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2010年 9月5日(日) 晴れ  気温37度 水温20度

暑〜い 真夏
何処に行ったら渓魚が遊んでくれるんだろうか?
普段なら木曽に行ってヒンヤリした流れで岩魚ちゃんに遊んでもらうんだが、木曽も湯だっている

で 何処に行っても一緒だろうと M川に久しぶりに行ってみることにした
暑いから当然向うのは最上流の流れ ゆっくり行こうと思っていたが目が覚めるとまだ6時過ぎ
まあ1番乗りに越した事は無いだろうと 早めの出発をしたものの 目的地が近くなるにつれて見えない先行者の不安にかられた
でも 誰も居ない
流石に この暑さに渓流釣り師たちは諦めムードなのだろうか?
誰も居ないと今度は釣れないかも?と言う不安に駆られる小心物の僕が其処に居た

でも考えてもしょうがない、ここまで来ているのだから そそくさと変身し崖を下ったら何時ものヘアカディスを流れに浮かべてみる
小さな反応を2つほど空振りし ”お!居るじゃん” と思ったがそれから1時間半はさっぱりだった
夏の暑さも大変なものだが 其処此処に付いた足跡が渓魚の警戒心を高めている事も事実だろう
小場所 竿抜けを狙って行き 遂に大場所奥のセカンドラインを遠い目から攻めた 第1投目に女神が微笑んだ

今までと同じ様に注意深く投じた1投が、その時だけ全く違う それまでが嘘だったように極自然に
まるでプレッシャーの無い流れでの釣りの様にゆったりとしたライズフォームで水面を割る渓魚と出逢った

あまりのゆったりさに ”あ〜空振りかも〜” とも思ったが
スローモーションで出たアメゴちゃんは フッキングと同時に現実の恐怖に震え必死の抵抗で現実からの逃亡を試みている
当然僕も 必死の形相でラインのテンションを死守しつつ岩の上を八双飛びでランディング出来るポジションまでダッシュして行く

僕の情熱がアメゴちゃんの抵抗を上回ったようで、無事彼女をネットの中に匿う事が出来
ようやく一安心
今日は駄目かと思った中の 第一匹目、しかも原種っぽい別嬪さんと来れば喜びも一入だ



濃いモスグリーンのトーンの中に丸っこいパーマークと鮮やかな朱点の美しい別嬪さん

ようやくの1匹から好調の連鎖に移行するんじゃ無いかと思ったが 夏の渓はやっぱり厳しく次なる出逢いは1時間近くも後だった
大場所の広いプールの流れの中にライズを発見しトライ
そいつはバラシタが 流れ込みから1匹の気の優しいアメゴちゃんが遊んでくれた
そ奴とのやり取りの途中 何か足元に浮かんでいる白い物体を発見? それは紛れも無く魚の亡骸だった

2匹目のアメゴちゃんとの出逢いに喜びつつも 半沈みで漂う亡骸に不安を覚えた
先行者?いや近々ではなく死後半日位の状態のように見える、鳥にヤラレタのだろうか?
行くか上がるか?悩んではみたが、先行者とは思えなかったので行って見ることにした



気の良いアメゴちゃんと 悩ましい亡骸

暫くは音無しだったが、渇水のお陰で普段行きにくい所まで釣りあがって行ったら幸運が待っていた
油断して素早い反応の1匹を空振りした次の次のポイント
切れ込んだ岩の隙間 流れにヘアカディスを何となく浮かべてみたら ”ザバ!” っと大波を立てて HIT!
グイグイとロッドを絞り込むターゲットは夏バテと言う言葉を知らない奴に違いない
7Xのティペットは朝から1度も交換していないのにこの引きに耐えられるかどうか不安いっぱいだったが、何とか持ちこたえてくれた
そして ランディングネットの中には 嬉しい嬉しい原種のデッカイアメゴちゃんが納まってくれた



渇水のお陰で出逢えた M川らしいアメゴちゃん good 26cmだよ〜

もしかして もしかしてもっと別嬪さんがと上流に釣りあがって行くが そうは甘くは無かった
野望に胸を躍らせて12時半まで頑張ったんだが チビッ子だった

午後は気軽にお助けS谷へと向かって 到着後遅いランチをパクパクっと食べ ホイホイと流れに竿を出した
此処は不思議だ?放流も多いみたいだが 障害物も少なく釣り人には釣り易く 渓魚には隠れられる転石や深みが少ないにも関わらず
いつでもアメゴちゃんが遊んでくれる

午後2時前から 3時を少し回るまで遊んだら
ヒレ丸君が2匹と ヒレピン君が2匹僕のロッドをちょっぴり曲げてくれた
超真夏 水温は限界に近い20度の流れなのに 遊んでくれたアメゴちゃん達に感謝!感謝である
出来る事ならば 早く一雨 災害の起こらない程度の大雨が欲しい所である



原種っぽい娘も棲んでいる お助けS谷

帰りは少し遠回りだったが コンビニに寄った
モナカアイスが旨かった



今回の釣果

nishide1号  アメゴちゃん 11匹



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