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2012年 5月 5日(土) 晴れ・曇り  気温25度 水温14度

お昼前に帰省、お墓詣りをして昼食を食べたら
こんな良い天気に川に行かない訳も無く半ズボンにタイツ姿の夏仕様に変身し日焼け止めを塗ってから 奥に向かった

昨秋の台風で壊れた林道の工事が始まっていて予想外の通行止めと成っていたので、その手前から暫く歩き
月初めに降った季節外れの大雨の影響で 増水してはいたが流れは清冽で新緑が一層眩しく感じる流れに降り立つ
いつどこで大物が飛び出してくるかとドキドキしながら少し大きめのヘアカディス#15を流れに乗せて行くと
半時間後 逆光で見えなくなったブロック積脇の駆け上がり辺りを流れているであろうフライをピックアップしようとしたら
ググッとロッドがしなり ”お〜デカいかも?” と重い引きを寄せてきたら デッカイカワムツ君だった



鯉のぼりの様な 髭カワムツ君でした

まあこれもご愛嬌と思いながら 進んで行くがやはり水量が多すぎるせいか渓魚の反応は無かった
淡々と進むべきか ねちっこく丁寧に行くべきか悩みながら フライを投じていく
畳1帖程のポイントに 数投し「やっぱ出ないな〜」と思いながらもう2投
ラインを巻き取りながら一歩前に出た瞬間 ”ザバッ”っと来た
”あか〜ん” ラインはゆるゆる合わせは遅く 絶対逃がしたと思ったが それでもラインを手繰って行くと魚信は残って居たので
”グッ ググッ”と手ごたえを感じたら 一気にごぼう抜きし宙ぶらりんにしておいてから ネットを水に浸してから受け止めた



ファーストフィッシュは藤と共に

その次は 小一時間後 ネタをばらすと本日のクライマックスがやって来た
大場所の駆け上がりで先ず一匹を掛けると 次は中央の反転流がゆっくり回る辺りで空振りしもうダメかと思ったが
反転流には何匹か居たみたいで ”モコ!”っとした当たりで 2匹目をゲット
気温は最高潮に達し ハッチも増えたため渓魚のやる気が上がったに違いない



釣れ釣れ劇場 開演か?

この先 バンバン釣れて ひょっとしたらデッカイメモリアルフィッシュなんて妄想も膨らんだが
現実はそんなに甘くなかった



デッカイストーンフライ 4cm


一旦下って右又にチャレンジ
早々に早瀬の駆け上がりで別嬪さんにであえたので 又も妄想は膨らんだが
これまた 妄想でその後は沈黙”チ〜ン”だった



花咲く流れ 別嬪さんは早い流れに居た

翌朝 別の流れも様子を見てこようと9時頃に神社を超えて更に奥に向かうと
1台の車が有ってそのすぐ上で 2人連れのフライマンらしき姿を見た
僕は更に10分ほど上流の定番ポイントに車を止め 歩き始めたら もう1台釣り人の様な車が上がって行った
”みんな好きだね〜”
と思いながら流れに立つと昨日とは違い薄曇りにヒンヤリした風
ソックスウエーダーはミスチョイスだと思ったが それしか持ってきていないので仕方がない
時間が経てば少しは暖かくなるでしょうと 薄く期待し竿を振って行く
此処の流れは 魚影は濃いがちびっ子が多い流れなので 今日はソラックスダン#17で進んで行く
蜘蛛の巣も多く フィッシングプレッシャーは薄いと思いながらも 水量多く早い流れの中
渓魚が留まれそうなポイントを丁寧に探って行くと、小さな反応は有るが乗らない
それもその筈、ようやく釣り上げた渓流の宝石は小さな小さなチビッ子アメゴちゃん 体長7cm
小さく美しい娘に チビッ子釣り師nishide1号の腕はまだ健在だな〜と独り頷いた



なんて可愛いのでしょう

時間は経つが 気温もハッチも好転せず もちろん釣果も伸びず
11時を少し回った所で 出逢った1匹を潮とし 竿を仕舞った

帰り道 ”パラッ” と雨が落ちた
帰って 昼食を食べていたら 雨と風が激しくなった
食後 雹が降った
ニュースでは 茨城県で竜巻が発生し驚愕の映像が流れ 目を疑うような被害が起こった

日本の四季が年々変わって行く気がするのは 僕だけでは無いはずだ



二日間の釣果

nishide1号 アメゴちゃん 7匹

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