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10月18日(日) 晴れ  気温12〜22度 水温12度

なんと 超久ぶりに大型新人(全くの素人)を釣れて天川に行くことになった
名前は 橋やん
ロッドやリールは僕の古いので良いが ウエーダーが無かったので長靴で行こうと段取りしていた矢先
fujita夫が同行してくれる事になって ウエーダーも借りれた

天気は上場 こんな日に釣れない訳がないよ!そう言ってネジを巻く僕たちの気持ちを察してか
橋やんからは ”俺だけボウズでネタにされたら困るな〜” なんて弱気の発言
”大丈夫だよ、一日やったら1匹は釣れるよ” とは言ったものの
漁協で券を買ってから流れを見たら ”むむ・結構増水している・・・大丈夫かな?” って気になってしまった

トンネルを超えると 8人ぐらいのフライマンがキャスティング練習をしていた、ショップの釣行会のようだ
キャスティングレッスン中の皆さんには悪かったが WR−n1を停めるスペースが其処しかなかったので
”スンマセン”と言いながらそこに割り込み車を止め チャッチヤと段取りをする

最初は道端で1時間ほどキャスティング練習をするつもりだったが、プロショップの方を前にいささか気が引けたのと
やる気の有る虹鱒君が水面でバシャバシャしている日ならともかく、今日の水量で初心者がドライで釣るのは望み薄
となると先ずは1匹を釣る為には沈めましょ、と言う事はキャスティングは二の次だな
ほんの10分ぐらい軽くやったら はい 川に行きましょ、実戦で〜す あ fujita夫はウエットを結んでサッサと上流に行ってしまった

いきなりニンフってのもどうかと思ったので、まあ半時間ほどはヘアカディスを結んでやってみたが無反応
それではとニンフに変えてみたが そんなに簡単にいく筈も無い

下手のプールに居たルアーマンが僕たちを追い越し上手に行ったので 暫し橋やんを放っておいて
ちょっと一息 自分の釣りをしに 僕は下のプールへ
ヘアカディス#17を 右岸〜左岸までこまめにキャストするが やっぱり渋い
流芯を少し外れた右岸に向かう流れに差し掛かる辺りで たまに反応するが水面を割る事が中々無かったが
9時55分に ようやく1匹の虹鱒君が遊んでくれて 一安心
気持ち暖かくなってきて 多少は水面に虫が流れてくるようになったようで ライズする奴も見えるようになった
それを知ってか知らずか 橋やんがフライが無くなった〜と下ってきた・・・



鰭丸君でもやっぱり1匹目は嬉しい       橋やんもやってみます  

彼の手間取りをしつつ 手を持ってキャストや合わせをレクチャーしつつ 時間は過ぎて行く
まあ 沈める釣りとは言えクリアーな流れの中に漂うフライに虹鱒君が反応するだけでも 面白がる橋やんの表情は楽しそうだ
これが ギャルだったらもっと僕も楽しいのに なんでおっさんの手を取って・・・なんて苦笑しながら ファーストフィッシュを狙う

1度は手元まで寄せたのだが 残念ネットイン手前で逃走
 その後も2度ほどHITしたが やはり針掛が弱いのが原因で途中で逃げられてしまう
道路から僕たちを見ているギャラリーの中にfujita夫を見つけたら お昼だ! 上がってお湯を沸かし 好天に乾杯!

fujita夫はと言うと ウエットでそこそこ遊べているらしい、 今日は余裕で40cmオーバーも釣ったらしいし

OH!うらまやしい、 昼飯を食っている間に僕は釣欲がムラムラしてきたので カップめんを食べ終わったら
「お二人さん お茶でも飲んで暫し休憩していてね、僕はちょっくら行ってくるよ。」 そう言い残し一人トンネル下のプールへ

魚は見える ライズも有る これはイタダキ 2〜3匹遊んだら帰りましょ〜と思ったが
深みの奴は全く反応せず、ライズの主は一度は見に来るが簡単に見切ってしまい遊んでくれない・・・
沈めようか、どうしようか?と思ったが nishide1号のプライドが沈める事を許さなかった

ポイントはまだある、何よりも第1投目が大事だと思い
静かに移動し 次なるポイントにヘアカディス#17をスラック大目でそーっと白泡の切れ目に浮かべてみたら
小さめの渓魚がゆっくり浮上し 素直にフライを吸い込んだ
”あ〜良かった〜これで戻れるわ〜” そう思い高速でラインを回収し ”ポン”と引っこ抜いたら
あれま〜アメゴちゃんだったのよ〜



nishide1号と言えばやっぱアメゴちゃんでしょう。

思って居たより時間を食ったが 戻って2人にアメゴちゃん報告をしたら 午後の釣り?レクチャーの開始だ
最初は横に付いて サポートしていたが 3度ほどバラシが続いた後
「暫し一人でやっててね〜僕もちょっと釣ってみるから〜」 そう言って下手に回って左岸側にヘアカディスを数投したときに
橋やんのロッドがいい感じに撓った、しかも数秒見ていたがどうもガッチリフッキングしている様な感じだったので
僕はロッドを放ってネットを持ってお助けに参る

12時45分 橋やん生涯フライフィッシングにてニジマス君と出会えた瞬間だった、万歳!

昼過ぎの太陽が水温を上げ 虹鱒君の活性も最高潮になって来ているとは言え 初心者橋やんは調子に乗って何度もロッドを撓らせた
ヒットはするが取り込みがまだまだ難しいようで 何度もロッドを持つ右手の人差し指でラインを押さえてテンションが緩まぬように言っても
そこはそれ 超初心者だから 幾つもの事を一度には出来ないよね〜 それでも5匹以上はキャッチし
 「面白いね〜でも次はドライで釣りたいな!」 そう宣った



初虹! 初フライ! 秋の天川!

ま 一つのプールで十二分に遊んだので システムをドライに変更したらそこを後にし上流へ
反応は有る が 乗せられない、合わせが遅いのだ・・・
「ちょっと見本を見せてよ」と言われたので 何か言いながら瀬にフライを浮かべたら 一発で釣れてしまった・・・
きっと彼には 簡単に釣れちゃったので”何が何だか分からなかった”と思うが釣りたい気持ちに火を点けたのは間違いなかった
が、力の入ったキャストは思うように飛ばない・・・
再び横に立ち ”上げて下げる” そう言ってキャストを修正させ ”数メートル先のあそこ” そう言ってフライを流れに落とすと
”ガバ!”っと出た、 咄嗟に僕は彼の右手を掴んでロッドを跳ね上げさせると
”やったぜフィッシュオン!”
近距離でラインも殆ど出ていなかったので 一度ラインを手繰ったら後はもうごぼう抜きでネットイン
ネットに収まったニジマス君を見ると まだ幼きパーマークの残るチビッ子だったが 初ドライフライでのいい思い出になったに違いない
よかったね 橋やん



気のいいニジマス君(パーマーク付き)   秋の日差しが山の端に隠れていきます が こんなデッカイストーンは元気に飛んでます

その後もドライでチャレンジするも 奇跡はそんなに簡単には起きません
彼から 「最後にもう一回釣れ釣れプールで遊びたい」 との提言を受け移動、勿論沈めるフライに変えての再入渓です
”ここは釣れる!」そう信じ込む事は 初心者だけでなく大切です(妄想に終わる事も多いが)
自身を持った初心者は 今日覚えた事を復習・反復しながら 何匹かの虹鱒君を釣り上げ笑顔満開である

16時過ぎ 風が冷たく成って来た頃 僕&橋のダブルヒットで竿を仕舞った

本日の締めくくり
朝 天川に向かう時から決めてたんです ”松尾で蕎麦食って帰る〜” と
今日は何時もより 混んでいて 注文してから蕎麦が出てくるまで少々遅かったけど 待つだけの甲斐はある
やっぱ旨いよね〜♪



入り口も ”秋” って感じですね



本日の釣果

橋やん 虹鱒君 10匹くらい
fujita夫 虹鱒君 沢山釣ったでしょう
nishide1号 アメゴちゃん 1匹 虹鱒君数匹



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