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2011年 5月15日(日) 晴れ  気温11〜25度 水温13度

昨日より今日が水量も落ち着いて きっと良い川遊びが出来るだろうと
kotakeさんとfujita夫を誘って 今日もM川最上流部へ
昨日と違うのは ダム湖のトイレに寄ったのと 最終を右に曲がるだけで後は殆ど同じスケジュール
期待と不安を胸に 目的の駐車ポイントに・・・げげ!既に車が・・・しかも5台もある〜!
一応降りて確認しては見たものの 確実に3台は釣り人の車だったので、ここを諦めて今来た道をスゴスゴと引き返す
(後で聞いた話では、友釣り解禁だった昨日の調子が悪かったので アメゴ釣りに変更した人が居たらしい)
エスケープしながら目的地をG又に再設定し 半時間強の切ない移動、しかも次も誰か居たらどうしようと言う恐怖に慄きながら

お〜ラッキー ここは空いていた! 下がっていたモチベーションが復活しソソクサと変身そして歩く
ここは昨年 fujita情報で渓相が悪化し水が無くなりつつあると聞いていたので行かなかった流れ
でも先日の雨が渓に活気を与えてくれただろうと、プラス思考で2年ぶりの釣りに期待をしていたが、行けども行けども水が出てこない
2年前の平水時よりも200m程上流に来てようやく流れが現れ 同時に水中を走る影を見た
「居るよ〜」と言いながら先ずはkotakeさんが竹竿を撓らせ ちびっ子アメゴちゃんとご対面
『流石〜!』 と言いながら続いて僕もやる気満々で竿を出したが空振り2発であえなく交代



G又のファーストフィッシュ ちなみにkotakeさんもリバーガイドのシューズなんだな〜奇遇!

よさげな流れに丁寧にフライを浮かべて行く3人では有ったが、反応が薄々である
そんな中kotakeさんの竹竿だけが時折チョイット曲がって可愛いアメゴちゃんを掛けていく
空振り続きの僕も ここぞと言う駆け上がりを前にフライをソラックスダン#17にサイズダウン
カーブを掛けてキャストしたら 1投目で”ピシ!”っと反応したので空かさずロッドを煽ったら 右岸の岸に乗っていたティペットが石に挟まった
慌ててダッシュしながらロッドを更に煽ったら石からラインが弾けアメゴちゃんと”ピ〜ン”と繋がった
が勢いが有り過ぎてアメゴちゃんは水面を飛び出し岸辺に転落、ラインを手繰りロッドを高く上げたがフライが外れてしまった様で
ターゲットは岸辺でバタバタ跳ねている
急いで走り寄りネットを水に浸したら 逃げる渓魚を陸上でランディング!格好悪かったが取りあえずの1匹に感謝である

その後も反応渋々で中々厳しい川遊びだったが
珍しくライントラブルを起こしたkotakeさんと交代した僕の目の前、先ず先ずのポイントの△石の斜め上で ”バシ”っとライズ
お〜絶好のチャンス到来と ティペットを確認しフライにドレッシングを施しながら視線はライズポイントに
白泡の切れ目から徐々に浅くなる流れが△石にぶつかりスピードを落とす
小さな羽虫が飛び交う姿が光と影の間を行ったり来たり、そして影の部分でもう一度ライズだ
慎重に三歩四歩と右岸側を近づき 頭上と後方の新緑を確認したらサイドキャストで静かにプレゼンテーション
1投目はショートだったが 2投目で良い所に入った
ゆっくり流れるソラックスに羽虫が興味を示し纏わり付く、良い感じでフライも時間も流れいよいよ佳境に差し掛かる
妄想通りの展開で 啄ばむような小さく波紋が起こる、慌てず一呼吸於いてロッドを斜め後方に引く
”グ〜イ〜!”
期待以上の重みがロッドを通して僕の右腕に心に届く
追い合わせもキッチリ入れて今度は格好良いフライマンらしいやり取りを堪能し、最後は片膝を付いて別嬪さんをネットに向かえ入れた
新緑と光の中で巣晴らし出逢いを果せた喜びを胸に みんなに美しい姿を見てもらったら
別嬪さんには 記念写真を撮った後、感謝のチューをしてから流れに帰ってもらった



新緑 陽光 昔ながらの渓魚

暫く行ったら お腹が減って来たので時計を見たら 丁度お昼だ、爽やかな日差しの中 3人でオニギリを頬張りながら暫し休憩
3人で川遊びをしたのは今日始めてだったが ずっと前から友達だったみたいで
未だアメゴちゃんとの出逢いを果せていない fujita夫に2人してプレッシャーを掛けたりしながら笑い合った

午後
ヨサゲな駆け上がりで僕が可愛娘ちゃんを釣り上げ 藤の花びらなんぞあしらって写真を撮っていたら
その流れ込みの上で kotakeさんが別嬪さんと出逢う
リズムの合う2人にはポツリポツリとアメゴチャンが遊んでくれたが、リズムに乗れないfujita夫は”ボ”のまま貸し切りの渓も店じまい
さてどうしましょうか



藤の花びらとアメゴちゃんが釣れ 藤色の良型アメゴちゃんが釣れた流れ

まあこのままでは帰れませんと 近場のY谷に向かいガレ場を下って大場所のプールに降り立った
勿論 先鋒はfujita夫、出逢いを求めロッドを振りながら淡々と釣り上がって行った
行ってしまった後に  ”ボワン” とプール最終地点でライズが起こった!
ティペットを交換している僕は少し離れて休憩していたkotakeさんに『斜め下流でライズしたよ、やっつけちゃってください!』そう言うと
彼は身を屈めながら遠回りで下流に向かって行った
何処でライズしたか特定できていない彼に あそこだ、ここだ と言いながらやっていたら
僕の方からは鰭の白い魚が見えたが、光の加減か波の加減か彼のほうからは見えないみたいだったが、そうこうしながらの数投目
彼のフライに”ザバ!”っと渓魚が襲い掛かるのを見た僕は ”やったね!” と思ったが当の本人は違う方を向いていた
「喰ったのに何で?」って聞いたら 別の所に渓魚が見えたのでそっちを見ていた・・」との事でした

その間にも上流の岩盤脇でライズしたのを見つけていた僕は 空振り劇の後 静かに上流のライズポイントに近づいて
2投ほどやってみたら、その1m上流でライズ! 捕食しながら移動したみたいだ
フォルスキャストを行いつつフライラインをリールから引っ張り出して シュート
狙った所より数十センチずれたが、とりあえず下流まで流しきろうとそのままにしておいたら
”ザバ!”っと横からの反応を ”おっと〜”上手く乗った
下流に見えた魚は鰭が白かったのと 何度もライズをした事で きっと放流君だと思っていたら、意外や意外 ピンと鰭の張った居付きの可愛娘ちゃんだった
2人で”なはは”と笑い合いながら上流に眼をやると fujita夫は一心不乱にロッドを振っていた

まだプールにポイントは残っていたので、今度はkotakeさんが流れ込み辺りを攻める
自作バンブーロッドを使い何度もメンディングを入れる事により スローに流れるフライ
上手いもんだね〜と感心して見ていたら
何処かに隠れていた渓魚が辛抱堪らず 飛び出し、またまた2人で”なははは”と笑った



魚は居る 居付きも放流君も 多分沢山いる

今日のネタは ”fujita夫 残念 坊主なり” で決まりかと思っていたんだが
プールから上がって行くと 流れの脇にしゃがみ込んでいる彼の姿、もしやと思って歩を進めたら おう!ネットの中には待望のアメゴチャンが横たわっている
ネタは飛んだが 鰭ピンのアメゴちゃんとの出逢いをやっとこ3人で喜び合い もう一回”なははははは”と笑った



危なかった〜と笑顔でアメゴちゃんを見せてくれる fujita夫

退渓点までまだ暫くあるので 代わりバンコで進んで行くと
最後までキッチリと集中して行くkotakeさんに更にアメゴちゃんが遊んでくれ
集中力は有ったつもりの僕nishide1号には カワムツ君が遊んでくれた

今日も面白うございました



本日の釣果

kotakeさん アメゴちゃん 二桁釣果
fujita夫 アメゴちゃん 1匹危なかったね
nishide1号  アメゴちゃん 6匹

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