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2012年 6月 8日(木) 晴  気温27度 水温16度

珍しく平日に休む事が叶い 天気もよさげなので遠征する事にし
東名阪は集中工事で渋滞確実だったので福井の打波に進路を決めた
深夜割引を利用し早朝の4時前に久居ICに向かう途中 電光掲示版に「鈴鹿〜四日市重大事故 通行止め」の表示
自分の選択眼を褒めつつ 新名神を走り北陸へ

約4時間の後 目指す流れを眼下にしながら 尺が釣れ情報の載った”kotakeMAP”をもう一度見ながら入渓箇所を決める
平日と有って先行者は見えないが、最初に決めた流れは 結構水が多い
岩魚には水量が多すぎるかとも思ったが、増水好きの僕には”快晴の激流で尺!”なんて妄想が芽生えやって見ることにした
良い流れだが時間が早かったせいか 全く反応が無い
そして2時間半 ゼロ反応で堰堤下までやってきたら、護岸脇の反転流にこっちを向いている 1匹の岩魚を見つけ
慎重にフライを投じたが ヘアカディスの着水音が聞こえたのか 僕の姿が見られたのか あえなく 敗北



大きな本流の堰堤

mocoに戻りながら このままKmapに従い本流を行くか?取りあえず実績のある支流でボウズを回避するか?を考えながら歩き
結果 取りあえずの1匹を選択し 直近の支流M又に向かう途中の本流は原水気味・・・堰堤間で取水や放水のバランスが違うんだな〜と思いながら
M又に入ったら こっちは渇水で逆に釣り辛く 11時半までに2度ほど小さな反応は有ったが 乗らない
あせ焦りながら 少し上流に移動し チャチャットおにぎりを食べて再入渓
堰堤の上から下のプールを覗くと 2匹の良型岩魚が白い鰭を揺らしながら 時折ライズなんぞ見せてくれる
”釣れたらどうやって3m程を上げてくるか?” そんな取らぬ狸の皮算用をしたが
見には来るが帰って行く・・・ フライを何度か交換しても隣にライズする・・・ でその内スクープぢてしまったので
180度方向転換し 本来のアップの釣りに向かうが・・・ こちらも減衰のプレシャーのせいか
3度の渋い反応(食ってなさそう)を空振りし ジ・エンド かと思ったが
未練たらしく 堰堤まで戻って見たら ライズ復活! & 他にも渓魚が上ずって来ている

全体を眺め 先ずは堰堤直下の一番大きそうな岩魚に向けて ヘアカディス#17を投射した
着水→見に来る→見切られる→深みに帰る
岩魚ちゃんたちは 賢く鍛えられている事を再認識したが、そんなシビアな釣りは出来ない僕は事故でも良いからと
そのままのフライで 真ん中に見える比較的小さい目の岩魚を次なるターゲットに選び キャスト
堰堤の上からの釣りなので 大きく回る反転流にフライを乗せても 垂直3mのフライラインが風に吹かれ思った様に流れない
1度見に来た岩魚だったが ドラグのせいでフライが別方向に流れてしまって こいつにも気付かれたか?と思ったが
そいつは元居た場所に戻って Stay
ドライフライがフェイクだとしってて そこに戻ったのかもと疑心暗鬼では有ったが、とりあえずは再チャレンジ
と言うか 何度かキャストを繰り返したら
突然スイッチが入った様に 猛ダッシュで水面を割って 本日 初ヒット!
”ググッ!”とくる反応に喜びつつもさてどうやってランディングするべ〜?
ま最初から分かってはいたが 出来るだけ近くに寄せたら カツオの一本釣りよろしく 強引に上げるしかない
呼吸を整え ”せ〜の〜で〜” で竿でひっこ抜き テンションをなるべく均一にラインを目いっぱい引いたら 更に竿を高く上げると
何とか堰堤を超えて来たので 上手の水溜りに確保
ボウズ危機回避で一安心では有ったが 胸鰭が縮んだ放流された岩魚君だったのが微妙に喜び半減
更に 朝から見えていた2匹に再度照準を合わせてチャレンジしたら、時合が良く成っていたのか
”ガバ!”っと来たが そんなに甘くはなく フライは宙を舞った



放流君に出逢うまで 遠い道のりでした

それではもう一度本流に戻って M又合流の少し下から入ってみる
緩い瀬にヘアカディスを放り込むと 1投目から何と ”ガバッ!” 先ほどまでの苦戦が嘘の様な反応にビックリ
ま フライは口に入らなかったので ロッドは曲がらずに 油断したな〜と反省するも
次のポイントであっさりヒット、しかもその次のポイントでも 瀬に付く元気者が上下左右に走りようやく岩魚釣りらしくなった
連続ヒットは嬉しいのだが この岩魚達も胸鰭が縮んだ放流君のようで、う〜んヒレピン君は何処に〜



どうも最近橋の上から放流した感じ

パコパコ放流ポイントを過ぎると 反応は無くなったが走る魚の姿は無くはない
本流の調査を主体に もしかしたら尺と言う甘い考えで来た本日の釣行だったが、 ボウズの危険を回避し何匹かの放流君と遊んだ後
次なる狙いは ヒレピン君
1時間が過ぎ 岩魚君は何処に〜って感じになった時 遂にヒレピン岩魚と結ばれた
緩い瀬の沈み石の頭にフライが差し掛かったら静かに波紋が広がってフライが消えたので
一呼吸おいてロッドを煽ると”ギュイ〜ン!”と 力強い引きが右腕に伝わって来た
ネットに収めるまでは ヒレピンかどうか不安だったが、期待通りのヒレピン君 26cmをゲットした
よ〜し 更なるサイズアップを狙って ティペット周りを点検し悪い所は改善し 前進して行く

大きなプールで見える岩魚が時折ライズ、狙って見るも賢い様で近づいては来るものの口は使わず
かと言って逃げていく訳でもないので ”こんな小物は僕の狙っている奴ではないさ!”と捨て台詞を吐いて前進
反転流の最終 コンクリート塊の脇でも1匹定位しているのを見つけ イタダキマ〜ス とキャストしたら一瞬で気づかれ 深場に消えて行った
プールの直ぐ上の瀬にヘアカディスを流すと 一発でやる気の岩魚君が飛び出しヒット
さっき見切られた奴より 大きいわ〜 と見える魚に対して負け惜しみを言いつつ 気の良い岩魚君に感謝
そして何て事の無い瀬から もう一匹 本日MAXの27cm程の ヒレピン岩魚君が釣れた



ヒレピン君は居付きか放流から成長したのか? 居付きだと信じていますが!

15時半 普段なら竿を仕舞う時間だが、今日は200m程先に見える堰堤までもう少し頑張る
沈黙の時間が続き ようやく堰堤下のポイントで2匹の岩魚を見つけ 順に狙って見るが ダメで 反対側の流れの緩い方に移動しフライをキャスト
着水後10秒ほど漂ったフライ ”ザバ!”っと白波が経って ロッドが曲がる
「最終で尺か?」なんて淡い期待はしたものの ロッドに伝わる力からそんな感じでは無いことが分かったが
最終の1匹を慎重に取り込むと この堰堤下のコンクリ脇に長く居る魚の様で 体にコケかカビの様な深緑のシミが有った



ラストフィッシュは寂しげ

もう一つ上に小さなスポットが有ったのでソコにも念の為フライを浮かべたら ジャンピングで反応したが フライは宙を舞って本日終了
予想外に厳しい平日の釣りでした



今回の釣果

nishide1号 岩魚ちゃん 8匹

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