streamside 1003

2010年 2月14日(日) 晴れ後曇り  気温3〜10度 水温4度

バレンタインはどっかで3月解禁に向けてのウオーミングアップしようと思っていたら
fujita夫から連絡が入って 寒狭川に行く事になった

まだ暗い早朝に津を出発し 朝日が眩しくなった頃に高速を降り 広見ヤナに到着したのが8時過ぎ
券を買ったら 流れにロッドを振る釣り人たちを見ながら変身
朝がまだ早いせいか 一人としてロッドを撓らせている人が見えないし、 漁協のオジサンも”今日は釣れてないね〜”と言っていた

だが今日は最初っから駐車場前に入るのではなく 下手の堰堤上でライズを待とうと言う fujitaプランで行く予定
期待と不安 早春の渓流に立てる事を待ち望んでいる僕たち3人の心臓はいつもより少し早いリズムを刻む
目的のプールにはニンフをキャストする1人のフライマンが居るだけ 僕たちの入るスペースは十分にあった



堰堤に降り立った 空は青く 草地は霜で白かった

先客の正面で2度ライズらしき波紋が広がるのを見た僕たち3人は
その上流に fujita夫 fujita嫁 nishide1号 の順に入った
ライズを待ちながら暫し集中 そんな中 先客はいいペースで渓魚と戯れている
しばらく後 一番上流の僕の 更に上で1度だけもじりらしき物を見つけた僕は
ソラックスダン#19を8Xフロロティペットの先に結んでファーストチャレンジ・セカンド・サード・・・20投位したかな?でも当然何も起こらない
一旦休憩し辺りを見回していたら 10mほど上でまたももじり?
抜き足さし足でポジションを移動し 魚が居ると信じて20投くらい・・・・出ないよね〜

やっぱりライズを待とうと静かにしていたが 10分が経ち20分が経ち30分が経ったが何も変化が無い
パッチは履いてきたとはいえ ゴアテックスウエーダーで流石に冷たく
日光がこのプールに差し込むまではまだ1時間近く必要だと思い 僕は一人堰堤下 陽のあたる瀬に移動する事にした

下の瀬はいい感じにキラキラしていたが 反応は無く 水面に波紋を広げたのは足腰がおぼつか無く沈しそうになったのを支えた僕の右手だけだった

そろそろ プールに戻ろうかと思ったら 2人のフライマンがやってきて 僕がもじりを見たポイントにポジションを取った
僕はその後から fujita嫁と見知らぬフライマンの間に入った
と 見知らぬ彼のマーカーが”ピピッ”と動き ロッドが撓って何とアマゴちゃんを釣り上げたではないか!
僕も釣れるかも?と言う気になってマーカーニンフィングに切り替えアタック・アタック・アタック
フライを3回も変えてみたが 気配すらない・・・
fujita夫妻も”まだ駄目だ”って感じだったので 僕には釣れる気がしなくなってきた

と言うことで 釣り上がりに変更した



日差しに猫柳が光ります

が やはり反応なし
駐車場前のプールにきたら 時折釣れている人は居たが 渋滞中で入れそうな感じでは無かったので
11時過ぎ一旦上がって fujita夫に”釣れそうにないし早昼にしよう”と言うつもりで携帯を鳴らして「調子どう?」って聞いたら
「少しライズが始まった、頑張ってみるのでお昼は遅くなる」と予想外の返事に「じゃあ頑張って」とエールを送ってしまった

どうするべ?と 甘いお菓子を食べ冷えた珈琲をすすりながら 渋滞のプールを眺めていたら
フラットなプールには人がずらりと並んでいたが その上の流れ込みは空いていた
しかも ライズらしきものを見たので”そこしか無い!”とロッドを掴んで早足でそこに向かった

ライズ狙いのフライマンと流れ込みの上の大岩に陣取ったテンカラさんの間は30m以上空いていた
その真ん中に入って暫く流れを見ていると ”ポワン”  ”ポワン” と2箇所でライズだ
之はイタダキか?そう思いキャストしてみたが 手を変え品を変えポジションを変え股下まで立ち込んで繰り返しチャレンジしてみたが
釣れない・・・見える魚は7〜8匹、なのにフライにはアタックせず 見えないサイズのユスリカに時々ライズする
流れが入り組んで難しいのと 魚が賢いようだ! そんな理由でここだけ空いていたのだろうか・・・
色々考えながらフライを結びなおしたりしていたら 目の前3mを悠々とアマゴがクルージングして行くので僕は更に熱くなった

12時半 fujita夫よりTEL「こっちは釣れてるけどそっちはどう?良かったら来ない?」とお誘いが有ったが
「こっちも結構ライズ有るし魚も見える 何とか釣り上げたいのでもう少し頑張ります。」と断った

13時再度fujitaコール「どう?こっちは好調、そっちが厳しいならこっちへおいで〜」と優しいお言葉に
今まで完膚なき負け試合の僕nishide1号は 早足で道路に上がって堰堤プールに向かったんであった。

朝は晴れていたんだが いつの間にか御天道様は知らぬ間に雲に隠れ 肌寒くなっていた
そんな寒さの中 釣れてない僕のためにfujita夫妻は待っていてくれ
”ドライでも十分つれるよ〜”っと言ってすぐに好場所を譲ってくれた

目の前で幾つものライズがある中 早く1匹GETしたいと 今まで結んでいたトレーラーシステムを流れに浮かべて行くと
マーカー代わりに結んでいるヘアカディス#15に興味を示す奴らに何度かおちょくられた後 ”スッ”とヘアカディスが沈んだ
下にぶら下げた 赤虫ニンフにアメゴちゃんがHITしたのだ!
”ククッ”と小気味よく撓るJ-streamを介し春の躍動が伝わってくる
暴れすぎず大人しすぎず 適度な引きのアマゴちゃんは 素直にネットの中に納まった
感謝 感謝の春一番であった



皆さんのおかげです。 一番良いポイントを譲ってくれたお二人の

fujita夫妻の他 後方からの釣り人の視線にもちょっと緊張しながら 記念撮影をしたら今日も感謝のチューをしてリリース
ふ〜一安心

で今度はドライに #18のフローティングニンフに変え2匹目を狙う
fujita夫にちょっとデカクナイ?って言われながらも 何とか2匹目をキャッチ
あそうだ 自作フックリリーサーを使ってみなくっちゃ!と
ベストの中を探っている間に バーブレスのフックは外れていたので リリーサーの出番は無かった

nishide1号と言えばヘアカディスでしょうという事で ヘアカディス#19にフライを変えて3匹目を狙うも・・・
アドバイスに従い cdcミッヂ#20に変更し 十数投めで 待望の3匹目をヒット
ラインはピーンと張ってしっかり寄せてきてあと3mほどで フックが小さかったのが原因だと思うが ばれてしまった・・・

まあ ボウズ覚悟だった今日に3匹のアマゴちゃんに遊んでもらえた事に感謝し
少し離れた所に居た女性フライフィッシャーにfujita夫が声をかけ 僕たちの遊んでいたポジションを譲ったのであった

そして 凍えた体を食堂のラーメンで温めた

食後 上流の瀬で少しやって見たが 気配も無いのですぐに納竿
春のウオーミングアップは無事終了しました



本日の釣果

fujita夫妻 アマゴちゃん 数匹づつ
nishide1号 アマゴちゃん 2.5匹



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