイミングでロッドを撓らせてくれる様になって来たのは プレシャーが薄く成って来たからだと思う

目的の二股に近づくにつれ 徐々にこの渓の遺伝子を濃く残した感じのアメゴちゃんが遊んでくれる様になった
引きも最初は重く強いが 諦めも結構速い 岩魚ちゃんっぽい所が感じられる
控えめな朱点がおくゆかしい アメゴちゃんを手にしやっぱり来て良かったと思う



原始からの居付きっぽいアメゴちゃん達

二股を超え左又を更に調査に向かう 僕たち二人
最初は先ず先ずの反応で 奇跡の大物も有るか?と思って進んで行ったが、源流部の巨石帯に差し掛かると 途端に反応が薄くなった
半時間以上が過ぎたころ 何とか1匹だけでも出逢いたいと思うようになり 十分後には1匹だけ手に出来れば帰るのに
そう思っていたら 来た来た来ました〜奇跡の チビッ子!が〜
”外れるな”そう念じながらラインを手繰ると いっちょ前に抵抗してくれる
よっしゃ〜そのまま〜と更に手繰って見ると フライは尾鰭に掛かっていたが、1匹は一匹!
引っこ抜いて足元の水溜りに確保したら Dちゃんも来て 「ちっちゃ〜!」と褒めてくれた
チビッ子の写真を撮って 流れに返すと まるで大きな渓魚のように悠々と流れに帰って行くのを見送ると
どちらからともなく 「帰ろう!」 そう言って竿を仕舞った



源流部で遊び ラストを飾ってくれたチビッ子アメゴちゃん

釣り上がって来た道を エッチラオッチラ下って行く
半時間ほど歩いたら小休止、汗がにじんでいたので岸辺に座り足は流れでクールダウン
”嫌〜!”ウエーダーの左腿の所に大嫌いな奴が1匹引っ付いていた、ベストからハッカスプレーを取り出し”シュシュ”としてから指で弾き飛ばし
もう居ないか慎重に点検をしたがそいつ1匹だけだったので 一安心
温くなったお茶で喉を潤し 更に下って愛車mocoに辿り付いたらもう一回点検したが 大丈夫だった

「いや〜最後にチビッ子で〆たな!」 僕が言うと
「まだ早い、もう一本!」 彼が言うので林道を下り 何年かぶりにKG谷へ入った
シーズン最終で釣り荒れて無さそうな流れを選んだのは正解っぽく、足跡は見あたら無かった
が フライに飛びつくのはカワムツ君ばかり
その内その内と進んで行くと カワムツ反応も減って来たころ 本命らしき反応が1度2度Dちゃんに有ったが・・・
そして僕のヘアカディスにも 遂に反応したが水面下で見切って帰って行った
まだ行ける筈と信じ フライにドレッシングを施しながら少し時間を置いて再チャレンジ
何投目かのプレゼンで流芯から流れをトレースし 右岸寄りの岩をなめるようにゆっくり流下するフライに
”パフ!”っと言う感じで何者かがフライを口にした
すかさずロッドを立てるとラインがピンと張りロッドも撓った
遂に来た! そう思いラインを手繰りながら2〜3歩前に出たところで ”フッ”とテンションが抜け念願の出逢いは果たせなかった

未練がましく もう一匹居ないかな〜とキャストを繰り返したら 何かが掛かった・・・
小さくて黒っぽい タ・ニ・シ 笑うしかなかった



良い流れなんだけどな〜 釣れたのはタニシさん

もう半時間ほど行ったが 遂に鱒族には出逢えず 「シーズン最終はこんなもんだよね〜」と言いながら 竿を仕舞った



今回の釣果 今日も苦戦  二人で10匹強



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