streamside 1031

2010年 9月11.12日(土・日) 晴 気温30度超、30度弱 水温17度、16度

週の後半に今年2個目の台風がやって来た が 日本海側から関東に抜けたせいで我が三重県には雨は大して降らなかった
岐阜や長野はそれなりに振った様な気がしていたので、今期の木曽釣行の締めくくりとと考え 朝の5時に自宅を出発した
中津川ICで高速を降りゲートで”¥1000”の表示ににんまりしつつR19を北上
途中で見える本流や支流は 僕の予想に反して緩〜い 緩〜い
渇水の流れに今回の釣は厳しいかもね〜と意気消沈気味で 第一目的地のダム下に向ったが、既に先行車が1台
アベック2人がウエーダーを装着し支度の最中・・・あ〜一足遅かった・・・いやウエーダーを脱いで居るではないか!
「お早うございます、上がりですか?」 と声を掛けると 「はい、そうです。」 と返事が有ったので
「じゃあ僕が次に頑張ってみます。」と言うとその男子は 「少し歩いて二又からが良いですよ。」そう親切に教えてくれた
気持ちの良いアベックと少し話をしてから、僕は変身し二又の左を目差した

渇水の渓 足跡は幾つも有り反応は極薄、クレバー、な感じ
見える魚のみが反応すが見切られる、食ったと思ってもフッキングしない、スローウオーターのシビアな釣りが真夏の陽射しの基展開していく
ヒラキにライズするターゲットに口を使わせ、やったと思ったら3秒でバレ
大場所の反転流のゴミ溜まりで定位する良型を上手く食わせたと思ったら合わせ切れ
何とも空回りの多い 今日のnishide1号かな・・・

とは言っても 坊主ではない
流れの肩に隠れていたタナビラちゃんを タマタマ釣り上げたり、岩縁に張り付いて居た岩魚ちゃんをダマクラカしたりで
時折釣れる から喜びが一入、しかも釣れる時はほぼ決まって第1投目であるから、油断できない



真夏の釣り 青空と白い流れの釣り

入渓から2時間半 今まで何度か此処まで来た事は有ったが、岩に囲まれた神秘的なプールは泳いで行くか巻いて行くかしか進めない
通らずだったのだが
今日は渇水のお陰で何とか上に行ける様に見えたし、その流れ出しに定位していた2匹の渓魚のうち1匹も釣れた
前途洋々という感じで 未体験ゾーンに突入して行く



神秘的な流れ出しで可愛い岩魚ちゃんに遊んでもらった

水量は一層少なくスローな流れの中
大場所ではやはり反応無く 瀬尻や流れ出しに見える渓魚とサイトフィッシングで対峙する
ターゲットに気付かれさえしなければ 岩魚ちゃんなら7割以上の確率で手元に寄せる事が出来るが
こんなに上流に来たのに意外とタナビラちゃんが沢山泳いで居るのだが、 こっちはフライを選り好みする賢い奴らで
ヒットする確率は半分以下だ



朱点の見当たらないたなびらちゃん               今日一番大きかった岩魚ちゃん 

行動食とお茶だけで 6時間も釣り上がり 体力的にもヘロヘロだし この先に奇跡が起こるとは思えなくなったので
一旦竿を仕舞い もと来た流れを下る、そして合流点から今度は右股を攻めてみた

小さな岩魚ちゃんが2匹程遊んでくれた後 大きな堰堤下で本日の締めくくりと思ったが
バラシ・バラシ・バラシの3連発
フライがマッチしてないんだろうな〜と思いつつも ドキドキの大物を発見して直ぐに同じフライを投げたのが学習しない僕の悪い所
一度はフライに向って浮上してきた 尺上の渓魚(多分タナビラ)は 3投目のフライをピックアップした後に白泡の中に消えて行った

本日は之にて終了
栃の実が沢山岸辺に落ちはじめた 晩夏の一日が終った



ドングリころころ 栃の実コロコロ

で 変身を解いたら もう一頑張りして 諏訪まで モンベルまで走った
理由はフィッシュクラフト展を 福永さんの造る木で出来た渓魚の中に 僕の宮川アメゴちゃんもお願いして造って貰ってあるからだ
岩魚 アメマス 山女 アメゴ と沢山の作品がある
どの渓魚も グッとくる ドキドキする
作品全体の中でも 何だか見たことのある表情の渓魚だなと思うと 結構木曽に泳ぐ奴らが多く なお一層嬉しくなる
そんな中 僕のアメゴちゃんも凄くいい感じに泳がせてもらっていて 感無量である



嬉しかった〜 ありがとうございました〜

実は上のアメゴちゃんは 前回のフィッシュクラフト展を見た次の日に出逢えた嬉しい1匹
と言うことは 明日も感動的な出逢いがあるかもと 妄想を膨らませながら 木曽に戻って一夜を過ごした

朝方 強烈な風に起こされたが 寒いくらいの気温と空を覆う雲に何となく動きたくない気分
それでもじっとはしていられず 今日も流れに向かい竿を振り始めた
お日様はなかなか現れず 気温は低い
と言う事は渓魚の御機嫌も斜めで 辛抱の川歩きが続く

ようやく釣れたファースト岩魚ちゃんは背掛りではあったが これでちょっと落ち着いた



いや〜坊主も有るかなって感じでした

昨日の反省もせず 小さめのヘアカディスで進んで来たが 小さな反転流でそれに反応する渓魚が居た
もう駄目かと思いながらも もう一度フライを投じたら まだ居た
フライを少し追ったが水面を割る事は無く 3・4・5投とやっては見たが 後は完全に無視だった
フライをソラックスダン#19に替えやってみたら 先程お同じように1投目は結構な反応だったが 2投目以降は無視された

でもまだ其処に定位しているのは明らかだと思い フライボックスの片隅に残っていたフローティングピュ-パ#19に結び変え
ウイングのCDCにだけフロータントをまぶし 慎重にプレゼンテーション
1投目 2投目はレーンを少し外したので何も起こらなかったが 3投めで岩魚ちゃんの目の前30cmにフライが入った
するとどうだろう! さっきまで食わず嫌いだった娘があっさりフライを口に しかも飲み込んで ゆっくり口を閉じた
”してやったり!”
今日は何時もの様には釣れない流れで有ったが 違った意味で楽しいフライフィッシングdayかも



初秋のマッチザハッチ 左の岩の先端で向こうを向いていた岩魚ちゃんでした

その後 視認性の悪い繊細なパターンでは辛気臭くなり やっぱりヘアカディスに戻し進んで行ったが
ま 大らかな岩魚ちゃんがあと2匹遊んでくれ 先ずもってよく遊んだ遊んでくれた方だろうと 一人納得して 今年最後の木曽釣行の幕を閉じました



二日間の釣果
11日  岩魚ちゃん9匹 タナビラちゃん4匹
12日 岩魚ちゃん 4匹



inserted by FC2 system