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２０１1年　７月　17日（　）　晴 気温　度　水温１6度

先日までは意外と涼しく　夏はまだ先なのかと思いながら日曜のＭ川にやってきた
ダムの上の車止めには既に２台の釣り人車が有ったが　多分上流に勝負に行っているだろうと　一番近い所から流れに降りた

大岩の上で流れを見ながらタックルをセットしていたら　”ジジジ”　と弱ったヒグラシが足元に
こんな所でも　夏を感じながら　蝉フライなんか持ってないからな〜とヘアカディス＃１７をいつもの様に７Ｘのティペットの先端に結んだら
ゆっくり立ち上がって　流れに目を移す



夏の使者

ダウンクロスの位置に　本命らしい影が見えたので　”しめしめイタダキか〜”　とキャストをしたら
２度見に来たが　水面を割ることなく　姿を消した
ま　そんなに甘くは無いよね〜っと大場所の色んな所にフライを浮かべていったら幸運にも
流れ込みのど真ん中　流れて行くフライを白泡の中から影が追っかけて　水面が割れた
追い食いだったので、気持ち遅い目に合わせて見たら　ロッドがギュイ〜ンと弓形だ
ロッドを操りながら　大岩の上から下流のランディングできるポジションまで慎重に移動して　膝上までの流れに足を付けたらもう安心
背中のネットを左手に取って　流れに一旦浸しふやかしたら　さあ勝負
良型のアメゴちゃんをグイッと引き寄せると　彼女も最後の抵抗でギューんと遠ざかろうとする
そんな遣り取りを何度か楽しんだ後　無事にネットに収まったアメゴちゃん
その下顎には小さなカディスフライがチョコンと掛かっていた



蒼く美しいＭ川の宝石

いつも釣れない最初の淵で　美しい１匹と出逢えた事で　”もしかして今日はウハウハか？”　と妄想は膨らんだが
直ぐ上の砂地にくっきりと残る足跡とともに　反応は渋く釣れない時間が小一時間・・・
ゆるりとした大場所は釣れるとは思えなかったが、遠い目から気楽に投げたフライは３投目で渓魚に吸い込まれた
予想外の展開に若干合わせが遅れたが　ラッキーにもラインがピーンと張ってその先には良型の影が見える
高速でラインを手繰りながら　僕も流れに入ってランディング
優しそうな顔つきの可愛娘ちゃんに　期せずして出逢えた



賢い魚も居るが　暢気な魚も居る

若干の増水の流れに　ハッキリとしない天気は気温も上がらずハッチも疎らだ
相変わらず足跡はくっきりだが　時間が良くなってきたのだろうか　毛鉤を追う影が少し増えた気がする

ヨサゲなプールを丁寧に攻めたが沈黙だったが　上流に移動しながらサブの狭い流れ込みにヘアカディスを一応浮かべてみた
と　直ぐに水面が弾けて重い引きが右手に伝わる
さっき上がってきた大石をもう一度プールの脇まで戻り　楽しい遣り取りを経てまたまた美しいアメゴちゃんを手に出来た
先ほども言ったが　とても活性が良いとは言えない今日だが　何故か別嬪さん率が高い



餌つりさんの得意そうなポイントから　美形アメゴちゃんが遊んでくれました

その後も　ココゾと言うポイントでは反応しなかったり　反応しても見切られたりで
どちらかと言えば竿抜けポイントでの出逢いが多かった
チビッ子が”ピチピチ”遊んでくれなかったのは残念だが　お姉さんが艶っぽく遊んでくれて
正午過ぎ　終わってみれば結構良い釣りが出来たのかな



Ｍ川の力はまだまだ残っている

蜉蝣やトビケラの姿よりも　オニヤンマやミヤマカワトンボの飛翔が多く　夏が近づいてきています
一里一匹



本日の釣果
アメゴちゃん　６匹