streamside 1007

2010年 3月28日(日) 曇り時々晴れ  気温6〜13度 水温7度

あ〜手首が痛い、其れは何故かと答えたら
金曜日の強風に負けないようにキャストしたらスナップを使い過ぎたからです

天気がイマイチなのと上記のせいで 何となくモチベーションが上がらないので、今日もだら〜っと下道で田舎の流れに向かった
お彼岸に墓参りに行けなかったので、今日は早朝ご先祖さまに手を合わせてからの入渓
薄曇りの中 桜の花が迎えてくれる広場で変身し 若干増水の流れに立った



曇天の朝

昨年から使い出した J-stream8’3” #3は 今までのダイワのロッドに比べるとパワーが出る分 少し重い
それを今年は使いこなせる様にと メインに使っていくと決めているので
小さなポイントの多いこの流れではリーダーティペットを若干短めにして釣り上がる
無論 フライはヘアカディスだ

最初の半時間は ”無しの礫” 全くの無反応にいささか焦ったが 9時前に1匹のアメゴちゃんと出逢ってからは絶好調
時間なのか?区間なのかは定かではないが、可愛娘ちゃんたちが水面を割って現れる
釣れて来ると 周りの事も見えたりしてきて クロモジが黄色く可愛い花を付けていたり 川鴉が飛び交ったする事で 春本番を感じられる
でも 何故か今年は ”梅に鶯” その2つは印象に薄い
”ほ〜ほけきょ〜 ケキョケキョ〜” っと甲高い音色を余り聞かないのだ



良いでしょ〜我が田舎のアメゴちゃん達!

いつもの事ではあるが、今日も何処から飛び出すやらサッパリ読めないアメゴの気持ち
小場所 大場所 チャラ瀬 反転流 etc えとせとら
とは言え やる気のある娘は殆どが第一投目で反応する! という訳で今日も当然足で釣る僕はnishide1号
居そうなポイントだけ流したら 後は適当に飛ばしながら 上へ上へと進んで行く

時計が更に進むと チラリホラリと羽虫も飛び始めると アメゴちゃん達のやる気も更に上がって来たみたいで
駆け上がりに定位し捕食体制でスタンバって居る奴の反応率がUPし 結構エキサイティング
渓魚のやる気は有るみたいなんだが、 目が悪いのかセレクティブなのか?レーンを外すと反応しないみたいで
こ奴らは 一投目で ”バシ!”っと行く事は少なかった



大き目のメイフライが飛び始め アメゴちゃんも じっとして居られない

11時前に 第一ステージ最終の堰堤でチビッコに遊んでもらって 一旦 WR-n1に戻る途中 で餌釣りさんの竿が見え
”朝のうちにアメゴちゃん教育をしておいて良かった〜少なくとも数匹は逃げおおせるだろう”と思った

午後の第二ステージも良い感じ 天気予報では日差しが殆ど期待出来ない感じだったのだが
時折 SOLAR POWER が降り注いできて 僕も渓も活気付く
メインステージは駆け上がりになって来たが 上流ほど水量が少なく透明度は高い
必然的に遠い目からの アプローチが肝となってくる

陽当り良好の人工護岸脇 ここでも駆け上がりに良い子が居た
1投目ではなく 数投目にして ヘアカディスに向かって一直線に浮上した影に
”来た” そう思ったが さに有らず、水面まで後10cm位の所でヨサゲな影は動きを止めて思案している
”あ〜見切られた・・・” そう思った瞬間 諦めかけていたアメゴちゃんが再ダッシュで水面を割る
ロッドを跳ね上げると ラインに生命が宿り 広くはないポイントを右に左に走り回る
最高 出来過ぎ の僕nishide1号がフライマンぽく見える刻でした



自然と人工の織り成すポイントに棲んでいた ビューティフルなアメゴちゃん

冗談はさておき 本当に今日の僕は別人のように上手く釣れた
お墓参りをしたからか?手首が痛い事が吉に転んだのか? だが 沢山のアメゴちゃんが水面を割って遊びに来てくれる

第二ステージ終盤 橋下の駆け上がりでヒット その反転流でバラシ
次の次の好場所 ここは夏になり木々が茂りだすとランディングが難しいポイントだが 堰堤まであと数十メートルの
実質最終ポイント
ここでも 良形アメゴちゃんの引きを楽しんだ僕は ほぼおなか一杯状態で 最後の堰堤に立った

右岸脇からフライを浮かべ ”もしかしたらデカイのが〜”なんて妄想を膨らませながらやってみる
滝のように落ちる流の右岸側では何も起らなかったが ”やっぱり居ないよね〜”と思いつつ反対側にも何度かキャスト
ザワザワとゆれつつも流れるフライが流下する所を数投トレースした後
ゴミを釣るのを覚悟で反転流の吹き溜まりにヘアカディスを打ち込み 待つこと10秒
そこは小さな枝葉をためた どちらかと言えば岩魚ポイントだったが 小さめの波紋とともにフライが消えたのを合図に
ロッドを立ててみたら ”クっクク〜!” っと返事が返ってきた
ラッキー アメゴちゃんが居たよ〜と軽い気持ちで追いあわせを入れると ”グン!ググ〜ン!” と驚きの引き
慌てて本気モードにスイッチを入れ ロッドの角度を調節し力強いファイトに対応
白泡の向こうでヒットしたターゲットをこっち側に誘導しつつ フッキング時の浅瀬から3歩ほど前に出つつ ファイトする
”ザーザー” と流れ落ちる水しぶきの音も聞こえないほど集中してはいるものの 奴の移動速度に目が追いつかない
左に寄ってきたと思って ランディングネットを流れに差し込もうとすると 既に其処には居なくて 右に瞬間移動
時間の経過と共に焦りからか 英断なのか 強引にアメゴちゃんを水面に引っ張り出しバシャバシャしながらのランディング
これなら 見失うことがなかった

妄想はあったが予期はなかった 良い魚に 未だドキドキが収まらない
ネットの中で疲労困憊のアメゴちゃんは 大人しくモデルとなって ネットの中に納まっているが
カメラを構える僕の手のほうが覚束無い感じだった



本日の〆は goodな良形 22cmの宝石

これ以上内フィニッシュに気をよくして林道を歩いて帰っていくと、ほんの少しだが雨が落ちてきた
まだ2時にもなって居なかったが もう幸せのメーターが満杯だったので
愛車に戻って一息ついて 珈琲なんぞ余裕で飲んでから 帰路に着いた

O川は やっぱり最高だ!



本日の釣果

nishide1号 アメゴちゃん 沢山釣れました



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