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2010年 3月6日(土) 雨のち曇り  気温10〜13度 水温9度

あ〜年度末、この先忙しくって今日しか休みが無い! なんて言いながら 一日に引き続き今日六日も川に向かう 

天気予報は朝のうち雨で午後から良くなっていくと言っていたので ゆっくり出発しゆっくり一般国道で田舎の流れに向かう
途中の釣り餌屋で年券2100円を購入したら 幸せの四番だった

9時前に現地に到着したら 解禁初の土曜日だって言うのに人っ子一人いない、雨のおかげで貸切だ
最初に入ったプールに第一投を投じると いきなり反応したが なはは・・・ お約束の空振りだった
でも 少し後で僕のヘアカディスに上手く騙されてくれた可愛娘ちゃんが居て ”よし!O川解禁だ!”



小場所の朝 可愛いアメゴちゃんとの出逢い

が その後が続かない たまに有る反応もフライトの相性が悪いのか上手くフッキングしない
フライをソラックスダン#19に変更して進んで行くが、まだ朝が早すぎるせいか?増水の流れに渓魚が隠れているのか? 今度は全く反応が無い
そんな状況下 白泡の切れた流れ出し付近にデッカイ魚影を発見
まさかホンマもん? 姿勢を低くし呼吸を小さくしソフトにプレゼンテーション 良い所を何度かスローにフライが流れたが見向きもしない
大物はうろうろと餌か何かを探している様子だが・・・
こいつは何とか勝負しなくてはと フライを2段重ねシステム 目印代わりのヘアカディス#17と30cmほど下に赤虫ニンフを結んだ
そして 1・2・3投目で狙っていた奴ではなく 白泡の下に隠れていた更にデッカイ奴がヘアカディスのほうに襲い掛かった
”ず〜ん”とロッドが撓って がっちりフッキングした模様ではあったが 引きが???大した事が無い
”ぐーいー”と引き寄せネットに確保してみると 上半身はGOODなナイスバディだったが下半身がイタダケナイ
そう 多分そうだと思ってたんですが 完璧な放流魚でした・・・

でも 釣り人の性ですな〜 さっき狙っていた奴がまだ居るのが見えますので もう一回狙ってみたりしたがそいつは少々賢かった

でその2つ上のポイント、ここにもデッカイ魚影を発見し ボッチャンボッチャンやってみたら これまたヘアカディスでヒット
でも今度の奴は ちょっとパワーがあった 下流に向かって泳ぎ始めた魚は
#3のロッドと7Xのティペットでそいつを食い止めるのは至難 奴は瀬をドンドンと下り3段下の小さな溜り
もうこれ以上行ったら大変だと思い 切れるかもと思いながら強引にSTOPをかけ若干大人しくなったところをすかさずCATCH!
当然ひれ丸君だったが マジでデカカッタので計ってみたら 31cmあった
でも何かむなしい・・・ 何で漁協はこんな魚を放流するんだろうって悲しい気持ち



う〜ん デカイ放流魚 こんなに大きかったら僕の大好きなチビッ子が食べられちゃうかも

2段重ねシステムを解いて何時もの様にヘアカディス#17オンリーに戻し居付きの可愛娘ちゃんを探して行く
丁寧に進んで行くと 瀬を割ってフライをひったくって行った奴がいた
丁度雨が上がって 薄日が差してきたタイミングで 出逢えたアメゴちゃんは痩せてはいたが間違いなくこの流れで冬を越したアメゴちゃんだ
やっぱりこんな娘が良いね〜 嬉しいね〜
少し暖かくなったようで羽虫も少し飛び始めた、それに誘われたようにトントンと2匹のアメゴちゃんが遊んでくれた
が また雨が降ってきて反応が無くなった そこに来て雷まで鳴り始めたので一旦上がり 東屋でカップラーメンをすすりながら小休止

11時半から再入渓して アメゴちゃんと楽しく遊んだ
小移動の際 2台の車を発見したが意外と足跡のない所に入渓できたみたいであった
早い流れには当然居ないけど 大場所や巻き返しや小場所にも居なくて 浅くて緩い瀬に食い気のある娘は出ているようで
割と遠い目からのフライフィッシングらしい釣り方が功を奏した



大好きなチビッ子

午後2時位に移動し次なる流れにて遊んでいく
何時ものポイントに入ろうと思っていたのだが 何とそこには先行車が1台いたので更に上で遊んでみた
ヘアカディスに飽きない程度に反応が有って 無垢なアメゴちゃんが遊んでくれる
ここの魚も何年か前に発眼卵放流をしたアメゴちゃんたちの末裔が転生して育っている子だと思うと喜びもひとしおである
それだけでなく ジャコ(ヨシノボリ)やメイフライニンフも棲んでいる
一投目で”ガボ”っと出るかと思ったら 何投も流し諦めかけた頃に”ポコッ”と出ることもあるので 油断できない楽しさである
なんていい流れなんだろう!
もう少し季節が進んで桜の咲く頃までこの水量と アメゴちゃんたちの数が残ったとしたらすごく楽しいフィールドになる事間違いなし
山が痛んでいるので水量は如何ともしがたいが
出来る事なら釣り人みんながリリースしてくれたらな〜と思いながらフライを浮かべていく



大好きな川の生き物たち

十二分に渓流遊びを堪能したら
最後に広い大場所の御機嫌を伺ってみよう もしかしたらここにもデッカイ放流魚が居るかも知れないと思い
若干怖いもの見たさに近い感覚で向かった
そこには真新しい足跡が残っていて ダメかも知れないと思いながらも釣法が違えば何とかなるかと
何時間も使い続けたヘアカディスにドレッシングし直し竿を振った
大場所 1〜3は全く反応が無かったが 大場所4でライズを見つけ 慎重に遠い目からプレゼンテーション
ライズのあったカケアガリに数投したが やっぱり魚がナーバスになっているのか反応は無かった
徐々に上流を攻めていくと真ん中の岩に流れが緩くなっている所でフライの横に出た
”見切られた?”そう思いながら何度かやって見たがやっぱりダメだ
じゃあど真ん中、反転流のせいで超緩くなった鏡の部分にフライを投げ込んだら ”どっぱ〜ん” と出た
反射的にロッドを立てたが 手に感覚が残らない程の瞬時にティペットが切れた・・・やっちまったよ〜

あ〜あ もう終わったかな〜と思っていたら 左岸際でライズを発見
ヤラレッパナシで帰るほど僕はチキンではないので 持って行かれた5X6X7Xティペットを結び直しフライをソラックスダン#17にし再チャレンジ
その間にプール中央でデカイ頭が”ぬっ”と出たのも目撃、 僕はなめられているのだろうか
先ずは岸際のライズポイントを攻めたが・・・ 次は中央を攻める・攻める・攻める
そうしていると真っ赤な背中の25cmほどのアマゴが僕のすぐ横まで遊びに来た、完全になめられている・・・
こうなった 投げるべし・投げるべし・投げるべし 隅から隅までフライを打ち返し続けたら 事故が起こった
やっぱりプールの真ん中で”ど〜ん!”と出た
でっかく太ったアマゴにロッドを軋ませながらもランディング ”どんなもんだい!”って感じであった



放流魚もゲームとしては楽しいかもね

釣るまでは楽しいけど 釣り上げてからが切ない
このやるせない思いのまま帰路には就けない
やっぱり本物の渓流の宝石に最後の挨拶をしたいと思い湿ったソラックスを丁寧にドレッシングし直し又竿を振りはじめる

良い瀬が続くが 足跡の残る流れに反応は無い
魚が居ない訳ではなく 僕の影や足音に素早く気づき走っていく魚影が見えるだけに 一層キビシイかもと思ってしまう
あそこまで行ったら もう上がろうと思っていた最終ポイントに到着するまでの半時間
1度の反応も無いまま辿り着いてしまった
願いを込めたプレゼンテーション、最初の1投目が肝だと慎重に近づきフワリと水面に落ちたフライは良い感じに流る
が・・・ 2投め・・・3投目・・・
あ〜終わった。 そう思いながらも未練のキャストを雑に行ってたら 突然白泡の中から下流にフライに向かって影が走る
乗るとは到底思えないシュチュエーションだったが ”食って!”と言う念はしっかり送った
”バシャ!”水面が弾けると同時に 宝くじの抽選を見る時と同じ感覚でロッドを立てたら 当選だ!
ギュンギュンと走る躍動感! これは大当たり、間違いなく居付きのアメゴちゃんだ〜
少々焦り おぼつか無いランディングではあったが 気の良いアメゴちゃんに最後の最後で出逢えた
何枚も写真撮影を行い 嬉しさと愛情を込めチューをしてリリース
最高の締めくくりでFINISH



やっぱ 良いね〜

田舎の流れに愛を感じる 僕nishide1号でした



本日の釣果

nishide1号 アメゴちゃん 沢山釣れました



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