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2011年 9月25日 (日) 曇り時々雨 気温25度
今期も残り僅かになって来た頃に 台風が続け様にやってきて 三重県南部や大台山系に大量の雨を降らせた
今日も天気予報は微妙な感じで有ったが、dunkeld中村氏と共に川の様子を見に高速道路に乗った
当初はM川予定でWR-n1を走らせていたが、山に掛かる雲を見ながら行き先をO川に変更
高速を降りて本流を見る限りではかなり荒れては居るものの何とかはなりそうな感じ
国道を右に折れ 支流沿いの道を陥没箇所などがないか慎重に上流へ
定番の駐車スペースに停車し変身するが、合羽を着るほどでは無いだろうと甘い予想で流れに向かった
流れにフライを浮かべて行くと 水面を揺らす影は有るものの
速い流れに翻弄されその影が何者か確認は出来ないが 反応の仕方や時折キラキラっとする感じは本命っぽい
で その娘が本命だと確信できたのは午前9時
激しい流れでは有ったが反転流とのハザマに上手くとどまったヘアカディス#15に向かって水中から真っすぐ飛び出した魚体は
確実にパーマークを冠したアメゴちゃんだった
が! 避けられたのか?外したのか?フライは相変わらず水面に漂い続けている
Dちゃんと顔を見合わせ ”なはは〜見た〜?”っと笑い合う
でも もしかしたら もう一回出るかもと ヘアカディスをドレッシングして少々粘ってみると
10投目くらいで奇跡が起こった
今度はジャンピングではなかったが、上手く咥えてくれたお陰でロッドは弓なりになって僕の胸は躍った
速い流れを跨いでいたので 彼女とのやり取りを楽しむ余裕は無かったので 一気にゴボウ抜きし
空中遊泳を数メートルさせた後 岸辺の水溜りに確保した
台風に耐え 増水後の流れに順応し魚体を銀色に変化させた18cm程の別嬪さん
彼女と出遭えて嬉しかったし渓魚の逞しさにも感動した
良い娘が残ってくれてました
1匹と出遭えたらもう安心
余裕を持って釣り上がって行くと地合いが良くなって来たのだろうか、今まで乗らなかったちびっ子達もヒットし始めた
10cm前後のチビッコアメゴちゃんがフライに飛び出し 3〜4回反応したら1度位はヒットするようになり
中にはもう少し大きな娘も混じる様になて来た
Dちゃんです
調子が出始めた頃 雨が強くなって来たので僕は傘を差しながら釣って行き
Dちゃんは木陰で雨を避けながら付いて来ていた
彼が木陰から「久しぶりにやっても〜た〜竿折った〜」と言いながら出てきたので
「雨が強く成って来た時に上がったら良かったね。」と言いながら一旦上がる事にした
お昼までにはまだ時間が有ったので、WR−n1を東屋まで移動させて
Dちゃんは予備のロッドにタックルをセットし直し再度入渓
雨は上がってもう傘も必要なく 渓魚の反応も良い感じ
だが現れるのはチビッコばかり、良形の娘たちは何処に隠れているのだろうか?もしかしたら台風で流されちゃったのだろうか?
でも1度だけチャラ瀬から走り去る20cm程の魚影も見る事が出来たので、生き残っている事を信じ更に進む
お昼前の最終地点で Dちゃんに奇跡の1匹が舞い降りた
チビッコ釣師nishide1号のお株を奪う 6.8cmのチビッコをゲットし ”OH!”って感じ
僕も負けじとヘアカディス#17を流れに浮かべると 良い感じのチビッコが釣れたが残念ながら8cm程
ではもう一匹と Dちゃんがやってみると 最上流部でお兄さんクラスのアメゴちゃんが飛び出した
”居たね〜!” チビッコばかりで心配もしていたのだが大丈夫そうである
ちび@ ちびA 兄B
秋の風を感じ 東屋でお湯を沸かすと温かいラーメンが嬉しい
そして渓魚の残るこの流れが健在な事を喜び合い ラーメンスープをすする
午後も大きくは移動する事無く この支流で遊ぼうと少し下ってから入渓
朝入った所では釣れなかったカワムツ君が反応する事が多くなったが この区間でもちゃんとアメゴちゃんが残って居る事が確認出来た
その娘は 今日一番の食いしん坊娘らしく お腹がぷっくり膨らむグラマーちゃんだった
台風後の流れから飛び出した元気娘
もうひとつ下って本日の〆をやってみるが 下れば下るほどカワムツ君アタックが増えた
がそんな中でも何とかアメゴちゃんと出遭う事を叶える事が出来た
普段はサラサラと流れる力弱い流れだが、台風や大水には耐性があるのだろうか
今回の台風の災害では小さな沢が抜けたり土砂ダムが出来たりと目を疑う事実もニュースになっている
幸運にも今年もO川は渓流魚の棲む流れのまま釣りシーズンを閉じそうだ
ラストフィッシュもチビッコ〜
竿を仕舞ったら 帰りは一般国道で本流の状況をチラッと見ながらゆっくり帰り
藤が丘食堂で”ジュージュー”と若鶏を焼きながら今日の反省会を行いました。
今回の釣果
2人で アメゴちゃん 10匹くらい