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2010年 9月19・20日(日・祝) 晴れのち雨のち曇り  気温30〜20〜25度 水温12〜10度

夜中にfujita夫と有峰林道のゲート(いつもと違う)にWR-n1でやって来た
もう深夜だったが乾き物をツマミにビールを2本ほど飲んで 車中泊

朝 6時にゲートが開くと同時に林道をクネクネと半時間以上走り ようやくキャンプサイトへ到着
まあ1番で入渓は無理なんだろうから 先に設営し魚の活性が上がる頃から釣りましょうとなって テント&タープを設置してたら
”バタバラバラ〜” とヘリが妙に低空飛行でやって来たと思ったら 隣の敷地で資材(多分山小屋へのビールなど)をぶら下げて飛んで行った
こんなに真近にヘリコプターが発着するのを見たのは初めてなので ちょっと嬉しかった



ワ〜オ! 幸先良いかも?

パンなんぞで軽く朝食を摂ったら いざ釣りに!行かん!
とは言っても目的の流れまでは かなり遠く2時間弱マダマダ夏の陽射しの残る道のりを この異常な夏を憂いつつ歩く
歩いて歩いてようやく目的の流れに到着したら 下のプールでライズが多発しているように見えたので
一休みしてから見に行くと、真新しい足跡が残るそのプールでライズに見えたのは、泡ブクだった・・・

プールは駄目だったが その上の瀬には大物が差してきているかもとドキドキしながらヘアカディスを流れに乗せると
”ピシャ!”
小さな反応を2度ほど空振りした後に チビッ子岩魚ちゃんが釣れたので まあまあ行けるかな〜と言う気になって進んで行くと
更に小さな マイクロ岩魚ちゃんが遊んでくれて ニンマリ◎ チビッ子ハンターnishide1号健在って所ですな



ヘアカディス#17に襲いかかったのは 記録的チビッ子岩魚 7cm

チビッ子ハンターではない fujita夫は首をかしげながら右岸を進んで行き 僕は左岸を進んで行く
と 前方100mほどの地点にロッドを振る人影発見! なんてこったい、2番手狙いだったのに多分僕達は3番手だ・・・
時間ももう11時 さあどうするべ〜と おにぎりを食べながら 先行者を観察
*割りに上手い感じだが釣れる気配がない しかも丁寧に探っているようで全然進んで行ってくれない*
と言うことで 僕等は今来た道を上がり I谷の合流まで戻って初めて入るポイントを開拓してみる事にした

林道と流れの間に見える小屋を目標に 踏み跡のある所を歩いて下り 流れに出た
多分ここは支流だろうから流れに沿って下って行ったら 本流に出る筈だと進んで行くと すぐに堰堤だった
上から流れを見下ろすと クリアな流れに 20cmくらいの岩魚ちゃんが 1・2・3匹 しかも1匹はクルージングしながらライズを繰り返している
”是はイタダキだ!” そう思ってヘアカディスをフワッとプレゼントするが 岩魚ちゃんはその隣りの本物を捕食し全く無視である
フライが大きいのだと思い CDCソラックス#19に換えて再チャレンジするが やっぱり食わない・・・
で3投ほどしたら 気付かれて岩影に隠れられ、 ほかに見える岩魚は底べったりで全く動かず The END

堰堤を下って次の堰堤で fujita夫の竿が曲がってファーストヒット
食べごろサイズの岩魚ちゃんだったので 2mほどの高低差を ”よっこいしょ〜” と引っこ抜き 安堵の笑顔がこぼれた



美形岩魚ちゃん hit!

その後 2匹目もfujita夫は手にしたが 僕は迷宮の中
「彼にフライは何?」っと尋ねたら 「アントだよ〜浅瀬にいっぱい浮いてたよ〜」と教えてくれたので 僕も・・・結ぶアントがない・・・
で一番それっぽい ブユフライ#18を結んで 次なる堰堤下を攻めたら 一撃で来た
”ムフフ!” と笑いながら 岩魚ちゃんエレベーターでビヨ〜ンと抜き上げ記念撮影
その後 幾つかの堰堤を下り 何匹かの岩魚ちゃんに遊んでもらったら ちょっと超えられない堰堤にぶつかった

ここは支流じゃなくて本流かも知れない? とか言いながら さっき下って来た流れを遡って行くと
入渓点から2っ程 堰堤を登ったら見慣れた橋が見えたので
「やっぱりコッチは支流で本流へ入るには別の入渓路を開拓しないと駄目だな。」と二人で頷いた



羽蟻の流下で岩魚の活性UP      fujita夫のテンションもUP       nishide1号の釣果もUP

堰堤の支流を上がっても まだ15時半、”一旦テントに戻ってから近場でイブニングやりますか〜”と言いながら林道を上って行くが
途中に見える魅力的な流れに引っ張られ 小1時間ほど竿を出してみる
キャンプ場に近づいたからだろう、沢山の足跡の残る流れでの反応は渋く
さっきまで好調だったアント風フライにちょっかいを出す渓魚はたまに居るが結構スレていて小さな岩魚が2つほど釣れただけであった

テントに戻ったのは16時半 すると予想通りその中にはcaddisさんが寝ていた
彼は前日から薬師峠に登っていたので 今晩の宴会から合流するという計画通りの行動である

ヘロヘロの僕とfujita夫は caddisさんをシェフにおだて上げ 脇田屋の味噌タレ焼肉をメインに宴会に突入
いっぱい食って いっぱい呑んだ 旨かった



焼肉食って いい気分!

夜中 と言うか 夜明け前
”ざ〜” と雨が降ってテントの中で目が覚めたが どうしようもないので、また寝た
今度目が覚めた時は小振りに成っていたので、起き出してタープ周辺の道具を少し片付けると、しけ込んだ雨に僕の椅子だけズブ濡れだ
タオルで少し拭いたが座れそうには無いので、ストーブを弱火にして下から炙り乾かした

他の椅子に座り別のストーブで珈琲を入れ朝をまどろむ
しばらくして 連れも起き出して来た頃には僕の椅子もどうにか座れるまで乾いて来ていた

朝食もシェフCにお願いし ボリューム満点のベーコンスクランブルエッグにて腹いっぱい
雨は上がったが 怪しい雲行きにテンションは上がり難かったが まあやってみましょうか?とダラダラと変身し 今日は上流に向った

橋の辺りからやってみようと思っていたんだが、先行者が見えたので更に上へ
”ここまで来たら大丈夫でしょう”と入渓した途端、上流から餌釣りさん4人が下りて来た・・・
「どうでしたか?」とビビリながら声を掛けると 「水が多くてあんまり釣れなかった、そんなに上まで行ってないのでやって見てください。」と教えてくれた
不幸中の幸いと 高速で上流に釣り上がり ここか?まだか?そろそろか?と進んで



いい流れなんだけど、雨のせいで水温低く水嵩高し

10時にやっと僕のヘアカディスに1匹の岩魚がヒットした が この大切なチャンスに痛んだティペットが耐えられず”プチッ”と切れた・・・
でも そこから先は薄いながらも岩魚ちゃんがフライに遊んでくれたりして とりあえずは万歳って事で



上流の岩魚ちゃんは 僕の大好きな木曽の岩魚ちゃんにそっくりでした

時間はまだ早かったが とりあえずは皆釣れたのと 明日の事(仕事)も有るので 11時過ぎに竿を仕舞った
テントに戻って またもシェフCにすがって てんこ盛り焼きそばランチ
運転のないfujita夫の飲むビールが やけに旨そうだった




今回の釣果

nishide1号  岩魚ちゃん 14匹
fujita夫  岩魚ちゃん それなりに
caddisさん  岩魚ちゃん 辛うじて




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