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2013年 8月11日(日) 晴れ  気温24〜32度 水温19度

異常な暑さ 8月10日には四万十市・甲府市・甲州市・館林市の4つの観測地点で40度を超えた
僕の住む津市でも昨日は38度 今日は39度とゲキアツであるが M川の源流部は最高でも32度
随分ましだと感じるのは、体が暑さに慣れて来たからなのだろうか?

この暑さに 流石に期待は薄いと思いながら本流沿いを遡って行くと 予想外に良い流れそして多くのアユ釣り師の姿に何だか気分が高揚してきた
更に上って上って ダム直下ですら水量が多い、そうか ダムからの放水を多くしてくれているんだ

でもダム上もそんなに悪くないんでない?なんて思いながら えっちらおっちら登って行って車止
流石に釣り人は僕だけだな〜と思いながら変身していたら、1台の4駆が上がってきて僕を見つけて驚いたようだった
酔狂者2人が何となく言葉を交わしてみたら 彼は地元在住フライフィッシャーOonisiさんと言った
僕が「直ぐ下から入るけど良かったら一緒に行きませんか?」と言うと彼は「先週そこはやって見たので今日はずっと奥へ行きます。」との言
少し残念に思ったが 「それじゃあ気を付けて!」 と別れ
流れに降りて行くと案の定水量が少なくスローな流れ タックルをセットしヘアカディス#15を結んで立ち上がると
いつも最初に狙うポイント近くにスズメバチが巣を作っていたので 一つ飛ばしてからプールの流れ込みにキャストを開始
直ぐに反応は有ったが 乗らない、 小さなポイントのザワザワした所も反応は有ったがこいつも乗らない
その上のフラットな流れは当然の如く無反応で次の大場所に歩を進めると ライズだ派手にジャンプした
慎重ににじり寄り フォルスキャストを2回 で〜 後ろの枝を釣る
お約束だね

でも魚は逃げていない と言うか 何匹も居た
もう一回仕切り直してそーっとプレゼンすると 見には来るが水面は割らない
フライを小さなソラックスやパラシュートに変えてみたりしたが 全く相手にされず平気な顔をして本物にライズしてりする



賢い渓魚に歯が立ちませんでした

結構時間を掛けたが こりゃ駄目だ釣れる魚を探しに進もうと決め 良さげなポイントだけ多くても3投でトントンと行く
と居ましたよ 気の良い別嬪さんが瀬の中から ”バシ!” そして ”ギュイ〜ン!”
高水温で元気が無いんじゃ〜 と思っていたら いやいやそんな事ない すご〜い元気で笑みがこぼれてしまう



いや〜やっぱり T谷は良いね

1匹釣れたら直ぐもう一匹が来て そこから快進撃開始と行きたかったがそんなに甘くは無かった
見切られる事が連発しフライの選択に迷ったが 結局はゆっくり見られたら見切られるので 最終的にはいつものヘアカディスに落ち着き
忍者的にそーっと近づきシュッと投げてそこにターゲットが居たら”ポコッ”と出る そんな感じで行くのが僕には合っている
渇水と暑さを忘れた訳では無いが この真夏にしては上出来な川遊びを楽しめるだけでも儲けもんだ



真夏の渓遊び

攻めるポイントを絞ったせいで 11時前に第一区間の終点まで来た
一旦上がって mocoまで戻ったらパパッとランチをしたら もう一回上流をめざし入渓
いつもなら通らずの上から入るのだが 今日はもしかしてと思って少し下に入って見たら簡単に遡行出来た
ちょっと期待したが 渓魚の反応は無かった

代わりに又もデッカイ蜂の巣が有って 危険危険 今年はこの暑さのまま台風が来ないのだろうか

上流は更にスローな流れで 忘れた頃にようやくの反応が出る感じ ”夏ヤマメ一里一匹” 状態



夏は危険で厳しい

それでも上流に進むに連れて 徐々に状況は良く成って来たようだし もしかして〜この先に奇跡の大物が〜なんて妄想し 上がらなくなってきた足を動かす
瀬のザワザワに隠れる石が有る所が良く 真夏の太陽を遮る影が有る方が更に良い感じ
ちょっと岩魚釣りっぽいけど 今日はこんな感じで進みます



渋いアメゴちゃんは岩陰からコンニチハ

次の良型は 流れ込みを狙ってキャストしたが 随分ショートして右岸側の岩縁をゆっくり流れるフライが
静かに消えたので 合わせてみたらこれまた良い引きが返って来た
きっと小さな岩棚にゆるゆると定位していたんだろう



またまた良い娘が居ました

その後もドキドキしながら進んだが ラッキーはそうは続かなかったが
かなり大きなカジカガエルを発見したり 流れを歩いていたら何か足が重いな〜と思ったらヒキガエルが乗っかっていたり
妙な出逢いは まあまあ面白かった



蛙さん2種

最後まで油断できない 緩やかな渇水の流れに
ちょっとナーバスに泳ぐアメゴちゃん
ハッチは殆どなく お腹をすかせているのは間違いなさそうではあるが、釣り人や鳥のプレッシャーを敏感に察知する警戒心はそれ以上
相変わらず忍者的釣法で行くしかないのが 釣り味的にはチョット・・・だが
やっぱり出逢いを求めるには ”忍” な一日である
まあ 下界のうだるような暑さから逃れ 渓流を歩くおまけにアメゴちゃんが遊んでくれるんだから
贅沢を言っては罰が当たるかもしれないので 今日も川の神様に感謝して最終の滝まで無事に到着しました



いや〜今日もありがとうさん!



本日の釣果 アメゴちゃん 沢山釣れました


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