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2011年 3月 20日(日) 曇り  気温10度 水温6度

前夜の宴会の余韻もあって、今日のスタートはゆっくりめだ
白くてカッコイイ fujita号ディスカバリーに fujita夫妻&caddisさん&nishide1号が乗り込んだのは 朝の7時
のんびりダムの上の流れを目指した

湖畔のトイレで用を足していると 人懐っこい太郎君という名前のワンコ寄ってきた
ちなみにfujita号も ガソリンをガブガブ飲み込む ”ガブガブ太郎”と呼んでいるのであった

更に上を目指し 細い道を進むこと半時間
目的の場所には なんと!1台の車もなく貸切の切符を手に入れた4人は
もう安心と ゆっくり変身を始めたのだが ”Oh My God!” 二日酔いの僕はウエーダーを忘れてた!
でもまあ今日はそんなに寒くないのと水量も少ないだろうと ウエットスタイルで行く事にしささっと変身

準備ができたら 登山道を半時間ほど歩きその次に水の枯れた川筋を半時間ほど歩いたらようやく流れが現れた
しかも 其処では良い感じにライズ! 岩盤沿いの緩やかな流れの中に2度
そして まったりと止まったプールのど真ん中で ”どぼん!”
なんかもう ウヒヒな気持ちになって 一番最初にタックルのセットのできた僕は 小さめのソラックスを結んだ時点で釣れたような気になって
いただきま〜す とばかりにキャストしたが・・・・ま真ん中は駄目でも岩盤沿いなら何とかと・・・・ライズは無かったが流れ込みなら・・・・
飛来してすぐに帰って行ったヤマセミを見て嬉しくはなったが 釣りのスタートとしては全然行けてなかった・・・

その後 代わり番こで釣り上がって行くが 全く反応が無い
ロケーションは良いし 流れも良いのに おかしーな〜と首をひねりながら 1時間が過ぎた

2連のプールに下手から進んで行く fujita夫を追い越し上の瀬を僕が叩いていたら 『釣れたよ〜!』 と声が聞こえたので
ロッドを置いてダッシュで下流に向かうと 上のプールの岸辺に笑顔でネットを水に浸したfujita夫とfujita嫁
ネットの中には 僕たちが待ち望んだ源流の別嬪さんが横たわっていた



待ちに待った出遭いは 源流の別嬪さん

fujita夫 曰く 「プールの真ん中でライズしたのを見つけ フライをそのレーンに流したら 1発!ヒットだよ〜」
「ほらあの辺りで お!まだ居る ライズしたよ!」

てなことで fujita嫁がやってみたら これまた数投にしてアメゴちゃんHIT!
一つのプールで2匹も遊んでもらったのに まだライズは有る
と言う事で 次はcaddisさんの出番 彼は期待通りの空振りを見せてくれて皆を沸かせてくれたが
数十秒後にはロッドを撓らせ 無事 M川解禁だ!
さっきまでの沈黙の川が 突如として釣れ釣れプールになったのはやっぱり時間帯・水温・ハッチが絡んでいるからなのだろうか



突然 釣れ釣れプール勇姿

瀬を叩き プールの開きを叩いたら その上の流れ込みでライズを発見
釣れていない僕は平静を装いながらも 心の中は興奮と緊張の入り混じりでそれが腕やロッドにも影響し狙った所にフライが行かない
意外と強い風の影響もあって 強い目にプレゼンテーションしないとフライは前に飛ばないし 投げる角度も大切だ

何度かトライしてようやく流れにフライが乗ったら数秒後 水面を割ってアメゴちゃんのジャンピングアタック!
反射的に合わせたが乗ったかどうだかは確信がなく 一呼吸置いて追いあわせを入れたらロッドがぎゅ〜んと撓る
ジャンプして見えた姿とこの重みの有る引きは20cm超えだな、良かった良かったとラインを2〜3度手繰ったら
突然テンションが抜け 愕然としてしまった
6.5Xと7Xの結節部が切れてしまったのだ 原因は風に負けないキャストを繰り返した事によると思われる

後方で見ていた3人に上に進んでもらってから僕はティペットを結び換え ソラックスダン#15を結び直した
流れ込みを見るとライズが見えたので静かに近づき対峙するが、フライがマッチしていないせいか気づかれているのか食ってくれない
ライズした所にこだわらずに広範囲にフライを流して行くと 対岸際のヨレでようやく気の良いアメゴちゃんがフライを口にしてくれた
バレるなよ〜と祈りつつ素早く取り込み 素早く写真を撮ったら 感謝のチューをしてリリース
急いで上流のみんなの所まで行って ようやく釣れたよ報告をした



ふ〜ようやくだね〜

しばらく行くと 風が少し冷たくなって 空の雲も怪しげな感じになって来た
雨の落ちてくる前に お昼にしようと車座に座ってのランチタイム
目標の滝までは行って見たかったので サラッとオニギリを食べたら ロッドを手にして立ち上がる

食後の流れは徐々に源流風になって プールでライズする魚は見えにくくなったが 巨岩の落ち込みに続く流れから
時折 魚信が有ってドキドキするし たまにはヒットする
暗くなりかけた空も少し回復しユスリカのハッチだけではなく #17位のカディスや#14位のメイフライもチラリホラリと見え始めると
血圧とアドレナリンが若干上がるのは 明らかにフライフィッシング病だ

そんな病に冒された仲間が替わり番こで流れに遊んで 時折声を上げる
なんて幸せな病なんだろうか!




源流にて美しい渓魚と戯れる

100mほど先に大きな滝が見えてきた とても高いところから水しぶきが見える
滝つぼでひょっとして滝太郎でも釣れないかな〜と フライを浮かべたら ちびっ子が遊んでくれた 滝小太郎って所かな

で この先は少し険しいので caddisさんと2人で行った
僕には幸福の女神は微笑まなかったが、彼には2度も微笑んだのを幸いに 通らずの手前で竿を仕舞って戻ることにした



うらやまし〜な〜

先に下っていった fujita夫妻に追いつくと プールでライズと遊んでいた
数匹が遊んでくれたというので 僕ももう一度タックルをセットしCDCガガンボを結んでみたが・・・
ウエーダーが無いのが原因ではないのだろうが 最後まで波に乗れなかった僕でした

川遊びを終え ダム湖まで戻ってくると 早咲きの桜が咲いていた
そういえば今日はこの春初めての鶯の歌声を聞いた
世の中暗いニュースが多い今日この頃だが 春は着実に近づいて来ている

そして 元気な僕たちは旨い焼肉とビールで更に幸せになった



少しだけ桜  そして  うまうまの焼肉



本日の釣果

caddisさん fujita夫妻 みんな アメゴちゃん数匹ずつ
nishide 1号 アメゴちゃん 3匹



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