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9月 27日(日) 曇り  気温16〜22度? 水温12度

「シーズン最終日曜日のご予定は?」 と caddisさんから メールが届いた
「特に予定なし 木曽でも行きますか?」 と 返事したら 早速 OKメールが届いた
一昨々年から 木曽へ一緒に行こうとの約束が やっと実った。 あ!この約束はグロちゃんも居た3人の時の話だった

という事で グロちゃんも誘って前夜のI川Pで先ずは 一杯
僕が一番遅く PM10時に現地に到着したとき 雨が強く降ったがその後は徐々に収まって行った
”シルバーウイークで相当苛められたであろう渓魚が やる気モードに変身する 幸運の雨だ!”そう信じてポジティブな宴会
夕方から来ていた 2人のうち一人はすっかり出来上がっていて 椅子からコケルと言う珍事で僕たちを笑わせてくれた

開けて朝 5時半に起きて 珈琲を沸かしパンをかじる
その間にも 登山者か釣り人かの車が数台やってきたが 僕たちのテーブルは一段下のPなので朝来た奴らの真の姿は?
こりゃーのんびりしていられないと 変身したら僕のWR-n1に乗り込んで 少し下流に向かった
幸運にもそこには釣り人の姿はなかったので 斜面を下って入渓すると意外と暖かく沢山の蚊が纏わり付いて来た

実は この3人で釣りに行くと ネタにはなっても まともに釣れた事が無いのを密かに思っていたら
caddisさんが 「このメンバーで行くと釣れへんで嫌なんや〜特にワシだけボウズ多いねん、嫌な予感するな〜!」
と 僕と同じ思いだったようだ

ロッドを振り始めると グロちゃんに反応が有って、僕に反応が有って、6時45分僕にチビッ子 HIT!
木曽まで来ても流石はnishide1号 チビッ子釣り師の腕は衰えていないようだ
ま 何にしても 早い時間に釣れた事は喜ばしい事実で 次に繋がる1匹だと皆が思った事だろう



小さいね、今年一番小さな岩魚ちゃん

朝のうちは反応がちょぼちょぼ 僕は2匹目の小さな岩魚をゲット(ただしスレだった・・・)
10時を回った頃から 稀にではあるが プールの駆け上がり何ぞで定位する まあまあの岩魚を目にする事があり
テンションは上がって 後方の2人は野次馬と化し 釣ってる本人にプレッシャーを掛ける
そして 釣り人はコレダと思うフライに結びなおし キャスト
”もっと右だ! 左だ! 一投目で決めなきゃ! ワーワー キャーキャー!” 後方の方が楽しんでいる中
キャスターが真剣に岩魚と対峙するも 最初はちら見するものの そのうちターゲットは違和感に気づき何処かへ逃げて行ってしまう 賢いのだ!

やっぱシルバー後は厳しいな〜
昨夜の雨がもっと沢山降ってくれてたら 状況がもっと変わって居たんだろうけどな〜
なんて 泣き言を言いながら駐車場横を通り過ぎ 奇跡のタナビラポイントも通り過ぎ 巨岩のトンネルをくぐり あ〜もう最後の通らず
そこに立って流れ込みからやや左岸よりの流に沿ってキャストするグロちゃん
一度反応が有ったみたいだったが 乗らずで 暫く見ていたが釣れそうな気配は無かったので
僕だけ先に上がってWR-n1を取りに戻ろうかな〜って言っていたら
グロちゃんがいやに神妙に 「チョット待って〜魚がやって来た〜もうチョットさせて〜」と言ったので
そーっと後ろから覗いてみたら右岸の岩縁に大きめな尻尾が見えたが それ以上は僕の所からは見えなかった
彼がターゲットに向かってキャスト?いつの間にかマーカーが付いている 知らぬ間にニンフになってたみたいだ
ゆっくり 2〜3投して 「良い所へ行った〜食って〜」 と言ってたと思ったら 「ライズした!」そう言ってシステム交換を宣言し
焦る気持ちを抑えつつ なるべくゆっくり小さめのソラックスに代えたみたいだ
そして ゆっくりフォルスキャストを2回 ブッシュマスターから投射されたフライはふわりと水面に(僕からは見えてないので想像です)
長い静寂の刻がほんの数秒 後 グロちゃんがロッドを立てた
と同時に僕たちも1歩前に出て水面下で抗う渓魚の姿を拝見
ロッドが撓り水面に引き寄せられてきたそのシルエットは紛れも無く尺オーバー!!! 嬉しいやら、憎らしいやら、ウラヤマシぃ〜

グロちゃんがデッカイ岩魚の引きを楽しむ至福の十数秒を 僕たちは見守り 無事ランディング出来たのちにがっちり握手
ネットに横たわる岩魚を計測すると 32cm! ワイルドな顔つきの良い岩魚 しかも 白点が無いからネイティブな尺ヤマトでは無いでしょうか
今日のこの状況の中 奇跡の1匹と言えるであろう



白い通らずのポイント  ブッシュマスターが撓り  奇跡の岩魚が現れた

興奮冷めやらぬ中 皆で写真を撮って 撮った後
感謝を込め やさしく尺岩魚を流に返したら 昼食のために一旦林道を戻る
ビールで乾杯し カップラーメンを食べながら 午後はやっぱり ”上” だなそう決めた

午後は若干雲が増えハッチなど殆ど始まらない渋々の状況 お世辞にもまずまずの状況とは言えない
が 奇跡の再来を夢見るおじさん達は文句を言いながらも丹念に釣り上がって行く
流れはジンクリア ヨサゲなポイントも結構ある ただはっきり言って状況は朝よりも厳しい感じがする



がんばるマン’s

辛うじて 僕がチビッ子2匹に遊んでもらっただけで 厳しい時間が過ぎていく

こうなったら caddisさんには悪いが このまま釣らずに ”ボウズネタをお願いしたいで〜す!”
との 願いもままならず 14時半 caddis安堵の岩魚ちゃんが現れた
”う〜ん 面白くない・・・”



木曽の岩魚 with caddis

そして 1時間沈黙の後 グロちゃんにお兄さん岩魚が釣れた
その後 多少は岩魚ちゃんのやる気が上がってきたようで 大きくは無いが岩魚ちゃんは見える フライを追う
が 良くて突っつくだけで大半は無視される 賢いのだろうか?
緩い流に2匹のまあまあ岩魚が見え イタダキか?と思ったけど 全く反応しないで ゆっくり追いかけっこをしている
これって ペアリングの始まりなのだろうか? そうだとしたら釣れないよね〜

あ〜秋だな〜と思いながら 16時に竿を仕舞い 帰路に着いた
グロちゃん・caddisさん また来年



本日の釣果

グロちゃん 岩魚ちゃん2匹 (内一匹 尺上)
caddisさん 岩魚ちゃん1匹
nishide1号 岩魚ちゃん3匹+スレ



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