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2011年 4月 16日(日) 晴れ  気温10〜21度 水温9度

昨日は少し降ったが 今日は晴れ
渇水の渓に少しは活気が出たと信じ奥へ奥へ行く
今日の連れは、発眼卵放流の際 友達になったkotakeさんだ

期待を持って車をズンズン上流に走らせ 目的のダム上の流れに向かうが見える流れはか細く少々不安がよぎる
それでも駐車ポイントに入ったのは1番乗りで有ったので
「ま 何とか成るか〜」
と変身し 登山道を暫く歩き川原を暫く行ったらようやく流れが見えてきた

最初のプールに魅惑?のライズを見!て 怪しいよね〜と トライするもKさんのフライを食ったのはナメタン(アブラハヤ)と言う予想通りの結果
暫く行くと チャラ瀬の中を蠢く小魚の集団
時折ライズする群れに 「are you は魚?」と言う中学生時代の駄洒落を思い出しつつ ソラックスダン#17を何度かプレゼントすると
数度目の反応で遂に乗った!
”びよ〜ん”と宙を舞った渓魚は 予想通りに鮎!ではあったが、何故にこんな上流に???
誰かが放流し育っているのか? ダム湖で再生産を繰り返し育っているのか? 謎は解けないが間違いなく此処に鮎は泳いでいる
しかも 大量に



八重桜咲く 奥の流れに遊ぶ鮎

そんな風にあめごちゃん以外には遊んで貰っては見たが それでが本来の目的ではない
折角初めて連れ立って来たのに こんなのでお茶を濁している場合では無いと 結構真面目に釣りを進めたら
自作のバンブーロッドから柔らかなキャストを繰り出すKさんに 本命が先ずは一匹
次は僕の番だなとソラックスダンを浮かべてみるも 空振を2回かましてしまい照れながら交代
すると 大場所の流れ込みに向かって竹竿を振るKさんが ”バシ!” っと合わせた
竿は良い感じにベンディングカーブを描き その先から真っ直ぐ水面に突き刺さったライン そしてその先にキラキラローリングするターゲット
クリアブルーの流れの中に見える奴は 明らかに本命のアメゴちゃん、しかも Good Size!
背中のネットをシュッと外し 静かにランディングするkotakeさんに見とれながら 拍手喝采を送る僕でした



本日2匹目にして 既に23cmのグラマーなアメゴちゃんと 出遭うkotake氏

その後 僕も何とか1匹のあめごちゃんに遊んでもらったら もうその先は遠慮なく良い天気の中を釣りあがって行く
彼はその後も絶好調で 20cm前後のアメゴちゃんと戯れながら進み 僕は相変わらずちびっ子アメゴちゃんに弄ばれながらズンズン行く



美味しそうな流れをいただきま〜す

大場所のプールでライズするアメゴちゃんに翻弄された2人は その場に腰を下ろしランチタイム
柔らかな日差しの中 おにぎりを食べていると 案の定ライズが戻って来た
「1 2 3 4 5匹は居るね!」 「何を喰ってるんだろうか?小さくて見えないね。」 「お!ライズした。」
食欲を満たすと 釣欲がムラムラと沸いてきた(ちょっとオーバーだな)僕 nishide1号はロッドをムンズと掴んだが
おっと こんな勢いでは魚が散ってしまうと 心を落ち着かせ動作もスローに修正し静かにロッドを2度ほど振って
見える魚の目前にフライをプレゼンテーションするも・・・
あっちやこっち 見える魚 ライズしたあたり 何となくポイント にフライを投射すると
3度程 ”バシャ!” っとオチョクラレタがフッキングに至る事はなかった・・・

ランチタイムも含め一時間弱 釣れない時間が過ぎ
右岸に流れ落ちる滝に来た そしてその滝つぼも普段なら深い深淵なのだが 今日は又上くらいで渡れた
少し行った大場所で ライントラブルを起こした僕と交代した直後 Kさんに久々のアメゴちゃん
「見切られる事が続いたんで フライを小さくしたら一発だったよ〜」と言った言葉を僕は真摯に受け止め ソラックスダン#19に結び替えた
「左の流れで釣ったから まだ右は居るかもね」そのアドバイスに従い 流れに沿って何投かしたが反応は無かった
流れの中には居ないのなら ヘンテコ岩魚ポイント何かどうだろうと思い 左斜め前方
大岩と大岩の狭間 深くて暗い切れ込みの奥からチョロチョロと流れ込みが渓魚の隠れ家にはもってこいに思えフライを打ち込んでみた
手前側はまだ明るくて フライは見えたが反応はなく 奥に突っ込む様にやって見たらフライが見えない
キャストが悪いのか?ともう一度プレゼンテーションし眼を凝らすがやっぱり見失った
「見えないと釣れないよね・・・」独り呟きピックアップしようとロッドを持上げると ”ムズ・?”っとした
”え!まさか”
と更にロッドを後方に引くと ”ググッ・グワ〜”っと引っ張り返すような感触が右手から伝わり渓魚と結ばれた事を確信し
左手でフライラインを強い目に手繰ったら穴の出口に魚体が見えた
引いて 引かれて 楽しい時間
釣ったとは言い難いが 釣れた魚はgoodSIZE
岩魚ポイントに棲んでいたアメゴちゃんは 大きさの割りに大人しくネットに収まった
若干 苦笑の僕ではありましたが ま ”運も実力のうち”と言うことで



本日の大物賞 いつの間にか釣れていたアメゴちゃんでした

やっぱり 肝はフライのサイズだったようで
こんな源流の無垢なアメゴちゃんだから好き嫌いは無かろうと 大らかなスタイルでやって来たのであったが
余りに見切られた事を ようやく認め 小さめのフライに変えた途端に前述の様な出逢いがあって
その後は 楽しい釣りの時間が流れていく

午後2時〜1時間の間に 2人で6匹のアメゴちゃんに遊んでもらったら釣欲バロメーターが満タンになった
ま ぼちぼち足にも来たと言う事もあって 竿を仕舞う事にした
渇水でどうなること事かと思った朝ではありましたが
終わってみたら 良い源流に感謝の1日でありました



   撓る竹竿                 ラストフィッシュを手に         この川らしい食いしん坊



本日の釣果

kotakeさん アメゴちゃん 10匹
nishide1号 アメゴちゃん 7匹



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