streamside 1026

2010年 8月1日(日) 晴 気温30度超 水温15度

7月21日 仕事中の夕方、腰を傷めた・・・ギックリ腰だ。 夜 今までの人生で味わった事の無い痛みで眠れない。
7月22日 未明 辛うじて起き出し出勤の支度をするが、靴下を履くのに15分も掛かった。 昼 病院は休みの木曜日なので薬屋に行って
コルセットを買った。少しは楽になった。
2日間コルセットを巻きながら仕事をしたら、腰周りが痒くて仕方がない、痛みも少しは落ち着いたので、コルセットを外した。
傷めてから10日間は大人しくしていたが、ボチボチ身体を動かさねばと思っていた所
Dr.グロちゃんからお誘いのメールが届いたので ”は〜い、行きましょ〜” となった。

行き先は木曽、朝の4時位に鈴鹿で合流してから目的地に向かう、あくまでも目的は僕のリハビリと言う名目では有ったが
向かう木曽の流れは昨年 グロちゃんが尺上岩魚を釣り上げた流れだ

トイレに行ったり、コンビにで券と食料を買ったり、GSで給油(危なかった)したりしながら 目的地に向かう
途中2台の車が有ったが、僕達の目指す入渓点には車が無かったので、ラッキー駐車
ですぐ横の橋の所から”岩魚ちゃんは浮いてないかな〜”と覗き込むと・・・何と餌釣りさんが居た! ショ〜ック!

ま・よくある事なんで 1km程戻った所に車を停め直し、変身

流れに立ち毛ばりを浮かべていく ジンクリアな流れにチラッと魚影は見えるが まだ時間は早いみたいで水面を割る娘は居なかった



ビートルの時期なのかな

魚はたまに見えるのに反応しないのは 虫が飛んで居ないせいなのか?、足跡の無い流れでは有るが実はしっかり教育されているからなのか?
まそのうち釣れるでしょうと思って進んで行く
大場所の流れ出しにフライを何度か流した後 ヒラキを狙おうと数歩前進したら、水中をス〜っと影が逃げる様に動いた
”しまった、気付かれた!” そう思ったがちょっとドレッシングをし直したりして時間をおいてヘアカディス#17を投入
1発目で出なかったので、やっぱ無理だよね〜と未練のキャストを繰り返す事4回
投げっ放しのフライにゆっくりとしたライズフォームで魚が出た! ロッドを立てユルユルのラインを処理できないまま出来るだけ後方に走る
奇跡的にフライはターゲットの唇をしっかり捉えていたので、かっこ悪かったけど 先ずは安心の出逢い
木曽のタナビラちゃんだった



  見えるんだけどね〜賢いね〜       気の良いタナビラちゃんは24cm

1匹の出逢いが 僕達のモチベーションを煽ったが 渓魚のヤル気はイマイチ上っていないみたい
まリハビリなんでね・・・ 休みつつ、進みつつ、岩に腰掛つつ
流れを見、空を見、木々を? 枝に何か居る?
青いザラットした肌に黒い斑点、最初は足の辺りしか見えていなかったので、”カ・カメレオン?がこんな所に?”と思ったが
そんな訳は当然無い、近寄って見てみると大きな蛙、モリアオガエル?だよね
僕のイメージではもう一回り小さくてツルッとした緑の蛙がモリアオ君なんだけどな・・・(家で図鑑をみたら、モリアオ君には斑点もあった)



強そうなモリアオ君

そうこうしている内に 魚のヤル気も上って来たみたいで、岩魚ちゃんが釣れ始めた
目立ったハッチは無いが、増水気味の流れでは10時以降が良い時間帯なのだろう
初めの1時間で2匹だったのに次の1時間では6匹にジャンプアップ、腰が痛いなんて言っていられない



      顎で釣れた岩魚ちゃん                  何匹か釣れると余裕です             nishide1号らしいチビッ子岩魚ちゃん

そして ラストポイントは朝餌釣りさんが居た橋の下
期待は薄かったが 念のため慎重に覗き込むと流芯に1匹の影が揺らめいていた
順番で僕の番だったので 先ずは手前の流れ出しにフライをキャストすると、何と1投目で”バシ!”っと出たが・・・フッキングならず
残念な結果だったが、まだ見えている魚は逃げずに居る
次はそいつを狙ってヘアカディスを浮かべてみるが・・・無反応、しかも流しきって流れ出しにフライが来た時 2度目の反応が”コッツ〜ン・・・”駄目だな〜
そこでメンバーチェンジ、Dr.グロちゃんの出番だ
最初はさっきまで結んでいたアントを投げてみるが、反応が無いと見るとシステムをニンフに変更
最初の1投目で狙い通りのサイトフィッシングを決め 「いや〜見える魚を釣るのは楽しいね〜」 とニコニコ笑顔であった



ドライもいいけどニンフもね by グロちゃん
(おせちも良いけどカレーもね のフレーズをパクってみました)


時間も丁度良く ここで一旦上って 昼飯を次なる入渓点に食べようと移動したら、そこには既に車が有ったので車止めの大駐車場にてお湯を沸かす
そして”プシュ!”っと乾杯
それにしてもこの駐車場は車が多い、乗用車が20台近く停車しているし、大型バスが1台新潟から来ていた
カップめんをすすっていると、そのバスに沢山のお兄さんお姉さんが(60〜70歳くらい)山から帰ってくる
昔のお兄さんお姉さんは元気よく ”こんにちは〜暑いですね〜” と声を掛けてくれ 僕達も”お疲れさま〜元気ですね〜”と返した
こんな元気な人たちを見ると ”僕もまだ30年くらいは釣りが出来るのかな〜腰が痛いなんて言ってられなぞ!” そう思いながら
こっそりエアーサロンパスを腰にふりかけ、午後の釣りに出発

駐車場を真横に下りて、直ぐにグロちゃんが岩魚ちゃんをヒット
そしてその5分後に 僕が石裏から真っ黒な岩魚ちゃんを引き出したが、残念ながらバレタ
午後はウッシッシだと思って、進もうとしたら何と目の前にルアーマンが居た???と言うか 入られた感が強かったが
ま 僕達は大人な釣り人なので、一旦林道に上って数百m上流に入り直した

飽きない程度に岩魚ちゃんが遊んでくれるが、ドキッとするようなデカイ奴には出逢えそうな雰囲気は無い
それでも 流れの中に見える岩魚ちゃんと遊べる楽しさは格別
「nishideさん其処に良いサイズがいるよ〜そ〜っと頭を岩の上から出して御覧よ」 と言われ流れを見ても言われ場所には魚影は見えなかったので
「おらへんがな〜」「え〜さっきおったで〜、ああそこ上流の小さな窪みの所に移動してる。」「気付かれたんかな〜」「それでもやってみるで〜エイ!」
さらさら〜ぷかぷか〜とフライは流れ ”ぱっくり〜” と無垢なライズでフライを咥える岩魚ちゃん
2人で大笑いしながら 釣り進む



美しすぎる 木曽の岩魚ちゃん、ガイドのお陰で本日最大27cmを釣る

いい流れだね、いい流れでしょ
そう言いながら岩魚ちゃんといっぱい遊び、15時に予定通り竿を仕舞った



午後はグラスのショートロッドで面白かったよ

また来よう、また行こう 丁度良い位に面白い 美しき木曽の流れに




本日の釣果 沢山の岩魚が釣れました、タナビラちゃんは最初の1匹だけでした。



inserted by FC2 system