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2011年 8月 13〜14日(お盆) 晴 気温32度 水温21度

暑い! 普段なら街から田舎に帰省してきたら結構涼しいものなんだが、 今年は田舎も暑い!
墓参りを済ませ 昼食を済ませてから 半ズボンにソックスウエーダーとウエーディングシューズを履いて
タックルポーチを軽く引っ掛けお気軽川遊びに向かった

最初の大場所で1投目に”バシ!”っと反応し元気な引きを味あわせてくれたのは
オレンジ色に染まったヒゲカワムツ君だった



夏の使者

苦笑しながらも ヘアカディス#15を流れに放り込みながら
ま その内にアメゴちゃんも釣れるでしょうと 台風6号で大きく様変わりした田舎の流れを進んでいく
2時間が過ぎそれらしき反応が1度だけ有った1本目の流れから上がって2本目の流れに移動

こっちの流れの方が実績も高く そろそろ本気で釣ろうかな〜なんて言いながら
ヘアカディスにドレッシングを施して キャスト開始
この岩周りとあの橋の下は絶対に反応するだろうと信じていたポイントでも 釣れるのはカワムツ君
いよいよ やばい気がしてきたが、僕の力でどうなる物でもないので アメゴちゃんの存在を信じ ひたすら進むしかない

大岩の小プールを曲がると 200mほど先に今日の退渓点の堰堤が見えた
残る好ポイントは堰堤下のプールを含めても数箇所しか無かったので 小場所も更に丁寧に行く
と その大きい目の小場所にクイルボディのCDCソラックス(少し前に結び換えた)がナチュラルに流れ数秒後
小さなライズリングにフライが吸い込まれたので またカワムツ君かと思ったが
”ギュイ〜ン!”
引きが別格間違いなく本命のアメゴちゃんだ!
小さな浅い瀬でゆっくり遊んでもらう暇は無く ラインを2度手繰ったらネットを流れに差込み
手にしたアメゴちゃんは 予想外の良形
長い長いトンネルを抜けたような安堵の気持ちと 感謝の気持ちが込上げて来た



美しいM川の宝石

もう上がっても良い位の気分であったが、一応堰堤下までやってみた
ナメタン(アブラハヤ)が1匹釣れた



昨夜は沢山飲んで よく寝た    やっぱり田舎の夜はは涼しい
朝一旦目が覚めたが 2度寝して あ〜のんびりゆっくり

炊き立てのご飯と味噌汁で朝飯を頂き、ゆっくり用意をしたら今日は右又に行ってみる
昨日の流れは白く清冽だったが 今日の流れは苔むしたまったりした感じである
昨日の経験からあまり期待はしていませんでしたが、竿を振り始めて4つ目のポイントでフライを見に来た渓魚が見えた
小さめのヘアカディス#17はお好みでは無いようで、水面を割ることは無かったが美形な姿を見ることが出来
僕のモチベーションを上げるには十分な効果が有った

カワムツにフライを啄ばまれつつ ドレッシングをしつつ 進んで行く
何て事のないプールの流れ込みにフライが着水するや否や 水面が弾けたので反射的にロッドを立てたら
明らかに力強く 水を切って走る速度も明らかに本命だ
元気なアメゴちゃんだったが、僕のリーダーティペットも結んだばっかりで全然大丈夫
グイグイと引っ張って ネットで掬ったら 今日は早速一安心
元気な可愛娘ちゃんは 必死に逃げようとネットの目に頭を通してチョイヤバだったので、小さな閉鎖水域に確保し直し
今日も嬉しい写真撮影だ



賢い魚も居るが 暢気な魚も居る

そして半時間後 岩盤を削って走る流れの中
浅い目のプールの流れ込みに浮かぶフライの下でギラッとしたような気がしたので、フライのお化粧直しをした後
出来るだけスラックを入れてプレゼンテーション
1投 2投 3投 何も起こらず???だったが 4投目でバシっと来た!
若干追い食いっぽい出かただったので、バレルナヨ〜と祈りつつロッドを操り下流の浅瀬に誘導したらしめたもの
昨日はあんなに苦労してボウズ寸前だったので 今日の流れは全くの想定外で またも美形アメゴちゃんと出逢えるなんて
そう思いながら ランディングネットを背中から外し ゆったりとランディングを完了
惚れ惚れするような 美しい渓魚がネットに横たわった



餌つりさんの得意そうなポイントから 美形アメゴちゃんが遊んでくれました

一つ食わせ損なった後 堰堤まで残り100m程のなんてこと無い瀬の流れ込み
ヘアカディスが着水したら ”1・2・3でダ〜”っと水面が弾けロッドが弓なりに撓った
夏の渓魚は肩やヒラキでは無く 酸素の沢山流れる流れ込みに陣取っているのだろうか?
そして 目の前に餌らしき物が見えたら思わず飛び出してしまうのだろうか?
なんにしろ 半時間置きにアメゴちゃんが流れから飛び出して来てくれ、尚且つサイズが順番に大きく成って行くなんて
釣り人冥利につきますな
ランディング途中で 鼻先にチョコンと引っ掛かった小さめのヘアカディスが見えたが
ま 外れたらそれはそれでしょうがない、顔が見えただけでも嬉しいジャン
なんて 釣れてるからこその余裕で 慌てず騒がず気楽にやっていると 逆に上手く行く事も多々ある
今回もそうである
美形 良型の別嬪さんがランディングネットの中に横たわり 美しい容姿の全貌を僕に見せてくれている



M川の力はまだまだ残っている

堰堤は何も起こらなかった
やっぱりそう言った大場所は沢山の釣り人に攻められ続けて 結局は魚が居なくなってしまうのだろうか
堰堤を越えた 小場所が連続する流れ ここにもアメゴちゃんの姿を確認することが出来ず
雨が落ちてきたので お盆の川遊びを終了 竿を収めた

そこそこ良い釣りでは有ったが、チビッ子反応が全く無かったので
寂しくも 心配な 故郷の流れでした



2日の釣果
アメゴちゃん 4匹

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