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2013年 9月15~16日(土日) 晴〜雨〜晴  気温24〜30度 水温15度

多分今季最終の岩魚釣り kotakeさんと2人で木曽に向かう
今日は快晴で最高気温は30度を超えそうだが ポッと生まれた台風18号の影響で明日は嵐予報
勝負は今日! そんな決意で狙った流れに向かって行く
と思っている釣り人は他にも居て 道中エサ釣りさんが3組 次に三重NO.の 「あれ〜渓水さん おはよ〜!」
ここ2年ぐらいは会っていない三重の釣り友に こんな所で会えるなんて何か嬉しいような恥ずかしいようなで 暫らく喋ったら 更に上流に向かう
と又1台の釣り人らしい車を目撃・・・ドキドキしながら目的地に向かうと
やっぱり日頃の行いの良い僕たちに 川の神様がちゃ〜んと場所を開けておいてくれてあった

今回の釣行には 今借りているkotake竹竿の使用感を踏まえ もう少し短くて胴調子の竿を試させてもらうと言うテストも含まれている
変身し 取りあえず3本のロッドを手に取って揺らせて見たりした中から 6ft9in3番焼き入れ仕様が気に行ったのでそれを借りて行く
流れに立つと 先々週よりも水量は多く”どわ〜っ”と流れ 結構厳しい感じでは有ったが 砂は結構抜けていたので行けると信じロッドを振って行くと
割と早い時間に小さな鏡の所から アマゴちゃんが釣れ、次のプールの真ん中からもう一匹釣れた
”いや〜kotake竹竿 良いよ!” ブッシュを掻い潜りヘアカディスを投じると投げやすさと 合わせるタイミングも何時ものタイミングでドンピシャ乗る
「この竿良いね!今まで借りていた奴より僕に合うみたい、短さも全然気にならないよ。」
そう言うと マイスターkotakeも うんうんと頷いた



フィーリングバッチリ kotake竹竿

それを見たkotakeさんも安心したのか もう一本の6ft9inの自作竹竿を振り
倒木の下のテクニカルなスポットから 超美形美白岩魚
強く流れる白泡に続く駆け上がりの鏡から 美形タナビラ
明らかに増水で状況は良いとは言い難い中で 別嬪さんにフライを食わせるにはそれなりのスキルが無いと釣れることは少ない
 状況が難しい程燃えたりする ちょっと変態的かも知れないが そんな状況の中で渓魚と出逢えれば嬉しさは一回り大きい



ビューティフル岩魚 マイスターkotake ビューティフル雨子

更に進み 以前マイスターkotakeが良型をヒットさせたにも係わらずバラシてしまったポイントを今日は僕が攻める
経験上下流からよりも上流からの方が何かとやり易いと知っているので 左岸を迂回し流れ込みの真横にポジションを取って
先ず近い所から順にヘアカディスを浮かべて行く
手前の流れ込み〜小さな駆け上がり、奥の流れ込み〜深瀬〜転石回り
順番から行くと奥の緩やかなカーブで駆け上がりが近いのだが
そこよりも下流最終の流れだしの脇に良型が付いている事が多いのを僕nishide1号は知っていた
魚らしき影は見えなかったが左岸側の流れだしにヘアカディスをダウンクロス気味にプレゼンテーションしたが思ったより流れに乗ってすい〜っと流下
その時 一瞬影が揺らいだ様な気がしたのでフライをピックアップでなく 緩い流れに引き戻し引き波が消えた瞬間
”ガボ!”っと大口を開けフライを飲み込む奴 ”おった!”と合わせた次の瞬間 ラインがピーンと張って渓魚は上流に走る
ラインを手繰って流れに走り込むと kotake竹竿は満月の様に撓っていたがいつも使っている柔らかカーボンロッドよりも力強い抗いをコントロールしやすい
是は行ける そう感じたのでラインを一つ手繰ったら背中のランディングネットを外し流れに浸す
ロッドを高く掲げターゲットを引き寄せつつネットを流れに差し込むと 明らかにネットの枠より大きかったが素直にランディング成功
「これ いったんちゃう〜! 尺 尺〜!」 とか声が掛かる
「いや〜竿が良いと 釣れるね〜◎」 と返しながら 先ずは優しそうな顔つきの岩魚ちゃんの写真撮影
そして ドキドキの検尺・・・とと・・1cm足りなかった



砂色にカモフラージュ 泣き尺岩魚

「この竿釣れるは〜、発注するならこれだろ〜な。」 そんな事を言いながら余裕で釣り上がって行くのだが
30分・・・1時間・・・更に30分
沈黙に次ぐ沈黙 で静寂を破ってチビッ子アマゴが釣れたので 一息入れてオニギリでランチ
気分転換で渓魚のご機嫌も上がると良いのだが



増水で若干濁っている

雰囲気の有るポイント 過去の実績の有るポイント
水嵩の増した流れの中でも渓魚付いて居そうなポイントには特に慎重にフライを浮かべて行く
大場所の反転流は何かが起こりそうな気配 僕たちをドキドキさせてくれるが 水面は弾けない
瀬に沈む大石の頭に やる気の有りそうな影がユラユラ
大きくは無いがサイトで狙って見るが 水面は見ていないのか見にも来ない
前回の大物ポイント(バラシタでは 「やらせて貰って良い?」 と珍しくKotakeさんからの申し出が有ったが ここもお留守

代わりバンコで釣り上がって行き 僕の番
雰囲気は有るが過去の実績は薄いポイント、期待せず一番下の浅い瀬に何事もなく数投
そして上流を向いて沈み石の頭正面を狙ってキャスト、狙いよりも右にそれて着水したヘアカディスが数秒後には流れに乗って流下を開始
そのまま流れ下ったら もう一回石の頭正面 1m上手に向けてキャストしようと考えていたら
”ポコ!”っとフライを吸い込む輩に ”お!居たのねラッキー!”って感じで合わせを入れると
”ズズーン”とした感触と共にデカイ影が上流に上って行くでは無いか!
明らかに午前の泣き尺より大きいが ゆったりと慌てない大物は瀬の中に居たとは思えない大人しい娘で
上流にある程度行かせつつランディングし易いポジションを取ったら ラインを手繰って呼び戻す
すると大人しく近づいてくる大きな影に
後方から見てくれていたkotakeさんも 「デカ〜確実に行ったね〜!」
で慌てる事無く無事ネットに収まった渓魚は32cmもある立派な岩魚ちゃん
大きさの割に優しい顔つきは若い雌っぽく まだまだ大きく成りそうな色艶の別嬪さん
フィッシャー:nishide1号  タックル:kotake竹竿 6ft3in 3番
流れの中で 僕とkotakeさんはガッチリ握手を交わした



マジックロッドなのだろうかKotake竹竿は良型を呼ぶ

最終の滝を含め 良型の潜んで居そうなポイントは幾つか有ったが 期待とは裏腹に小さな魚が1度反応しただけ
数は多くは釣れなかったが kotake竹竿の持つポテンシャルは十分に伝わった
と言うか もう是しかないでしょう nishide1号が50歳になるのを記念してマイスターkotakeに作ってもらう竿は
そんな事を喋りながれ 今まで釣り上がって来た流れを戻って次なるポイントに向かう

既に尺岩魚と出逢って余裕シャクシャクの僕は、これは先々週にグロちゃんと行ったルートを再現すれば
今日はもっと良い釣りが出来るに違いないと、プラン通りにmocoを走らせたが予想外の釣り人の多さに驚き 予定していたポイントに入れず
上流に半時間以上行ってやってみたが・・・足跡多く 渓魚少なく 別バージョンのロッドを振って見たが水面は弾けない
2時間程やってkotakeさんが何とか1匹を釣ってくれたので温泉に行く事にした
南木曽のあららぎ温泉は ちょっとマイナーな感じですが源泉かけ流しの温泉で何と今は僕ら2人だけの貸きり
それと併設されたお食事処が良い感じで ここで一杯やって泊ったら極楽だろうな〜と思わせます

が 今夜は野営と言うか東屋泊まり
温泉から上流に戻ってコンビニで晩餐を仕入れ 支流の暗い林道を半時間程走ると
”熊出没注意”と書かれた看板の有る東屋に到着 ここは水場もトイレも有るし今夜からは雨が降る良そうなので野営には最適
ただ真っ暗な中 初めてやって来た相棒は少々ビビッていたが ランタンを灯しそこそこ準備出来たらmocoのライトを消した
先ずはビールで乾杯し ランタンの灯に寄って来た羽アリとかの乗ったおつまみを食し 僕は焼酎 彼は何故か白ワイン
他愛もない事を喋りながら刻は過ぎ、僕は知らず知らずの内に寝袋に包まっていた

翌朝 雨音と共に目が覚めた まだ4時頃だったので小用を済ませ焼けた喉をぬるいお茶で潤しもう一寝
次に起きたのは6時を過ぎた頃 相棒も目が覚めた様なので
松阪のMORI COFFEE で勝手来た矢津ブレンドを谷水で入れモーニングタイム
雨の中 釣欲も殆どないので ゆっくりとした時間を過ごした



釣りに来て久しぶりにゆっくり珈琲タイム

せっかく来た流れに竿を出さないのも何なんで のっそりと変身 久々にウエーダーを履いて合羽を羽織って行く
A川は釣れないイメージだったが 東屋から降りた最初のポイントで反応が有りやる気が上がった
マジックロッドのおかげか 1時間少々の間に可愛い岩魚ちゃん2匹と出逢い 相棒も釣れたので一旦上がる
良いタイミングに雨が強く成って来たので もう一杯珈琲を飲んでリラックスしていると 雨が上がって来た
駐車場で他の竹竿も振らせて貰ってどれもこれも良い感じだったが 一番合うのはやっぱりマジックロッドそう思って いや決めている



雨のA川 アマゴ予想だったが釣れたのは岩魚ちゃん

釣り欲は薄かったが せっかくなんでもう一本と次はO川に向かった
2組の釣り人をパスしてから 雨は何処かに行ったみたいだったので合羽を置いて入渓
相棒が行った向こうを分流が流れていたので ポイッとソラックスダン#17を投げたら一発で可愛いアマゴちゃんが釣れた
やっぱりこのロッドには魔法が掛かっているみたいで
反応がなく首をひねる相棒の横でポツリポツリと渓魚との出逢いを重ねて行く僕nishide1号
もしかしたらマイスターkotakeの策略か?と思うほど この竹竿が愛おしく成って行く
大きくは無いが アマゴも岩魚も何匹か釣れたしお腹も減って来たので
12時45分相棒がnishideサイズのアマゴを手にしたのを潮に竿を仕舞 変身を解いた



余り釣れなかったが 天気は回復し気持ちの良い川歩きだった

帰り道 国道沿いの おんたけで蕎麦を頂いた
相棒はざるそば、絶好調だった僕はリッチに天ざるを注文
角の立ったコシの有る蕎麦は僕好みで旨かったが 食べ慣れない物を注文したので揚げたての天麩羅(茄子)が熱くってちょっと火傷した

尺岩魚を釣って 竹竿をお願いし 天ざるを食ったら 次は美味しい栗きんとんを買った
今日はとってもいい気持ち 大らかで豊かな木曽の最終釣行きは最高の2日間だった




揚げたての天麩羅には油断大敵




今回の釣果 2人でそれなりに釣れました
尺上岩魚 1匹ゲット 、 バンブーロッド 1本発注



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