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2011年 5月14日(土) 曇りのち晴れ 気温15〜25度 水温16度
良い雨が降って渓に活気が溢れて来たんじゃないかと言う妄想を膨らませ M川上流に向かうと
同じように いやそれ以上に期待を大きくした鮎釣師たちが例年よりも早い解禁の本流に長い竿を立てていた
僕はそれを尻目に更に上流 三発に向かう
駐車ポイントが近づくにつれ 先行者が居ない様 祈りつつドキドキしつつWR-n1を走らせる
鮎釣り解禁のお陰か、日ごろの行いが良いからか 幸運にも僕が1番乗り
眼下に見える流れは 期待通り水量多く僕好みな感じで モチベーションが上がる
天気予報は晴れだったが 歩き重視でウエットスタイルでは有ったが朝は曇っていて肌寒かったのでノースリーブの肌着に上着は長袖シャツと言うイデタチ
念のため日焼け止めを腕や顔には施し釣り場に向かって暫し歩きます
今日はやっと買い換えたベスト(フィッシュポンドのダブルホールって言うのだ)を背負っての初釣行
入渓点では鹿の頭蓋骨が僕を出迎えてくれた
newベストは色目が良い感じ アメリカンな雰囲気の
前回来た時は水の無かった河原が増水で水嵩が30cmくらい高くなったせいで今日はヨサゲな渓流に成っていた
居るかも知れないと思い ヘアカディスを浮かべて行くが反応は無い
結局は前回釣りになった辺りに辿りつくまでの小一時間はキャスティング練習のみだった
反応が出始めたとは言え 僕の妄想と現実の間には大きな隔たりが有った
反応の少なさは余りにも水量が多すぎたのと気温が低くハッチが殆ど無いのが原因だと思われるし
フッキングの悪さは結構な風に思ったプレゼンテーションが出来ないのが原因なんだろう
それでも徐々に日差しが強く成って来た、いや強く成り過ぎて急に夏の様になった
突然の暑さに長袖シャツを脱いで フライを流れに乗せて行くとようやくアメゴちゃんがポツリポツリと釣れ出した
新緑の渓流 快晴の渓流を独り占めし贅沢な釣りではあるが、メマグルシク向きを変える風が僕を悩ませる
そんな中でもピカピカのアメゴちゃんとの出会いが嬉しくついつい日差しの強さを忘れてしまっていた
ピッカピカ〜アメゴちゃん
イマイチ調子が出ないまま進んで行くと 後方から熊鈴の鳴る音が聞こえたので振り返ると、登山道を行く7人ほどの妙齢の1行
ここでカッコイイ姿をと思ったが何も起こらない
ま そんなもんだと思って暫く行くと今度は一眼レフを手にしたオジサンが下流側から近づいて来た
今度こそと強風に向かってキャストを続けていたら 真横で”パシャ”っとライズした
千載一遇のチャンスにソラックスダン#17を何投かしてやっとレーンに乗るが何も起こらず、それでもしつこくやっていたら
”パシャ!” 遂に来たと思ったが、無常にもフライは宙を舞った・・・
その後も 夢中でいや風に負けじと必死に竿を振っていたらいつの間にか正午を回っていたので
ランチタイムにしようとベストを下ろした時 真っ赤になった肩に気がついた!春の陽射しをなめていた訳ではないが完全に火傷だ
あちゃ〜と思いながらも過ぎた事はしょうがない、ちょっと冷やして長袖を着た
足元には蛙がかくれんぼ
食後も陽射しは強かったが 風が更に強くなったので暑くはなかったが
ハッチはないし キャストは厳しいし で絶好調とは言い難い状況が続いたが
昼前に 良型を掛けそこなった残像が頭の中を巡り 増水に磨かれたデッカイ奴が居るに違いないと言う妄想が沸いていた
今日の魚は大場所の駆け上がりに居て”バシ!”っと出て”ギュイ〜ン!”とロッドを曲げてくれるのだが
親分ではなく元気な若頭クラスが縄張りを張っているので 妄想通りには事は運ばない
それでも午後2時からの1時間で キラキラ光るアメゴちゃんが4匹も遊んでくれたし滝も超えたので 今日の川遊びも終了
朱点の艶やかなアメゴちゃん と パーマークが規則正しいアメゴちゃん
明日は水が更に落ち着くだろうから きっとデカイ奴との出逢いが待ってる筈だ
そんな妄想が懲りもせずに脳みその中に浮かぶ僕は やっぱり病気なんだろうな
本日の釣果
nishide1号 アメゴちゃん 7匹