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2011年 3月 12日(土) 曇り時々晴れ  気温9度 水温5度

昨日の夕方 東日本巨大地震が発生し 見たこともない災害が起こっている

こんな日に釣りに行っていても良いのだろうか? そんな心の揺らぎは有ったが今の時点ではニュースを見ているしか出来ないので
Dちゃんと待ち合わせをしている大内山IC横のコンビニに向かった
高速でFMラジオを聞きながら走って行ったが、徐々に電波も途切れ遂にはAMすらもキャッチできない
Dちゃんと合流してからは、極力 川のこと釣りの事に集中しようと心がけたので、後述では地震の事は忘れたつもりで記して行きます

解禁後2度目の土曜日の朝も寒い朝だった
少しでも日の光が当たるのを待とうと 変身を済ませ お湯を沸かしてコーヒーを飲んで少し時間をつぶした後ゆっくりと入渓点に向かって歩き出す
まだ早いだろうとロッドを振ると 早起きのちびっ子が半時間に1度ほど 毛鉤にじゃれ付くだけでフックに掛かる事は無かった



キャスターDちゃん

1時間ほど後 ゆったりとしたプールの溜まり、カワムツの出そうな緩いポイントで小さな反応に遊ばれ
左岸側からの流れ込みで 一瞬の当たりは有ったが バラシたが
最初のゆるゆるポイントに微かな波紋を見たので フライを小さく黒いブユの様な#20のパターンに変更し
しつこくアッチやコッチに投げ続けたら ”ピコ”っと反応し乗った!
これを急いで引き抜いて空中遊泳で手元に持っては来たが、丁度良い水溜りが見当たらないので
急いで足を使って砂利地を掘って 水溜りを作成したら濁りが収まるのを少し待ってから”ポチョン”と確保した
びっくりした様な恨めしい様な表情で僕の方を見ていた ちびっ子のアメゴちゃんはヒレのピーンと張った良い娘だった

その後、少しは活性があがったのだろう 可愛い居付きの娘が  ポツリ  ポツリ  と遊んでくれた



O川解禁のちびっ子と緩いプール

今年の春は何時になったら来るのだろう
梅の花はようやく8分咲き程度だからか、ウグイスの歌声はまだ聴いたことが無い
流れを歩いていても ハッチも殆どないし川鴉の姿も疎らだ
そんな中 三椏の蕾が膨らんで来ているのを見つけたので春はもうすぐだと 少し心が温かくなった



春〜よこい 早〜くこい

そんなこんなで進んで行くと 東屋下の流れでヒラキから俊敏に走り去る魚影を見て残念に思ったが、脇の緩いところに
”見〜つけた!” 2pに満たない小さな小さなアメゴちゃんの稚魚
ここで生まれ孵化した メダカサイズのアメゴちゃん
写真を撮ろうと そーっと近づいては見たものの 野生の魚は”危険”を察知し 大石の影に隠れてしまった

その上は放流ポイントだったらしく ヒレ丸君を僕が釣ったら Dちゃんが釣って 僕が釣って Dちゃんが
あれ! ヒレピンだ〜 羨ましいぞ〜
と言ってたら僕にも可愛いヒレピンちゃんがヒットして 朝の流れは先ず先ずの締めくくりとなった


いったん上がったら大きく移動し次なる流れに向かったが、お昼には少々早かったので
橋の袂に車を止めて流れを覗き込んだら! ライズだ! しかも複数
まあ ヒレ丸くんだろうと思い 軽く遊んでやろうかと思ったが 逆に弄ばれただけで・・・
その上の倒木のポイントでGoodSizeを掛け、コイツは本物だとダッシュで下流に走りこみ障害物を回避しようとしたが
ターゲットのほうが一枚上手だ、きっちり枝にティペットを引っ掛けられ The END! 参りました・・・

小一時間の内 Dちゃんが 放流君を1匹釣っただけで モヤモヤ感は残ったが
釣欲よりも食欲と流れから上がり 公園の所でランチにする事にした

そこには1台の軽トラとおじさんが居た と 暫くすると仲間の一人が歩いて来て、その後もう一台の軽トラとボンゴがやって来た
猟師さんたち 御一行で そこに何匹か泳いでるよ〜と教えてくれたので 丁寧にお礼を言ってお湯を沸した

食後 猟師のオジサンのアドバイスは無視して上流に向かった
厳しい状況では有ったが 居付きのアメゴちゃんが少々は遊んでくれたのだが
春がまだ遠いせいか、流れが弱弱しいせいか 昨年と比べると非常に状況がヨロシクナイ
少し位寒くとも 可愛いちびっ子がじゃれ付いて遊んでくれるのが 僕の大好きなO川の筈なのに・・・
少し心配である



居付きの別嬪さん  細い流れにひっそりと棲んでいるようだ  この流れで命のバトンは繋がって行けるのだろうか?

とは言いながらも 午後4時までしっかり遊んでから竿を仕舞った

さて 現実の社会へ戻る事にするか





本日の釣果

Dちゃん アメゴちゃん 二桁くらい
nishide1号 アメゴちゃん 数匹くらい



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