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2011年 6月2日(日)   気温18度 水温?度

台風が行った
奇跡の大物を夢見て ホームリバーのT谷にWR−n1を走らせると幸運にも先行者の車はなく
”良いかも!”
そんなドキドキ感で流れに降り立ったが
増水した流れは滔々と透明に流れるばかりで もう少し水量が大人しくなる2日後ぐらいが良かったんだろうな〜って思った

それでも少し温かくなって来た1時間後には 大場所の最終部 流れ出し手前の石の頭から
”ピシッ”っと素早い反応が手に伝わり 可愛娘ちゃんと出遭う事が出来たので
幸せな気分が膨らんだ



ジンクリアな流れから 飛び出したチビッコ

1匹出遭えたら 案の定反応は上向き ポツリポツリと銀ぴかのアメゴちゃんが水面を揺らし
時にはじゃんピングで僕のフライを口にする

この流れに磨かれ 美しく光る魚体、更に丸っこいパーマークが愛らしさを倍増させたアメゴちゃんたちのバイブレーションが
右腕から心に届き 頭の中の濁りをも浄化してくれるみたいに
水面を見て水中とアメゴちゃんの動きを想像する意外は何もない
そして 何度かの想像の内 稀に僕の思い描いたストーリーが実を結ぶと 更に水面しか見なくなる
そんな幸せな時間が ここには有る



幽玄な流れに ギンピカのアメゴちゃんと戯れる

とまあ 格好良く書いては見たが、実際はもっとガサガサしたイイカゲン良い加減な川遊びで
バックで枝には引っかかるわ 空振りして天を仰ぐわ
楽しい でも徐々に砂利で埋まって行く流れに寂しさも感じながらヘアカディスを浮かべ進んで行く

一番のお気に入りポイントで”ここを流れここでドン!”と想像して投げたフライが 思い通りの展開を見せたが
妄想で見た 巨大アメゴちゃんにはまだまだ届かず
”大きい女王様は奥に居るに違い無い”と投じるも 其処はお約束のように沈黙だった



お気に入りポイントで

季節は徐々に夏に向かって行ってはいるが、今年は3・11が有ったり雨が多かったりで晴れやかにならない
それでも 何事も無く空木は花を咲かせる
ちっぽけな草木の方が 欲を持った人間より遥かに美しい



毎年毎年 白い花を咲かせます

釣欲がほぼ満たされ自然体に近づくと 何故か渓魚たちも良く遊んでくれる事が多いのは気のせいだろうか
正午近くの半時間で 3匹ものアメゴちゃんが遊んでくれた時 そう思った
最終ポイントで 合わせ損なった時にも 笑って感謝、自然に感謝



梅雨の到来を告げているのだろうか

いつまでも この流れが美しい事を切に願っています



本日の釣果

nishide1号  アメゴちゃん 7匹

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