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2012年 9月 22日(土) 曇り時々晴れ  気温20〜27度 水温16度

シーズン最終まであと残り僅か
この頃に遠征に向かっても 良い思いをした事がないので 9月の終盤はやっぱり地元が良いと思い
M川で何本かをハシゴしてみることにした

先ずは 春に良い思いをしたKM谷に向かったが水量多く入渓を断念し 次は定番のT谷へ
変身しガレ場を下ったら 息を整えつっタックルを組んでフライラインをガイドに通し
3度目使用位のリーダーの先に 5X 6Xのティッペットを継ぎ足した先に やっぱりヘアカディス#15を結んでしまう
ゆっくり立ち上がり足元に2投程してからチョイと上流にフライを置き換え流れに乗せると ”ザバ!”っと来たが
油断し過ぎで完全なビックリ合わせ・・・ 乗りはしなかったが渓魚の反応に心が躍った

少し真剣になって居そうなポイントにフライを送り込んで行くが さっきのは見せ魚だったのかと思うほど沈黙のままだったので
小場所はどうかな?っと思って投じたフライが 次の段に流れ落ちる直前で慌てた様子で石影からチビッ子が飛び出した



増水したせいで サブの流れに避難していたのだろうか?

水嵩の増した流れで 過去何度か良い魚と出逢った思い出がよみがえって来て慎重に進む
ここの開きで超美形の魚 あそこのブッツケで真ん丸パーマーク
そんな思い出とは裏腹に 反応は薄く たまにはフライに向かって来る奴も居たが直前で見切られる始末
そういえば今日は御天道さんの光が弱い、過去の栄光は良く晴れた日だったな〜と思い返し フライをソラックスダン#17にサイズダウン
すると さっき迄は口を使わなかった魚をダマクラカす事に成功し チビッ子と遊ぶことが叶った
そんな風に進んで行くと 何時もアメゴちゃんが何匹か反応してくれるポイントに投じた1投目が下流に流れ去ろうとしている時
影が高速でフライを追って下流に走って ドラッグが掛かり沈んで流れるフライに向かってダッシュ
見えているような見えていない様な感じだったが 影がフライを食って反転したイメージで一呼吸置いてロッドを立てたら
ビンビンにレスポンスが返って来た!
押しの強い水流にとgoodなアメゴちゃんのPowerの相乗効果で ロッドは弓なり
強引に行くのはマズイとラインテンションを保ちながら 慎重に流れに歩を進め流れと流れがぶつかり若干カガミの様になって所で
ターゲットを浮かばせたら さっとネットで掬い上げた
釣ったとは言わない 釣れてくれた別嬪さんに感謝である



やっぱ この谷最高です!

気を良くし 次は過去の泣き尺ポイントでドン!かな〜なんて思いながら
フライの水けを拭き取って 再ドレッシングし流れを遡って行くが 妄想ポイントははチビッ子の反応が2回有っただけ
ま 現実はそんなもんだね

でも その2つ程上んポイントの駆け上がりで1発で ”バシャ!”っと出た
合わせたロッドには重く強い引きが帰って来て 一気に緊張が走りアドレナリンが吹き出した
白泡の底の方に逃げ込もうとする重量級の抵抗を ロッホモア833をしっかり矯めて少しずつ手前に寄せてくる
と???泳ぎ方が・・・ あ〜スレだ〜〜
若干苦笑いが混じったが エメラルドグリーンの流れの中を抵抗する奴は期待したよりも小ぶりでは有ったが
今日一番の大物には間違いなかったので ばらさない様に慎重にやり取りし ここぞと言うタイミングでネットを差し込んだ
スレでは有ったが 無事ネットに収まったアメゴちゃんはプロポーションの良い24cmの別嬪さんだった



も一回言うけど この谷最高で〜す!

この先もそこそこの反応は有ったが やっぱりリズムが少し合わない
と言うか フライがマッチしていないのか 一杯教育されてて気難しいのか
ラスト1時間は ノーフィッシュで一旦上がって お昼前にmocoに戻った

オニギリを頬張りながら 知り合いのエサ釣りさんが春に良かったと言う次なるKS谷に向かう
と 入ろうと思って居た駐車ポイントから工事車両が出てきたので ちょっと進んで枝沢に竿を出して見たが反応ゼロ
さて如何したものかと思ったが 元の駐車ポイントに戻って竿を出して見たら 中々良いじゃん
笹濁りとガレた流れに趣向はイマイチだが 良い場所からドキッとする20cm位のターゲットが反応する
が何故かフライを見に来るだけか 甘噛みするだけでバシッと乗ることが無い
何年かぶりにやって来た流れだけれど ここもやっぱりプレッシャーが結構掛かっているようだ
で フライを小さなパラシュート#18に結び替えたら
ようやくチビッ子が釣れ出した いや釣れ釣れになったが良いサイズは出なくなった
シーズン終盤で こんなチビッ子と遊べると来年の春にまた来ようと思う、そう期待させてもらえるだけでも来た甲斐が有ったってもんだ



渓相と濁りが気には成りますが チビッ子は沢山居ました

午後2時直前 谷の風は涼しく ロッドを立てて居るとアキアカネが停まりにやってくる
季節は確実に秋に向かっていますが
さっき油断して尻餅をついた際 ロッホモアのティップが2インチほど折れましたが
僕はもう一本の流れに向かって移動を始めました



秋です

今日のラストはNM谷
ロッドをJ−Streamに持ち替え 進んで行きます
やはりここも増水していて 何時もは水の無い流れが良い感じの流れになって居ました
暫くは反応なしでしたが、ポツリポツリと手のひらサイズのアメゴちゃんが遊んでくれだし 徐々に期待が高まって来ましたが
それとは逆に 濁りが濃くなって来たような? 山の上の方を見ても雨が降っている様子はないので
不思議な感じのまま進んで行くと濁りは更に濃くなり 渓魚の反応もなくなってしまいましたが
奥の二又のどちらかが濁っているのだろうから 濁りの無い方の様子だけでも見てこようとロッドを振らずに進んで行くと
二又より100m程下流の山が抜けていて そこが濁りの主な原因だった

大台山系は日本で指折りに雨が降る地域、その地域に生まれ育って時間100mmとかの雨なんかど〜って事ないと思って居た僕も
2004年の大災害以降 山の力が弱り 川が荒れる事を認めざるを得なくなった
それから毎年のように 川が荒れる姿を目にし 年々ホームリバーでの釣行も少なく成って来た

濁りの少ない左又に入って行きロッドを振り始めた沢は
昔 藪沢でロッドを振ることが出来ずに入って行かなかった流れだったが 川が荒れ藪が押し流されたせいでフライが投げられる様になった
1匹と出逢えたら帰ろうと進んで行く 1度目の反応を外してから大分来たがドンドン落差が激しく成って来た
もう無理かなと思った所で 待望のアメゴちゃんとの出逢いを果たす事が出来た
原種のアメゴちゃん?大災害前に僕たちの放流した卵から居付いたアメゴちゃん?
どちらかは分からないが 厳しい環境の中 逞しく生きる姿に感動し 写真を撮ったら速やかに流れに戻ってもらった



アメゴちゃん頑張れ





本日の釣果

アメゴちゃん 二桁釣果

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