streamside 1229

2012年 8月 26日(日) 晴れ  気温25〜30度 水温17度

以前から散々木曽の自慢をして 一度行きましょうとkotakeさんに吹聴していたのが 実釣の運びになった
先週の状況からはかなり厳しいんじゃ?と思ったが その時入れなかった流れが気になるのと土曜日なら何とかなるかとも思ったので約束したが
直前 僕にどうしても断れない仕事が入って 日曜の釣行となった

朝6時に我が家を2人で出発し順調快調に高速道路を中津川まで走り 続けて19号を走りながら
”岩魚祭りだ〜” とか ”そんなモン無いで〜” とか ”今日もタクシー居たら如何する?” なんて言いながら目的の支流に滑り込んで
先ずは ワンポイントだけと 奇跡が有るかもしれない堰堤下にチャレンジし
釣れはしなかったが 3度の反応と走って逃げる魚影そして反応しないタナビラちゃんの悠々たる姿を見て
”居るね〜!”とモチベーションを上げたら 本当の目的地に向かって mocoを走らせる

途中に2台の釣り人の車・・・先週と同じパターンに若干嫌な予感はしたが進んで行き入渓ポイント手前のカーブを曲がると
”よっしゃ〜今日は居ないぜ!” と意気込んだ
が 車を停めようと減速し路肩にハンドルを切った時 視界の端っこに黒い車・・・そうです、タクシーがもう少し上流側に停まって居たのです
意気消沈しつつも 余りにも悪い予想通りだったので笑い飛ばして 「今日は綺麗な流れで川遊びdayだな。」と移動して行く

移動した先には 車は無かったが昨日か今日はの足跡がくっきり有ったがそんな事は想定内
夏から秋へ変わりつつ有る乾いた空気の中 透き通る流れにフライを浮かべながら歩く
歩く 歩く 歩く
反応は 無い 無い 無い あ〜
って感じで歩いて行くと 1匹の影が瀬尻に揺れていた
千載一遇のチャンスだと信じ 慎重にヘアカディス#15をアップクロスに投じて水面の弾けるのを待った
1投目 2投目 無視なのか気付かないのか?? だが3投目で”バシャ”っと来たが乗らずに残念賞
でも 何故かその影は流れの中にまだ定位していたので 再度チャレンジしてみたら
何ともう一回”バシャ!” が・しかし・but! 今度も乗らない・・・
でも また同じポジションに戻った岩魚ちゃんが揺れている? 僕は遊ばれているのだろうか???
もう一回”バシャ” 又空振りで もう完全に無理だろうと思いつつも ターゲットに向け投じること数投
又も”バシャ!”っと来たので適当にロッドを煽ったら 何だなんだ〜釣れたではないか?
4度目の正直というか 余りにもおとぼけすぎる岩魚ちゃんに、フィッシングプレッシャーって無かったの?と問うて見たが
勿論返事は無かった



ようやくの岩魚ちゃん

こんな岩魚ちゃんが現れるんなら その内1匹 また1匹と 逢瀬が増えるに違いないと思えて来た
確かに朝よりも少しは反応は増えた様な気はするが、たまに反応する娘たちは疑り深くフライを突っつくだけで
針掛かりする事の無いままに 時間は流れていく



釣れなくても楽しい流れだと 彼は言ってくれた

この流れに竿を出し 何だかんだで1時間半 ようやく2匹目の可愛娘ちゃんに出逢う事が叶った
浅い瀬の中から ヘアカディス#17に反応したチビッ子岩魚ちゃんが 旨い具合にフライを吸い込んでくれたのだ
この機会を逃してはイカンと 高速でラインを手繰ったら躊躇しないで 一気に空中遊泳に持ち込み 足元の水溜りに確保
おしゃまな岩魚ちゃんに 和ませてもらいフレンチキスをさせてもらった後 元居た流れにリリースした



来年も グラマーちゃんになったこの娘と出逢いたい

午後の釣りも 渋い渋い
はてさて どうしたものかと考えながら進んで進んで進んで行った甲斐が有って
ボウズネタ提供も有るかと危ぶんでいた kotakeさんの投じたフライにいきなり
”ガバッ!”
見ていた僕は結構驚き興奮したが、当の本人は飄々とラインをハンドツイストで渓魚を寄せてくる
ローリングで抵抗するそ奴は 銀ピカに輝くタナビラちゃん
今日彼の操る”streamside7ft3in#4 が遂に木曽の宝石を仕留めてくれた
ようやくの1匹に 一番ほっとし喜んだのは 案内している僕だったのかもしれない



木曽の別嬪さん とバンブーStreamside  作者はこの人kotakeさん

僕を喜ばそうと持ってきてくれた Streamside#4は 数年前
僕たちが出逢う以前に彼が作った一振り
何故かしら通じ合うところが有って シューズはリバーガイド ベストはC&F 釣りは僕より断然上手いので僕と行くときはちゃんとリズムを合わせてくれるし
やっぱりこの竿にはアマゴちゃんが似合うとばかりに岩魚ちゃんの多いこの流れで選んで釣った様な一匹との出逢いを演出してくれた
これでふんぎりが付いたので 別の流れに移動してみたが
まさかの満員御礼 入渓点には 車が4台も停まっていたので 流石に断念し もう一度移動
水量多い目で若干濁って居るが もしかしたら奇跡的にデッカイのが飛び出すかもと言う思いで入って見たが
結果 kotake&Streamside#4に2匹目のタナビラちゃんが飛び出しただけで 目論見通りには行かなかった



ひょっとしなかった流れ

堰堤までやってみたが不発 時間はまだ早かったが あっさり竿を仕舞って帰路につく
最近どうも調子の上がらない白い流れに来年は 新規開拓でどっか探し当てねばと考えつつ変身を解く

帰り道 中央道恵那辺りで渋滞8kmとの表示だったが まあ大したこと無いだろうと中津川ICから乗ろうとしたが
料金所を中々超えられないのにしびれを切らして 下道にUターン
ま そっちも渋滞していたので結局は変わらなかったような気もしたが・・・
今日は2人で来てよかった 普段は退屈な車中に今日はkotakeさんの声があった



無事帰りました

帰って数日後
本屋でフライフィッシャーを手にしてみたら ”木曽の透明な流れでタナビラを釣る” なんて記事が載っていた
もしかしたらこれのせいで 渓流渋滞したのかも知れないぞ



本日の釣果

厳しかったで〜す

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