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2013年 6月22日(土) 曇り時々晴れ  気温19〜27度 水温16度

職場の宿直に当たっている土曜日 川に行くか行かないか迷っていたら
暑い6月 渇水の渓を潤す雨が一昨日振ったので、これは行くしかないと少し早起きして mocoを走らせて行く
ダム湖に近づくと 釣り人風 Xトレイルが追っかけて来るのが見えて あと5分遅かったヤバかったな〜でもこんな釣り人が居るって言う事は
もしかしたら先行者が居るかも?と少しドキドキしながら辿り付いた駐車ポイントは僕を待っていてくれたので 先ずは一安心
後続の Xトレイルは僕をパスして銀色の橋を渡って行った

天気予報では徐々に晴れて来て気温もグングン上がる予報だったが、朝はまだ寒かったが
ソックスウエーダーを履いてウエットスタイルでザバザバ行こうと と む? ソックスウエーダーが無い、勿論普通のウエーダーも持っていない・・・
ま良いかと厚手の化繊靴下の上から普通の綿靴下を履いて ソックスウエーダーの紐をギューッと締めたが それでもまだゴソゴソ
少し不安がよぎったので、足が攣らないおまじないにエアーサロンパスを各所にふり掛けてイザ出陣だ

水嵩を心配しながら林道を行く 多すぎると渡れないし 少なすぎると活性が低い
多すぎる事無く枯れた川を進んで行くと 何時もより早く流れが表れたので 試にフライを浮かべてみたが まあ予想通り何も起こらない
何時も釣り始める辺りにやって来て ようやく反応が有って 9時ジャストに本日のファーストフィッシュと出逢いを果たせた



先ずは1匹 そして もう1匹

良い感じに増水した流れが アメゴちゃんのやる気を UPさせてウハウハに成るんじゃな〜い
なんて いつもながらの甘い考えで進んで行くのだが 結構見切られる、特に良型は賢いみたいで ロッドを曲げてくれるのは15cm前後の奴ばっかり
期待通りに事が運ばないと 考えてもしょうがないがマイナスの原因を探してしまう

釣れ始める前に見つけたミミズの箱のせい、そういえば途中にもまだ新しいコンビニ袋が有ったな
予想より水嵩が多いのと 天気予報通りに気温が上がら無い それがハッチを少なくしてしまっている
一日早かったかな〜なんて思いながら フライローテーションとキャストを繰り返しながら進んで行く


#15のソラックスダンを大場所の開きに慎重にプレゼンテーションするが、見切られ 左岸寄りの流れ込みにプレゼンすると”バシャ”っとチビっ子をゲット
まだ何処かに居そうな気がして 色んな所にフライを投じるが無反応、 ポジションをあげ一つ上のポイントに無造作に投げると
数秒後流れに引っ張られドラッグ掛かりまくりで流下するフライ、そしてその不自然なフライを追う良型が2匹も見えた
失敗した!そう思ったのと、 良型は居るのに今まで反応を引き出せていない って事は フライが違うんだよね〜
そう思って フライを#13デッカイヘアカディスに結び替えて ちょっと時間稼ぎにとさっきまで散々フライを流した大場所にポンと投げたら
一発でフライをひったくって行き 結構力強く抵抗する奴が表れ ムフフと笑ったが シルエットが意外と小さい
少々強引に寄せてネットに掬うと ? ? ? 奇形のアメゴちゃんだった
小さい頃 鮎しゃくりで毎日100匹程のアユを乱獲していた頃に こんな感じの鮎 いわゆる金魚鮎はしょっちゅう見たが
それは養殖の弊害だと思っていた、でも 今僕が手にしているこのアメゴは ほぼ閉鎖された水域での近親婚が原因なのだろう
微妙な気持ちだったが 当たりフライは見つけられたので良しとするか〜



先ずは左岸で釣って 後に右岸で釣ったよ

チョイ前にやらかしてしまったポイントに向かい直し 慎重にデカイヘアカディスを浮かべてみたが
やっぱり一度ミスった奴は 無理だった
でも次のポイントからは ウハウハだろうと進んで行くが・・・ 甘くな〜い

悩みつつもそのまま進んで行き 良さげなポイントに辿り付くと 流芯の駆け上がりでライズを発見
これでヘアカディスがマッチしているかどうかが分かると思い 結構慎重にプレゼンテーション
狙ったライズの主がどれかは分からないが2匹の渓魚がフライを見に来て帰った後の忘れた頃に 少し浅くなった辺りで慌てた感じの反応
すかさづず合わせると ”クク〜”っと小気味良いレスポンスが右手に伝わり ササっとラインを手繰ると
このプールに棲んでいる何匹かのアメゴちゃんが お祭り騒ぎのごとく釣られたターゲットの周りをヒラヒラ舞う
更にラインを手繰ってネットに引き入れると 小降りでは有るが ハッとするほど美しいブルーバックの美しいアメゴちゃんを手にする事が出来た



蒼い流れに棲む蒼いアメゴちゃん

さっきの釣れ方から ヘアカディス#15も???だったので
一番最初に結んでいた ソラックスダン#13がやっぱり良かった気がして、元に戻して釣りあがて行く
すると 百発百中とは行かないが、今までで一番多く反応を引出し 今までで一番高確率でフッキングする様になった



クワの実がなる流れは デッカイソラックスダンが良いみたい

今日の川遊びも終盤
結構容姿良く進んで行ったが ここぞと思う合流ポイントではチビッ子だったので
後は厳しいかな〜と思いながら 左又に進む
今日釣れてくれるアメゴちゃんは 流れの有るザワザワした所が一番多く次いで駆け上がりだったけど このアメゴちゃんは違った
流芯や流れ込みにアプローチしたが反応なく まあ一応と思って流れ込み右岸側の反転流にフライを浮かべると 意外なほど呑気な感じで反応が有って
”あれ?居たのね!”
って合わせると良い感じにロッドが曲がり 諦めかけた最終盤でまずまずのアメゴちゃんに出逢えた

よ〜しこれで気持ちよく 竿を仕舞えるぞ〜と思いつつ 何度もシャッターを切った



良い子が居ましたよ 反転流?いや流れ込みの白泡下に居たのかな?

さ〜て 仕舞うかな〜 と顔を上げたら 直ぐ上に結構そそるポイントが見えたので、そこだけやって見ようと歩を進めると
自然の流れの中にはそぐわない 四角い箱の様なものが見えたので 目を凝らして見ると それは餌ミミズさんの箱だった
”何だよ〜”って言う気分になり 無造作に投げたフライは緩やかな流れを更に緩やかに流れた
何かが飛び出す様な気配は毛頭なく 何となく次の一投に移らず適当にポイント最終盤を漂うソラックスダン
あ〜どうしようか? ピックアップしようか? なんて思っていたら 小さめの波紋が広がり 僕のフライが何者か吸い込まれた

小さな波紋でもしかしたら”なめたん”かと思ったが 一応合わせると引きが重い
少し焦ってしまったが 数秒後には落ち着きを取り戻し約1分間のプライムタイムを楽しんだ
左程大きくない今日一番のアメゴちゃんを最後の最後 餌ミミズの箱の横で手に出来たと言う 微妙に嬉しい瞬間と
今日は結構教育的フライフィッシングが出来たと言う満足感
たとえ明日エサ釣りさんが来たとしても 僕が今日遊んでもらったアメゴちゃん達だけは多分針掛かりしないだろう
そんな思いで 竿を仕舞う事が出来た



ラストポイント・ラストフィッシィ

釣り上がって来る中で ”釣りが好きな筈だが何でゴミを捨てて行くかな・・・” 寂しく感じたゴミを幾つか拾いながら釣りあがって来た流れをmocoまで戻った
時間はジャスト正午

宿直の時間に帰るにはまだ少々時間が有ったので 下流のOK谷に寄ってもうひと遊び
1時間程の川遊びは結構厳しかったが 3匹程のアメゴちゃんが遊んでくれたので 快く竿を仕舞った

拾ったゴミを帰路の途中のコンビニに捨てさせてもらい 今日の川遊び終了です



本日の釣果 アメゴちゃん 二桁釣果



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