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2012年 4月 13日(土) 曇り  気温13度 水温9度

先週取りこぼした デッカイアメゴちゃん回収を夢見て 今日もやって来ました
山の桜も 下流域に遅れる事1週間で良い具合に咲いてはいましたが、残念ながら天気は曇りで気温も寒い目
今日のアメゴちゃんのご機嫌は如何に? そう思いながら流れに立った



桜咲く曇天

お天道さんが遠い感じの今日は ハッチも薄く 中々ファーストフィッシュとコンタクト出来なかったが
釣り始めて1時間半後 ようやく手のひらサイズのアメゴちゃんを手にする事が出来た

小さな瀬の開きで ソラックスダン#17を咥えた渓魚は ちょっと奇形で左右のエラブタが縮んでいた
閉鎖されたダム上の流域なので血が濃くなりすぎ 奇形が発生したのだろうかとも思った



最初の1匹は 少し意味深

1匹釣れたら 次々行くかと思ったが そうは問屋が卸さず
チビッ子反応は有るものの 乗らないまま小一時間が過ぎて ようやくヒットさせた渓魚は
ち〜さい ち〜さい 7cmのアメゴちゃん
さっきからの反応はこの子達なんだな〜 と再生産して此処で生まれた初心なアメゴちゃんに喜びを感じつつも
今日の目的 幻の大物には程遠そうだな〜と 少々諦めムード



可愛いでしょ!

そんなこんなで 11時半 目的のポイントに到着したが、相変わらず日射しは遠くハッチもチラホラ程度で有ったので
ベストの背中からオニギリを取り出し 水面を注視しながらのランチタイム
なるべくゆっくりご飯を食べてから 結節を確認し フライもCDCダンに交換したが 水面の状況は半時間前と何ら変わらない

待つ と言う行為がメッチャ苦手な僕にしては 我慢したもんだと 立ち上がってラインを伸ばして行く
そして 薄い期待の中でフライを流れに浮かべてみたが やはり何かが起こる事は無かった

それでも 少しはお魚たちのランチタイムがやって来ていた様で
釣りあがって行くに従い ポツリポツリと釣れると共に少しずつサイズも上がって行った

先週は入れなかった 二又の左側に進んで桃色に 咲いた桜の花を左岸に見ながらの
最初のポイントで 何投かして釣欲を忘れかけた時 ”サバッ!”と大きめの波紋が広がった
合わせを忘れるぐらい気が抜けていたけど 超遅合わせでも気の優しいアメゴちゃんは フライをバックリ飲み込んでくれたので
ロッドが撓り 口をついて 「お〜バレテ無〜い!」 と思わず微笑む
今日初めてと言っても過言でない強い引きで ロッドをグイグイ撓らせ ネットインも2度ほど嫌う元気者
楽しみながらネットに導きいれたその姿は ビューティフル
スアイル抜群 色目しっとり の真ん丸パーマークっ娘
嬉しかったでありんす〜



嬉しい真ん丸パーマークとの出逢い


もしかして この先は楽園かも? そんな風に思いながら
進んで行くと ポイントを5っ行くと1匹釣れるぐらいの 好調ぶり
進んで進んで 崖の様な流れを超え 進んで 少しフラットな流れに遊び また進む
何処まで行っても アメゴちゃんが遊んでくれるが、サイズはみんな十数センチ
奥に行けば行くほど 原種っぽい容姿かと思えばそうでもないし巨大化する訳でもない
”その内その内”とどんどん行くが やっぱりコンスタントだ



朱点の殆ど無い蒼いアメゴちゃん  朱点バッチリの里川風アメゴちゃん        まだ途中の景色       リリースしてものんびり渓魚

いつの間にか まだまだガツガツ釣っていた頃に2度ほどたどり着いた事のある二又までやって来て時間は16時前
流石に帰らねばと竿を仕舞った
う〜ん 奇跡は起こらなかったな〜

久しぶりにかなり上流まで詰めたので、帰り道は
”あ〜そうだそうだ、この辺は昔のまんまだね!”と過去の記憶が思い出される風景に再会し
自然と共生していた先人の知恵などにも 感服しながらの帰り道でした



たぶん僕の生まれる前から 先人によって積まれた石積

デカアメゴリベンジ等と言う妄想は毎度の事ながら砕け散ったが
自然の奥深さと人の営みを垣間見た今日の川歩きでした



今回の釣果

アメゴちゃん 18匹

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