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2011年 4月 3日(火) 曇り  気温12度 水温6度

気候は不順で 平日は温かなポカポカ日和なのに日曜は曇りで寒い、相変わらず雨もなく どうにもモチベーションは上がり難いが
まあ特にする事もないし 田舎にちょっと用事がてら行ってみる

8時半からあまり期待せず 流れにフライを浮かべてみたが何の音沙汰もないまま半時間が過ぎた頃
初めてのヒットが有ったが バラシてしまい その後1時間は沈黙の渓
が なんて事の無いフラットな瀬にボヤ〜っとフライを浮かべていたら突然 ”パックンチョ”
油断の遅合わせではあったが 奇跡的にヒットし慌てずランディング
力が入っていなかったのが良かったのか 出遭えたアメゴちゃんは小ぶりながらも美しい娘で
派手過ぎないカラーリングが僕好みであった



嬉しい出遭い

ほっと胸を撫で下ろし進んでいくが 気温も上がらず 目立ったハッチも起こらない
そんな中 前回此処に来た折 咲きかけていた三椏の花が太陽の様に咲いていた事に季節が少し進んだのを感じた

やっぱり今日は寒い



咲きましたよ〜

釣れなさそうだとは思いながらも 折角なので退渓点まではやってみようと進んで行くと
少しは渓魚の反応は有った
が釣れてくれたのは 1匹だけで後は3度ほどオチョクラレタだけであった

それでも僕と遊んでくれた1匹は 僕の大好きなちびっ子の可愛娘ちゃんだったので とってもHAPPYな気分になった
だってこの流れで生まれ育ったちびっ子に違い無いからね



ちびっ子は再生産の証

朝の流れを一旦上がり 実家の有る方の流れに移動したがお昼には まだ少し時間が早かったので 軽くもう一釣り
最初のプールでライズは見たものの 賢い・・・
その後2度ほど反応が有ったが乗らない・・・フライが違うのかとヘアカディス#17を暫し見つめるが 今日は適当で良いわとそのまま進んでいく

暫く行くと流れが部分的に石の間に消えていく中州があってその水面が何やら妙な光り方をしていたので
はて?と思って 覗いてみたら キラリキラリとアールヌーボーのランプの様な怪しげな光の乱反射
その正体はサイズにしたら14番くらいの なんとも大量の蜻蛉のトラップドダン
そこには もう動かない固体も有れば まだモジモジしている奴も居るがざっと見て百匹は浮かんで居た
こんなハッチは今日は見ていない? 昨日は温かかったので昨日の物なのだろうか? でもモジモジ君もいる???

いや〜昨日だったらもっと好反応だったんだろうに
そんな風に思いながら適当に魚の居そうな所にだけヘアカディスを打って行ったら
大石の脇 深さ40cm程の緩い流れで1匹のアメゴちゃんがフライを口にしてくれた
16cm程のアメゴちゃんだったが もう殆ど期待しては居なかっただけに 結構嬉しかったし
こんなショボイ流れで健気に生きている娘をひどく愛しく思った



何時ハッチしたんだろうか?  一人ぼっちは寂しくないんだろうか?

堰堤までいったら 何時ものように上がって 何時ものようにお湯を沸かして 昼支度
今日のカレーヌードルは 春の寒さも相まって 一段と美味で一段と温まった

さて食後のもう一頑張りは 僕の中ではとっておきの流れ
まあ状況は宜しくはないが 2〜3匹は遊んでくれるだろうと 楽観的に思っていたが
今日はいかん・・・ 沈黙・・・沈黙・・・
浅い瀬尻から走る影を3匹ほど見たり 釣れないライズを2度ほど見たが フライへの反応は無い・・・
色んな所にフライを打ち込んで進んで行ったら ようやく1時間後に出遭いがやって来た

弱い落ち込み奥の岩魚ポイントにヘアカディス#17がポトリと落ち 数秒後
”ガバ!”っと水面を割ってアメゴちゃん登場
岩陰に隠れていた娘の視界に僕のフライが飛び込んで 思わず食べちゃったって言う感じ
出方が岩魚ちゃんの様だっただけでなく、ネットに収まったその魚体も
錆びているっと言うよりも ブラウンに染まったような色合いの不思議な色目の別嬪さんだった

釣れて嬉しかったが そーっと置いて於いた方が良かったのでは?と思わせるくらいの魅惑のアメゴちゃんだった



美しくも脆い感じのするアメゴちゃん

春 満喫という感じでは無かった一日は 沢山の距離を歩いた一日だった
三椏と蜻蛉を初め 色んな春

椿は良い感じに咲き 桜も咲き始め なんとタラの目も膨らみ始めた
春はもう間近 後は雨が降って流れに活気が出れば もう言うこと無しなんだけどな〜



ららら〜春〜うらら〜



本日の釣果

nishide1号 アメゴちゃん 4匹



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