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2013年 3月31日(日)   気温11度 水温8度

先週に引き続き 桜の公園にやって来た
朝の薄曇りの中 思ったよりも咲いていない花を見ながら やはり山間の空気は少し冷たく満開にはもう少し掛かりそうだと思った

後の話だが 中日新聞に こんな風に記されていた
「大台辺りに野鳥 ”ウソ” が今年は多く、奴は桜の花芽が大好きで 桜の里公園に出没しているので、例年の様に満開にはならないかも知れない」



春よ〜

そこから1時間 えっちらおっちらデンジャーな林道を時速10km以下で進み どうにか目的地到着
過去この林道は大きな災害が発生した場合は修理していたが、どうも最近は修理してくれない感じ・・・予算が付かないのだろうか?
このまま荒れると 結構な距離を歩かないと 釣り場に届かなくなる日も遠くは無いだろう

流れに降り立ち 1か月使い込んだリーダーに5〜6〜7Xとティペットを継ぎ足し 先日調子の良かったヘアカディス#17を結んだ
最初の大場所で 簡単にヒット! と思ったら 一瞬でバレタ・・・
ま 魚は居るし反応もするんだから すぐに釣れてくれるだろうなんて思って居たら 意外と渋く
気配を悟られ浅瀬から逃げる、見には来るが水面を割らない、食った筈だが空振り、乗ったと思ったらバラシ
岸辺には沢山の足跡が見え ミミズ君の箱が落ちていたりして かなり苛められているみたい

そうこうしている内に雨が降り始めた、最初は小降りで降ったり止んだりだったので 僕の気配を消すのに丁度良いと思って居たが
やっぱり 反応が悪いので フライをソラックスダン#17に結び替えてから ようやく釣れだした
雨が結構降って来たので 背中に入れたヤッケを・・・入れた筈・・・入れてない
無いならしょうがない、このまま早足で退渓点まで釣りあがろうと進んで行くと やはり活性も変化してきた様で
結構調子が出て来た と思ったら
” ピカ!” やばい光ったと思ったら 結構速いタイミングで ”ご〜ろゴロゴロ〜” メッチャやばい
もう一匹釣ったら 竿を仕舞おうと思い 少し焦って遡行したのがいけなかった
飛び移った石の表面でアクアステルスシューズのグリップが感じられず 
”ツルツル!” ”ボッチャン” 沈してしまった

何かいやな感じだったが そのツルツル石によじ登り メインのポイントにひとしきりキャストした後の脇の流れから
良さげなシルエットがゆっくり浮上し フライをパクリ!
一呼吸置いた感じでロッドを立てると ”ググッ” と重みが伝わった
ラインを2度ほど手繰ったら せーのーでごぼう抜きし雨に濡れたネットで空中キャッチ
本降りの雨の中 PENTAX optioW60 のシャッターを何度も切った後 感謝のチューをしてリリース
今日の締めくくりを飾れたな〜と思いながら 竿を畳んだ



沈後のアメゴちゃん

急ぎ撤収しようと 歩いて行くと 旨そうな植物が新芽を広げすくすく成長していた
桜もまだ咲き揃っていないのに 気の早い奴も居るもんだ そう思いながら少しだけ寄り道して写真をパチリ
旨そうだが摘まずにおいて 退渓点に向け歩く



気の早い 山菜

退渓点から崖をよじ登り林道に上がった
昨夜の飲み過ぎが祟って 息は ”ハアハア”  雨の中 沈した事も有って ”ずぶ濡れ” でもう帰るしか頭に無く
とぼとぼと林道を下って行くと 反対側から赤いカッパを来た人の姿が見え?こんな雨の中酔狂な人が居るもんだな〜
でもあのカッパ?もしかして右手にはロッドらしき物?? え! トラちゃん マジで〜!
正直かなり驚いた! そんでもって「ちょっと前の雷知ってる?」って聞いたら 「う うん やばい感じだったね・・・でも来たんだよ」 だって
釣り終了モードが一転 もう一本行くモードにスイッチを切り替え
「ちょっと一旦バック、何しろずぶ濡れでとてもこのままでは行けない、着替えに帰ってから一緒に行こう」とお願いした
トラちゃんには悪かったが 戻って着替えてオニギリを頬張ってから 上流に向かう

朝に退渓したポイントより更に上流 11時半頃に再入渓する頃には雨も小降りになって来たので モチベーションも上がって来た
が 意に反して渓魚からの返答は・・・ やっぱり渋かった
渇水気味の流れは緩く フラットな瀬尻から”ささ〜”っと逃げていく影は見るものの
ここぞ!と言うポイントや このフライだ!と言うパターンはさっぱり分からず なにしろ投げまくる
すると時折反応する気の良い奴が居たりして ”あ〜良かった!” と成るのであった



久々 トラちゃんとの釣り

解禁日に調子が上がって来た辺りも Dちゃんがデカいのを釣ったポイントもやっぱり渋かった
が僕が良いのを釣った大岩に登ったら 小さいながらもクルージングしながらライズするアメゴちゃんを発見
しめしめ と思いタイミングを見計らってプレゼンテーション、上手く着水ゆっくり流下、ターゲットが浮上しフライをパクリ!
”よし!” 小さくロッドを立てたら ”コッ”っと小さな手応えは有ったが 残念ながらフライだけが宙を舞って残念賞だった

あ〜あ と思いながらラインを巻き取りフライをガイドに引掛けながら 周囲を見回していたら
何か右手の泡の溜りでライズした様な気がしたので 試にフライを投げ込んで見たら小さなアメゴちゃんが無邪気に釣れてくれた



やっぱ居るんだよ

ちょっと乱暴だったけど 岩の上からポ〜イとチビッ子を下流のプールにリリースしたら さっきまで見えていなかった良型のシルエットが底の方で動いた
やっぱ居るんだね〜と思いながら ラインを巻き取り先に行ったトラちゃんを追った

その後はポツリポツリと反応が有り 時折ロッドが曲がる
雨も上がって多少はハッチし始めたのか 徐々に調子が上がって来た
肝は遠い目からそーっとプレゼンテーションし ゆっくり流れ下るフライをじーっと我慢しながら渓魚の反応を待つ事
すると 忘れた頃にポコッと反応して 可愛娘ちゃんがロッドを曲げてくれる と言う塩梅だ



フラットな流れの奥から 別嬪さんをゲットします

最終の滝&淵まで あと少しの所で
トラちゃんに”ドン” 僕に”ポコ” っと釣れてくれた

過去の経験では 最終の淵で釣れたのはもっと季節が進んだ5月以降位なので期待はせずに
最終ポイントを攻めてみるが やっぱり無反応
雨も雷も 大したことなく 久しぶりにこの滝まで来れた事に感謝しつつ竿を仕舞い 元来た渓を下って行きました



ラストのアメゴちゃん                蕗の薹の花             ラストポイントとトラちゃん

解禁から1か月 毎週やって来ているM川
渓魚は居るしそれなりには釣れるので良いのだが 出来れば良い雨が降って流れを太くリフレッシュして欲しいと思うのは
僕だけでは無いはずだ
でも 力の弱った山に適度な雨なら良いのだが 少し強く降ると荒れてしまう危険も有る
あれも自然 これも自然 そこで遊ばせてもらいましょう



本日の釣果

TROUT WINDOW 午後 アメゴごちゃん数匹
nishide1号 午前 午後とも アメゴちゃん数匹



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