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2012年 11月 24日(土) 曇り〜晴れ〜曇り  気温3〜17度 水温7度

近くて遠い奈良の天川
今日までに行こうかと思った日は2度有ったが 天候がイマイチだったので先送りしていたら晩秋になってしまった
紅葉はまだ残って居るだろうかと まだ暗い165号線を走って行く道中はまだまだ大丈夫な感じ
少しの期待を胸に 目的の天川に向かったが
道路での温度表示が 3度! 格別に寒い地域だと再認識すると共に 紅葉を諦めた

8時半に漁協に着いて 入漁券を買うと14番、漁協のおばさんが「あら〜nishideさん久しぶり〜 先日30cm位の元気な虹鱒を沢山居れたのよ〜」
とか何とか喋っていたら、直ぐに2人連れがやって来て後ろでそわそわしている
さっさと漁協を出てトンネルを超えた所にmocoを停めて変身
暖かく成って来るかもと思い ロンTにフリースで行こうとしたが タックルを組んでいる間に考え直してヤッケを上からかぶった

先ずは下って陽の当たる岩盤の流れに降りた
ロッドは何故かフライを始めた最初の頃に買った ロッホモア8ft4番に何故か3番のリール
寝ぼけていたとしか思えなかったが まあ良しとして ソラックスダン#15を6Xのティペットの先に結んだ
増水している流れの弛みに 最初の数投でフライを見に来た虹鱒君が2匹居たが 水面を割ることなくUターン
結構好反応な感じが漂って 今日は行けそうな気がする〜 と思ったのは最初だけ
1時間は頑張って見たが 渋い反応に耐えきれず一旦沈めるシステムに変更
それでも20分ぐらいはヒットを得られず 瀬の中からようやく1匹を引っ張り出した

取りあえず1匹釣ったのと その少し前にマーカーに飛びつく反応を見ていたので 今度はデッカイ目のヘアカディスドライでやって見ると
10分ほどで元気な虹鱒君を釣る事が出来た



ニンフで虹鱒 ドライで虹鱒

よしよし 活性が上がって来たので次のプールで 虹鱒祭りだな〜なんて写真を撮って立ち上がると
僕の背後 数mの岸をそそくさとプールに向かうフライマンが一人・・・
唖然としたが 彼が飛ばして行った流れに取りあえずフライを流してみたが 何も起こら無かったので
早飯にでもするかと 道に上がった

駐車したすぐ横は 結構好きなポイント
覗いてみたら誰も居なかったので 飯は後にしてトラロープを頼りに巨岩に降りた
朝は誰かが遊んでいたが その後しばらく空いていたのだろう 直ぐに好反応!
デッカイ口がデッカイヘアカディスに向かい”ババ〜ン!”と来たが 一瞬のコンタクトの後フライが空を舞う
小さいのと1匹遊んだら 又もやデッカイのが”ドド〜!”っと浮上し水面を割った
今度こそ!とロッドを煽るが 今度は空振り・・・ 上手く行かないな〜
その後小さいのをまた釣ったら 僕の立っている直ぐ横に60cmクラスが反転流の底の方に定位している
慌ててシステムを組み換え 何度も何度も沈めてみたが目指す相手は全く動ぜず
暫く他所でちびっ子(と言っても25cmくらい)と遊んで 再度 再再度とチャレンジしてみたが不動の構えの巨大魚に
釣れる気がしなくなったので 正午のお昼休みを取った

実は今朝出掛けに考えたプランでは 午前に楽しく釣って遊んだら 午後は北海道で使った8番のスイッチロッドの練習をしようと持って来たのだが
目論見とは程遠い午前の結果に ロッドを変える事無く午後も間違えた4番でやる事にした

食後 60cmプールをもう一回覗いてみたら 又も空いていたので再度同じポイントに入って
今度は最初っからそいつを狙って デカいドライを5投・・・反応が無いのですぐさま岩井キャスパーに変えてやってみたが・・・
結局釣れずに チビッ子2匹程と遊んだら上流に向かった

フラットな巨大プール 下から順々に見える虹鱒君を狙ってヘアカディスを投じて行くが 反応なく
中盤の岩縁でライズする奴をめがけて遠投したらようやく反応が有ったが フッキングには至らず・・・
少しざわつく後半の流れ込み側でも2度続けて 合わせが決まらなかったので フライをパラシュート#15に変えてみたら
急に反応が上がったし ロッドも曲がりだした
左手上流に良いサイズの影が2つ見えたので 狙って見たら 着水後数秒で水面が弾け躍り上がる虹鱒君を 踊りフッキングでバッチリゲット
いや〜滅多に結ばないパラシュートだが 虹鱒君も今日はこれが好みのようで
その後も流れ込みで 何度もロッドを曲げ 中にはファイト中にジャンプする元気者まで遊んでくれた



レッドバンドの鮮やかな虹鱒君(写真写りはイマイチでしたが)

まだまだ釣れそうな感じは有ったが 少し飽きてきたのと 下手に2人の釣り人が居るのを知っていたので移動する事にした
ロッドを小脇に挟んで 上流に向かい舗装道路を歩いて行くが ポイントごとに釣り人の姿
10人くらいは見ただろうか・・・しかも 行く手の道路を歩く釣り人が見えたので 上流は諦め 朝のリベンジに下流に向かった

下流は上流より流れが激しいせいで釣り人が少なかった(魚も心なしか薄い?)ので難なく入渓し ロッドを振って行く
まあまあのペースで 必殺パラシュートに飛びつく虹鱒君に微笑みながらも進んで行くと
いつの間にか雲が増え日射しが無くなったな〜と思ったら 急に寒い気がしてきた



もうすぐ冬ですね

朝の1匹目を釣ったポイントすぐ上の割と早い流れながら岩盤の駆け上がりに定位する良型を発見しフライにドレッシングを施し
気合を入れた 第1投
良い感じに大きな影の上流1mから順調に流れ下って 奴の視界に入ったと思われる時
影がゆらっと動いて よしそこだ! そう思った瞬間
脇から高速で飛び出した小さめの奴が フライをひったくって行った・・・
何だよ〜と思ったが 寄せてくるロッドに伝わるバイブレーションは?もしかして???
3m程に寄せてみたが 銀色に光る魚体に確信は無かったが アメゴちゃんかも知れないと言う期待は大きく
一旦はネットに手を掛けたが 後方の水溜りが目に入ったので 安全第一ごぼう抜きでそこに確保
近づいて確認すると いぶし銀の魚体にはまるっこいパーマークと控えめな朱点が透けて見える
全く予期していなかった出逢い
冬に向け 渋い色目に変身して行く 渓流の宝石を手にする事が出来た



やっぱ nishide1号はアマゴちゃんが好きです


デッカイ虹鱒君には逃げられたが 別嬪さんに出逢えた嬉しさはそれ以上かもしれない
ちょっと特別扱いし過ぎかな〜とも思ったが 虹鱒君にはしなかったチューを彼女にだけして優しくリリース
良い流れと美しい渓魚 自然に感謝である

その後 もう2匹程虹鱒君と遊んだら 目の前に釣り人 左手には道に上がる階段
もちろん 僕は左方向に歩を進めた



本日の釣果

アマゴちゃん 1匹
アメゴちゃん 20匹以上



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