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2013年 6月22日(土) 曇り時々晴れ  気温24〜28度 水温15度

久しぶりに流れに立つ時間が出来た、しかも三連休なので木曽の岩魚ちゃんのもとへ
10時 竿を振り始めソラックスダンを流れに浮かべたら 直ぐに美白な岩魚ちゃんが僕を歓迎してくれた



幸先良し!

ところがその次が続かない・・・30分・・・60分・・・90分
少し虫が飛び出したかな〜と思った5分後にようやく2匹目の岩魚ちゃんを手にして一安心
ここから良い感じかも〜と思いつつティペットを確認しフライを新たに結び直した
一つ空振りした後 大場所の反転流にフライを投じゆっくり巻いていくのを じ〜っと見ているが
光線が弱く徐々に遠ざかって行くにつれ見えなく成っていく
と 小さく ”パフ?” そして数秒後にもう一度 ”パフ?” 良型と何度も出逢っているポイントだが大体は黒い影や白い鰭が薄ら見えるのだが
今回はそんなのは見えなかったけど もしかしてと思ってゆっくりロッドを引いてみたら重みが掛かった
”食ってる!けど多分小さいんだろう”そう思って 更にラインを引いてみたらデッカイ影が付いて来たのでびっくり!
でターゲットもそこで異変に気付いたのだろう 力強く元居た岩陰の方に戻ろうとする
5Xのリーダーに6Xのティペットを つい5分前に確認していたのでまあ余裕だろうと思いながらツルッとした岩から流れに降りた時
足元に気を付けていたせいでロッドとラインと岩魚ちゃんが一直線になってしまっていた所に力強い引きが来た
”マズイ!” そう思ったが後の祭り 逃がした魚は大きかった
ティペットが無くなったリーダーの先端を見つめながら「あ〜やっちゃった・・・」と思うだけでなく 何となくこの後もやらかしそうな嫌な予感がした

千載一遇のチャンスを外した後は反応も無くなり林道には先行者の車が見え 更に意気消沈
取りあえずmocoに戻り空腹を満たしもう一度やってみたが・・・う〜ん駄目だ 下ろう

ダム下に下ってロッドを振る事30分 ようやく1匹のスマートな岩魚ちゃんが遊んでくれたので一安心し
これで調子が戻るかと思って進んで行き 大場所に恰好良くロングキャストでプレゼンテーションしながら前進
ドリフトを出来るだけ長くゆっくりと取りながら少しずつ歩を進め 数歩進んだらそれまで散々フライを通した所から”モコッ”と良型がフライを食った
すかさずロッドを煽ってフッキングした感は有ったが 朝に感じた嫌な予感が的中し追い合わせで引いたラインハンドには重みが無かった



ダム下で遊んでくれたスマートさん

その後 堰堤まで進んでみたが崩れたリズムで2度の空振り 再度の移動を実行し 別の支流に向かう

昼位から雲が増え気温が上がらない状況だったが 遂に雨が落ちて来たのでゆっくりやってる暇は無い
この雨がラストチャンスと堰堤下だけに絞ってアタック

mocoのリアゲートを跳ね上げ 雨に負けずに浮くヘアカディス#13を結んだら 流れに向かう
すると 流れ出しに定位する影を発見し 数度目のプレゼンで 影を浮上させ口を使わせる事が叶った
後は悪い流れを断ち切るフッキングとランディングが出来る事を祈って ロッドを立ててみる
”ググ〜!”っとロッドが撓ったので 逃がしてなるかと必死のランディングでネットに収めたら 恵みの雨に感謝
そして写真を撮ったら もう一匹くらい隠れていないかな〜と 周辺にキャストをするともう一匹居た
今度は少し引きを楽しむ余裕も有ったが なんだかさっきの違う高速の抵抗をロッドでいなしながらランディングすると
良型のタナビラちゃんだった



ラストチャンスでリズムをが復活

濡れた服を脱いで着替えたら 道の駅で一夜を過ごした



6月22日(土) 曇り時々晴れ  気温24〜28度 水温15度

夜から明け方にかけ ザーっと降ったし 起き出した6時頃はシトシト振っていた
今回は合羽を持ってこなかったので ヤッケを羽織って半日やったら帰ろうと決め
自販機の暖かく甘い珈琲を飲みながらmocoのエンジンを掛けスタート

昨年から何度も個人タクシーに先行された事のある流れを目指し 早い時間に林道を遡って行くと駐車ポイントは僕だけの物となった
余りにも早いと思い ゆっくりゆっくり用意をしてから 珈琲なんぞ沸かして葡萄パンでのブレックファースト
小一時間を過ごしたら 7時、獣道を下って流れに立ちこみ朝一から昨日の〆を飾ったヘアカディスを結んだ

メインの流れを少し行ったら 脇に緩い流れが見えたのでブッシュをくぐってのファーストキャストが上手く流れると
ゆっくりとした動きでフライに反応した岩魚ちゃんを 一発ゲット! 幸先良しと小さくガッツポーズ



野イチゴはスッパカッタけど 岩魚ちゃんは優しかった

昨夜からの雨が岩魚ちゃんの活性を回復させてくれたようで 2匹目も早々に手中に収めて進んで行くと
3m四方のプールの駆け上がりに良型の姿を見つけたので左岸上流側に回り込んで一投目
数十センチショートしたのキャストがターゲットから離れる様に流れ下ると それに気付いた奴が
追った 食った 乗った バレタ!
う〜ん ミスキャストでは上手くフッキングさせる事が出来ずに反省である

それでも昨日とは違いリズムは崩れずに 沢山の岩魚ちゃんと2匹のアマゴちゃんに遊んでもらって好調は続く



別嬪さんが沢山遊んでくれました

良い調子で折り返し点の3段の滝 逆光に煌めく流れは雰囲気十分 しかし又も やってしまった
反転流に乗ったヘアカディスが 逆光と高波で見えなくなった10秒ほど後 フライの有るであろう辺りで明らかに大物の白い口が水面から現れた
その瞬間慌ててロッドを煽ってしまったため フッキングせずにすっぽ抜け・・・
あ〜今日も肝心な所でダメダメだ〜

一旦上がって下流の堰堤辺りを調査すると堰堤下の流れ出しで元気な奴が流れ下ろうとするヘアカディスを追い食いした
8寸程の岩魚ちゃんだったが 元気元気で上流側へ走り次に狙おうと思っていたポイントも荒らした後
何とかランディングできた

そしてその上 2重堰堤の上段
藪をかき分け岸辺に出ようとしたら 堰堤下の弛みに目測36cmの黒い影が浮かんで居た
ガイドからフライを外して・・・う〜ん藪に絡んでしまった・・・焦って上手く外せないので一旦下がってトラブルを解消したら
更に下流に回り込んで別の方向からアプローチしてみたが、老獪な岩魚は既に何処かに隠れ見えなくなっていた



貪欲にエサをむさぼる育ちざかりのヒレピン岩魚

起床時には早めに上がろうと思っていたが、お天道様が戻って来ていたので、もう一本
昨日ロングキャストで良い線まで行ったポイントをもう一度チャレンジして帰ろうと決め 移動

5Xのリーダーに6Xと6.5Xのティペット そしてその先に#17のソラックスダンで何度も攻めてみたら
遂には反応を得たが 賢いターゲットは今日は口を閉じたままのフライを見に来ただけだった

それでも 堰堤下で1匹 堰堤を超えてもう2匹



白い流れに泳ぐ白い岩魚ちゃん

今回の木曽川釣行は 未だかつてない程の尺岩魚の姿を見る事が出来たが、出逢う事は叶わなかったが
沢山の可愛娘ちゃんが遊んでくれて 大満足の2日間でした



二日間の釣果 岩魚ちゃん沢山、アメゴちゃん三匹が遊んでくれました



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