streamside 1323

2013年 6月日(土) 晴れ  気温24〜28度 水温15度

先週のリサーチを基に 今週は3人で木曽リベンジにやって来た
3人の侍は fujita夫 kotake nishide1号 のおっさんだが心は少年な釣り馬鹿達である

向かう現場は昨年タクシーに阻まれ紹介出来なかった流れ
一抹の不安は有ったが 春に一度だけ遭遇しただけでその後は見ていないので きっと大丈夫だろうと念じながらやって来ると
見事一番乗りを手にし心強い助っ人も2人居るので 今日は尺岩魚を手にしたのも同然だと 思った

10時に流れに立つと 数メートル下の流れを僕が試にやって見ると 速攻で岩魚ちゃんがロッドを曲げてくれた
幸先よ〜し! とみんなに見せびらかせ いや テンションを上げるためには十分すぎる出逢いがそこに有った



今日も幸先良し!

暫く行く 小さな反応は有る
順番が僕に回って来て 川面に張り出した木々を掻い潜って対岸にキャストしたヘアカディス#15を良型の影が追ったが
数秒後にドラッグの掛かったフライはスピードを上げて流れ去り それを追った影も流れて行った様に見えた
しかも 未練で数度チャレンジしてみたが やっぱり居ないみたいだった
が 僕が諦めて上流に移動して行ったその後
kotake名人がさっきのポイントに定位する良型を見つけ 自作バンブーロッドを操ってフライをプレゼンテーションすると
あっけなく岩魚ちゃんは騙され 竹竿を大きく撓らせたのであった



ワイルドな木曽の岩魚を手中に収めた kotake名人

いいね! 良いね! と言いながら釣りあがる3人を
初夏の日差しに誘われた 岩魚やカジカが時折楽しませてくれる 川遊び



レモンイエローな岩魚ちゃん 石化けのカジカ蛙 ダークカラーな岩魚ちゃん

僕の想定していたよりもスローなペースで進んで行く今日の釣りだが
やっぱり少しゆっくり目が良かったようで 11時過ぎから更に調子が上がって来た

ちょっと出遅れていたfujita夫もロッドを曲げ 全員がボウズ危機から解放された次のポイントで
kotake名人が本人には見えていた良型があっさりヒットさせ ロッドを曲げる
何だか余裕綽々 カメラマンの僕が数枚の写真を撮影しているのを知ってか 色んなポーズでモデルを演じてくれていたら
バレタ!
”残念!”そう思いながら ポイントに近づくと 針にかっかったであろう 目測尺岩魚がポイントの駆け上がりにまだウロウロしていた
もしかしたら? そう思ってチャレンジしてみた僕たちだが、 夢は幻に終わった



fujita夫が釣り kotake名人が掛けた

夏の岩魚釣りは コンスタントには釣れずに忘れた頃にドキッとする
正午を回り 先頭で渓魚を狙う人の後ろで 各々のタイミングでオニギリを食べて進んで行くと
fujita夫が睡魔に負けて 途中休憩に入った

浅い目の大場所が現れ慎重に僕がヘアカディスでチャレンジしてみるが 無反応
右岸際の緩い反転流を攻めていたら フライが石に挟まってしまったので kotakeさんに選手交代
すると 僕がプレゼンしていた反転流の石際でロッドが曲がった(僕は出ないと思っていたので見てなかった)
最初はロッドが曲がったまま動かなかったので石にでも潜られたのかと思ったが そうでは無かった
テンションを掛けつつ自分からターゲットに近づくkotakeさんが数歩近づいた時 奴が動いた
下流にゆっくりと逃げて行こうとするその黒い影は巨大! 尺2寸は有ろうかと見えた
ロッドを矯めて耐える彼の姿を見て 僕はネットを持って下流側に走った
プールから下られ一段下の所で追いついたが そこは荒れた流れでネットに収める事は叶わず更に一段下られた
白泡の流れに乗られてしまった時 ピンピンに張っていたティペットが切れたのが見え 思わず ”あ〜〜” と声が漏れた

残念だったが ドキドキはMAX
さてこの先にはどんな驚きの出逢いが待っているのかと テンションが上がったのがいけなかった
力が入って頭上の枝を釣ってしまった時 ”ブンブン” とロッドを振ったら・・・ Jstreamが ”ボキ!” 折れた
愛竿としてハードな釣行に付き合ってくれた約4年の間に入った傷が有ったのだろう 悲しい気持ちをカラ元気で押し込め
kotakeさんに 苦笑いで 「もう少しで3段の滝 核心部だから 尺をやっつけちゃってください!」 そう言った

核心部までも雰囲気の有るポイントは幾つか有ったが そこは・・・
普通だったら手前で良いのがドンと出るのが多いのだが・・・と言う事は 最終でドド〜ンかな〜 なんて妄想で彼の挙動を後方で見ていたら
流れ出しに向かってロッドを振って 数秒後 素早く合わせると ロッドが”ギュイ〜ン!”と撓った
やったか尺! そう思わせる程の引きでは有ったが 出たポイントと水を切り抵抗するモーションが 岩魚っぽく無かった
ポイントの奥を荒らさない様に少し強引に素早く取り込んだターゲトは 良型のタナビラちゃんだった
ロケーション最高のこのポイントでビューティフルなタナビラちゃんと出逢え 万歳では有るが 奥にはもっと大きな奴が居ると思うとはしゃいでばかり居られない



文句なしの1匹

ポイントを幾つかのブロックに区切って kotakeさんが攻めて行くと
直ぐに小ぶりの岩魚ちゃんをゲットしたが 奥の奥までやってみたが 巨大魚は反応してくれなかった

一旦竿を仕舞って 川通しで下り モコで一つ下の堰堤まで行ってチャレンジしたが・・・
も一つ下って次の堰堤で kotakeさんは空振ったが fujita夫がやってくれた
右岸側の巨石脇に見えた影を サイトフィッシング
もとから結んでいたフライには最初の一度だけ興味を示したが その後は無視・・・だったので
フライチェンジをし 再チャレンジしてみたらサイトフィッシング成功! 合わせと同時にロッドを撓らせたかと思ったら
ロケットダッシュで手前の大石の下に潜り込んでしまった・・・
OH! もう駄目かと思ったが 引っ張ったり何だかんだしている内に 出てきてくれた岩魚ちゃんを今度は力技でネットで掬って わっはっは〜である



堰堤下に棲んでいたとは思えない程パワフル岩魚

土曜日だけの単日釣行 時計はまだ午後3時半を回った所
もう一本 夕方のハッチに合わせて広い流れを計画していた所に向かい 藪を漕いで行くと 地蜂の巣を踏んでしまった様で
kotakeさんの視界に無数の蜂が現れ襲撃を受けた、彼は4カ所 僕は1カ所を刺されたので 撤収し fujita夫の持っていた薬を塗って
ま 念の為と安全な下流に竿を出してみたら チビッ子アマゴがあそんでくれた



やっぱり小物釣り師 nishide1号でした

尺岩魚をバラシたり ロッドを折ったり 蜂に刺されたり 色々有った今日ですが
また行きたくなるなる流れです





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