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２０１1年 4月２4日（日） 晴 気温１０〜１８度 水温８度
良い天気に恵まれた今日は Ｍ川女子部の２人とのんびり春を楽しみに向かう
Ｆｕｊｉｔａ家に７時過ぎに向かい 先ず一人目の女子ｆｕｊｉｔａ嫁を向かえ
次は８時に道の駅で まりこと合流し目的の流れに向かう
本流を遡っている間はあまり気にはならなかった車が 支流に向かってハンドルを左に切ってからは気になり始め
１台 また１台と 見える度に緊張感は増したがラッキーな事に目的の駐車ポイントには誰も居なかった
暖かい日差しの中ゆっくりと変身し 法面を下って行くと支流の流れが眼下に見え
其処には小さいながらもクルージングしながら羽虫にライズするアメゴちゃんが何匹か見え 僕等のテンションは上がり幸せな気持ちが膨らんだ
ただしそこは見るだけで、目指す流れはまだ先にあるので、春の息吹を感じながら水の枯れた河原を歩く
ちょろちょろ と流れが現れた所でタックルを組んでいると水中に何か動く物が見えたので
そーっと近づき何かが隠れたと思われる石を動かしてみたら
”ピピッ”素早く影が別の石裏に動いた
２ｃｍほどの影を追って何分か遊んでいたが 遂に何者かを特定することは出来なかったが之も楽しいひとときだ
ゆっくりとロッドを振り始め ３０ｍ程行ったら ”まさかこんな浅い流れで！” と言う所で反応したが・・・
少し真面目にロッドを振って 更に進むと直ぐに小さなスポットから小さなアメゴちゃんが遊んでくれた
元気なチビッ子は”キュンキュン”とティペットの先で走り 暫く後に自ら毛鉤を吐き出して流れに帰って行く
「居たね〜」 「支流に見えた娘と同じ位だったね〜」 とカジカ蛙の歌声の中 第一アメゴちゃんとの出逢いにみんなで喜んだ
代わりばんこに毛鉤を流れに乗せると 反応が有りヒットはするのだが何しろチビッ子なのでナチュラルリリース
上手く手元まで寄せてもネットの隙間から逃げちゃう様なサイズなのでハンドランディングしようとすると流れに帰っちゃう
Ｍ川の可愛いアメゴちゃん 山は春のモザイク柄で時折桜の花びらが舞って来る か細い流れだが生きている
川遊び開始から小一時間 ちびっ子パラダイスはいつの間にか終了し 軽い迷路に入ってしまったようで
反応がシビアだ 見切って帰って行く賢者の泳ぐ流れに翻弄され 苦笑が続く
時計は１０時
今日はお茶の時間を楽しもうとザックに 珈琲 紅茶 抹茶オレ＋お菓子を入れて来てあるので
「お茶の用意をするから少し先に行くよ。」と２人に告げ 適当なポジションに先回りしてザックを下ろして湯を沸かす
「休憩だよ〜」 お湯が沸いたので声を掛けたが
賢者と対峙し熱くなっている まりこ は上がってこない、放っておいて ｆｕｊｉｔａ嫁と ティータイム
幸いな事に今年は花粉が辛くないので こんな時期でこんな風にリラックス出来
暖かな日差しと新緑を渡る風が気持ち良い のほほんテータイムなのだ
そろそろ まりこ も諦めて上がってくるだろうと少し上流で竿を振る彼女を見ながら珈琲をフーフーしていると
”バシ！”っとロッドを跳ね上げると同時にロッドが大きく撓る
弧を描くロッドを片手にもう一方の手でランディンネットを外しながら２歩ほど流れに近づいて行くではないか
僕らは カップを地べたに置き カメラを持って２０ｍほど先に向かってダッシュ
「よっしゃ〜」の声が聞こえた様な気がした
水辺にはネットを流れに浸す彼女の姿 もちろんターゲットがその中に横たわっている
別嬪さん、その言葉が良く似合う優しそうなアメゴちゃんは
色目は薄い紅色で 控えめの朱点とパーマークが絶妙に配された ２３．5センチの別嬪さん
頑張った彼女に春がくれた贈り物だろう
おだやかな流れに棲む 美しい渓魚 出逢えて良かったね〜
写真を撮ったり シュチュエーションを聞いたり ワイワイやってお茶席に戻ると
湯沸し中だった火がガス欠のため消えてしまっていた、ワイワイタイムが少し長すぎた様ではあったが
まあ 良い娘と出逢えた まりこ には、ぬるくても美味しく感じてくれるだろうからと珈琲を淹れた
穏やかな刻が流れ 空振りも御愛嬌で竿を振り 毛鉤を流れに乗せていく
気がつけばもうランチタイムだ
少し大きめのプールの横でおにぎりを広げ ”お！ライズした”とか言いながら 僕は少しアルコールを嗜む
食後も緩やかな流れをのんびりと進んで行く
”そろそろ デカイのが出ても良いんじゃない？”
なんて期待を膨らませて進んで行くが、可愛娘ちゃんが時折遊んでくれるけれどもサイズは上がらない
”もう少し流れに活気があればこの娘たちもきっと 大きく成るだろうから次回のお楽しみだね”
そう言いながら スローなフライフィッシングタイムの中を３人で泳いで行く
か細い流れに泳ぐアメゴチャン 適量の降雨が欲しいですね
最終は何時も何匹かの影が見える小さめのプール
たまにデカイ奴も見える時が有るので慎重に歩を進め そ〜っと覗き込んだら ３匹の影が見えた、でも今日は大きいのは見えない
先ずは まりこチャレンジ
下流に陣取り左岸中間部に出っ張った大石の脇に見える奴から順番に狙い フライを浮かべて行くが反応しない
何度かのトライの末 最上流部の巻き返しの辺りで１度反応が有ったがオチョクラレタ
次は僕 ｎｉｓｈｉｄｅ１号チャレンジ
魚はまだ居る さっきは３匹ぐらいしか見えてなかったが ２匹程増えた、でも上を向いている魚は居ないようなので沈めてみる事に
と！沈むフライが無かったので まりこ に１個貰ってティペットの先に結んだ
数投したが反応が無かったので、ちゃんと沈んで居ないかも？と思いショットを噛んで再チャレンジ
”ボチョん”と流れに打ち込んだ瞬間 アメゴちゃんの姿は無くなった
ラストはｆｕｊｉｔａ嫁チャレンジ
昨年 プール上の２段のスポットでデカイのを掛けた実績ポイントを柔らかなキャストで責める
ティペットがクシャクシャっと着水するとほぼ同時にフライが水面に乗り 如何にも食べやすそうなスピードで流れに揺れる
固唾を呑んで見守る僕たち２人とｆｕｊｉｔａ嫁のドキドキ
彼女がロッドを立て ラインが”ピーン”と張ったが それは渓魚ではなく流れ落ちる所の岩にティペットが絡まってしまったからだった
のんびり ゆっくり スローな釣り
人気河川に行ったら味わえない幸せな刻が流れた
ヒメレンゲの花が咲いていました
本日の釣果
楽しかった
