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2012年 7月 15日(日) 曇り後晴れ一時雨  気温24〜29度 水温14度

最近調子がイマイチだった木曽の渓ではあるが、北海道行きの練習も兼ねてスコットを携え向かって見た
増水の流れに大きめのヘアカディスを打ち込みながらロッドのアクションを確認
固い目アクションの3番ロッドに4番のDTラインを乗せ 5X12ftのリーダーに6Xのティペット4ft 7Xティペット3ftほど足した先に#15のフライを結んで
キャストも少しぎこちなく 空振りを2連発やっちまったが 
早瀬脇の浅い所にやる気満々の岩魚ちゃんが居たので、先ずは一安心
よしよしウオーミングアップ完了だ もう少し行けばドキドキの大場所ポイント
この調子を忘れずに行けば其処も上手く攻略できるかも知れないと思いつつ 慎重に歩を進め先ずは流れだしにキャスト
早い流れに小さな反応は有ったが乗らず ま本命場所はその上の厄介なプールの反転流だからと
フライをドレッシングし直し倒木と生い茂る木々を回避しつつ慎重にキャスト
大きな反転流なので 区間を3つに区切って何時もの様に攻めていくと
流れ出しから分かれて時計回りの流れが始まる辺りは何も起こらなかったが
2区間目の流れが一抱えは有る転石の前でフラフラと浮かぶその少し先の石影にさっきまでは見えていなかった白い胸鰭が見える様な
本物か幻か ドキドキしながらフライの行く末を見守り十数秒 波間に残る白ハケの残像とヘアカディスが重なった時
静かに水面に窪みが出来たと同時にフライはマジシャンの手に掛かった様に消えた
”来た!”
そう確信し一呼吸置いてロッドを煽ると ズシッと重い重量感が右手に伝わった
大物の感触は追い合わせを入れた後も数秒間動かず 僕が更にラインを手繰りながら1歩2歩と近づくと
奴も異変に気付いたのだろう 悠々としかし力強い泳ぎで流芯に向かって尾鰭を振って遠ざかろうとする
さて此処からロッドで矯めて至福のファイトが始まるぞとこちらも臨戦態勢だったが あろうことか突然テンションが抜け痛恨のバラシ
直前にティペットも確認していたのだが 6*7の結び目が切れてしまっていた・・・
増水の流れで少しでもスロードリフト出来る様に長めに取ったティペットが裏目に出て まっこと惜しい大物を取り逃がしてしまった

大物のさわりだけ感じ北海道行きの練習だったはずだと反省し ティペットを再度点検し今度は7Xを足さずに6Xの先に#12のデカヘアカディスを結んだ
早い流れにはリーチで対応し進んで行くと
食い気の有る岩魚ちゃんは早い流れの中からデッカイフライに飛び出し ロッドを曲げてくれた
増水を耐え生き残った渓魚の尾鰭は欠損していたが それは危機一髪でなんだかの危険を回避した生命力の証の様にも見えた



生きる力を感じさせる1匹

増水の流れが良かったのか 食い気の有る岩魚がボツボツと遊んでくれる
花崗岩が削れて出来た白砂の堆積したポイントでは透き通る様な美白岩魚ちゃん
大石の影に守られたポイントからはマットなカラーの岩魚ちゃん
少しくらいのドラッグは気にしない大らかな魚がが僕を楽しませてくれる



デカいフライに果敢にアッタック

とは言え強い目のロッドにデカい目のフライでの北海道でのキャスティングに少し慣れてくると
釣行の練習にしては若干サイズが小さいんじゃない〜なんて贅沢な事を言ったバチか
オヒキガエルが雨を呼んだのか 突然の雨 流れに濁りが入りゴミも流れて来はじめた
行くべきか戻るべきか暫し悩んだが空は明るく 目的の3段の滝までもう8割方来ていることも有り
若干の不安は有ったが雨が上がると信じて進んで行くと 期待通り雨は上がって行ったが
渓魚の反応は期待とは裏腹に暫しの沈黙
滝まであと少しなのにこのままでは・・・と思いつつ 浅い反転流に投じたヘアカディスが波紋の中に消えた
久々にロッドが曲がって 滝へのイントロダクションは好感触
って位に軽く思ていたら 若い岩魚の力強さに何度かヒヤッとしながらも無事ランディングした瞬間
”あれ!”
27cm位かと思って居た岩魚ちゃんの尾鰭がネットからはみ出しているではないか〜これはもしかして?
そう思ってメジャーを取り出し計測してみたら 予想を超える大きさの31cm
見た目フレッシュな若い岩魚ちゃんは伸び伸び育った小顔の長身
スコットロッドの強さがも尺岩魚を余裕で釣り上げ 実績を積む事が意外と簡単に成ったのでした



色白の尺岩魚はまだまだ育ち盛りの様だ

そして上がったテンションのまま 滝前のポイントに対峙したが・・・ ま本命場所は次
やっぱりここでしょう! と滝下のプールにしつこいくらいにフライを投じたが うんともすんとも言わずに終了〜
現実は厳しいね〜って ロッドを畳んで若干増水した流れを戻って行く nishide1号でした



深い緑の葉の間に咲く ヤマホトトギス

時間はまだ早かったので 前回嬉し悔しい思いをした堰堤下に期待を込めて挑んでみた
水嵩の増した流れにソックスウエーダーで侵入し スロードリフトで瀬を探ると
育ちざかりのタナビラちゃんが遊んでくれたが ラブコールを送る大物は愛想をしてくれず
16時に納竿
北の大地に向かう準備が少しは出来たのでは と思いながら家路に就きました



チビッ子も大きなフライで釣れる事を確認

HOKKAIDOUに向け 日ごとにテンションが上がって来るのを感じる今日この頃であります



本日の釣果

岩魚ちゃん 7匹
アメゴちゃん 2匹

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