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9月 20〜22日(連休) 晴れ〜晴れ〜小雨  気温10〜25度? 水温7度

予てからの計画の日 朝 有峰林道ゲート前で起床し開門と同時に折立に向かった
沢山の車が停まっているので チョット離れた所に車を止め 6時40分 ザックを背負って歩きだす
キャンプ場に先発隊のfujita夫&umedaさんが居ないか見ながら進むが 居ない
この先で追いつくことを信じ 木々の生い茂った登山道をハーハー言いながら登っていくと
徐々に高山帯 森林限界を超え真青な空の下汗を拭いながら太郎平を目指す



シンドイ歩きだが、気分は最高

9時10分 太郎に着いて先発隊を探すが姿がない
あれ〜?fujita夫頑張ってるんだな〜まだ先かな?と思いながらオニギリなんぞ食してから再スタート
単独の歩き 少ない目の荷物 軽量なローカットのシューズが良かったのか 11時半に薬師沢小屋に到着
そこには、今朝太郎から歩いてきた AMAちゃん&JFF御一行が居たので
「ちょり〜す!」と知らん顔して彼女に挨拶をしたら めっちゃ驚いてくれたので嬉しかった

先発隊の事を AMAちゃんに聞き 小屋番さんに聞いたが未だ来てない。
太郎の小屋の中に居たのを気がつかず抜いてきたのか? 折立で抜いてきたのか?どちらかだな

JFF4人組が釣りの用意をし 出かけていったのを見送ってから 訳を言って小屋の中に荷物を置かせてもらい 僕も変身だ
薬師沢に下りていくと 小屋の下でライズが3つ 楽勝イタダキだと思ったが岩魚らしからぬハイスピードな出方と賢さに翻弄されたが
何とか1匹が釣れたので まだライズするプールに見切りを付けて 上へ

その上もヨサゲなプールでライズは多数有るが、すごく学習が行き届いて居るのか難敵ぞろい
ティペットに7Xを少々追加しフライサイズを17番に落とすと乗りが良くなったが、釣れる岩魚はチビッ子ばかりだった
おかしいな〜? ま 昼飯にまたオニギリを食って一服したら少々状況は変わるかな〜なんて思いながら時間を潰してから再チャレンジ
でも そんなに簡単には状況は変わらないよね〜

瀬尻の駆け上がりや瀬尻のポイントはチビッ子が多いので 先ず一投目は深みのある流芯へ
それで駄目だったら 駆け上がり 瀬尻と いつもとは逆プレゼンで進んで行くと 25cm程の別嬪岩魚もたまに釣れるようになってきた

ハッチも増え 良い時間帯には違いはないんだが 状況が特別良く成って行くような感じはない
でペースを少し上げてみたら 上流に女性フライフィッシャーが見え、女子が一人!の訳はなく、その少し上流に もう一人フライマン
アベックフィッシャーが先行していたらそりゃ〜反応がオカシイ筈だ、フライをロッドに引っ掛け トントンと上がって行って一声かけて僕は下流へ



ヒレの美しい薬師沢の岩魚

2時に一旦小屋に戻った 人が更に増えて居たがfujita組はまだ居ない
じゃあもう一頑張りしましょうと 本流を少し下って竿を出してみるが 全く反応がない
こっちの流れは魚が居ないのか? いやそんな事は無い筈 きっと沢山の釣り人に苛められ岩の下に隠れているんだろう
ヨサゲなポイントはそれなりに流し 小場所や巻き返しを丁寧に攻めて行くが全く反応がない

大きな流れ込みの左岸側に出来た如何にも渓魚が居そうなポイント
普通の狙い方では反応しないと踏んだ僕は フライを更に小さくする事にし 今まで結んでいた#17のソラックスを外し
ティペットを引っ張ってみたら結節で切れたので、6X~6.5X~7X結び直したその先に#19のキラキラヘアカディスを結んだ

ポイントの真横に立って 極力長時間フライを浮かべる事を心がけ 反転流が巨石をなめながらゆっくり流れ込みに吸い込まれて行く波間に
1投 2投 3投
波が起こった時フライが沈んだのか?岩魚か? 聞き合わせ程度にロッドを立てる
気を抜いていたら気付かないほど静な波のようにフライを吸い込んで行った奴は きっちりヘアカディスを咥えていた
魚信を確認したら追い合わせを居れ、間髪居れずに僕は岩場から下流の開きにダッシュ
ロッド気持ちよくUの字を描きその先には良型の奴の姿が見えたがティペットも交換したばっかりだったので 安心してグイグイ寄せる
抵抗はするが以外に従順だし、見える姿は27〜28cmだと思ったので 速攻で決めよう
そうは言っても 何度かランディングをミスしようやくネットに収まった奴を浅瀬に連れて行き 写真を撮ろうと伸ばして見たら!
”あれ!何だこの尾びれのデカサは・・・もしかして?”
そう思い メジャーを取り出し計ってみたら 本当にギリギリだったがジャスト尺

OH!何とラッキーな
たった1度の本流での反応が尺だなんて 一生懸命歩いてやってきた甲斐があったよ。 fujitaさん有難う!



黒部の尺岩魚

何枚も写真を撮って 幸せな時間を数分過ごした後
再び僕は立ち上がり 大仕事をしてくれたヘアカディスに愛情を込めお化粧直し
2匹目の渓魚は居ないかと ゆっくりポイントを探って居ると 小屋のほうから僕を呼ぶ声がする。3時のfujitaさんだ!

彼らはやっぱり遅い出発で 朝飯食って珈琲飲んで 7時過ぎにようやく出発したそうだ
ま無事に会えたし、彼らの遅い出足のおかげも有ったので 良い岩魚も釣れたので 結果OK
取りあえずビールで乾杯だ!

彼らは”もちろん今から釣る”と言って用意をし 僕はテラスでのんびり待っていた
沢山の人が行き来し ザワザワと話声が交錯するが 全く慌ただしくない、これが山の持つ時の流れなんだろうか

小屋からすぐ上の本流に umeda→fujita→nishideの順で上下に距離を取って入った
僕はもう十分楽しんでいたので 一番下流で適当にやっていたら うまい具合に昼に釣り上って行った JFF組が帰って来たので
その4人に付いて川から上がった

晩飯までに 先ず一杯
気さくな JFFの人は motojimaさんozakiさんootomoさん と 旧知の AMAちゃんの4人
ビールが売り切れで大変だ〜と言いながら ワイワイ楽しい
そして JFF組が晩飯(2番目)に行ったが まだ僕の連れは帰ってこない
小屋の人が 「3回目の夕飯出来ました〜どうぞ〜」と声を掛けてくれたが まだ帰ってこない
表まで見に行ったら ちょうど帰って来たので ”急いで〜” と言って食堂に向かった

カレーライスの晩餐の後も 9時の消灯まで賑やかに FF懇親会は続いた後、長い一日が終わり ようやく就寝
と思いきや 今日の宿泊は150名 シングル布団1枚に2人の狭い寝床、そして僕の左隣はfujitaさんだが右隣は知らない人だ・・・



宴会風景の一部 (他4人も楽しく飲んでます)

翌朝 起床・朝食・初めてのバイオトイレ・お弁当貰う・今日の予約・変身 そして本流上流部へ

昨日と同じように umeda→fujita→nishideの順で上下に距離を取って入り
8時 小ぶりの渓魚の見えるプールで僕は チョット早いかな〜と思いながら フライを流れに乗せて見た
すぐにフライを見つけた岩魚ちゃんは す〜っと浮かんで フライを口にする素振りをしたが やっぱり賢い
何匹かが反応してくれたが ことごとくフッキングせず やっぱりフライを17番まで落としてやっと1匹の岩魚ちゃんと出遭えた

パターンを有る程度掴んだ僕は、先ず先ずのペースで釣り上がって行く
10匹ほどの岩魚ちゃんが遊んでくれた後 急に反応が悪くなったので ”はは〜ん fujitaさんに苛められたな!” そう思って更にペースを上げた
結構早釣りで追っかけたんだが追いつかない、高巻きを境にロッドを仕舞って釣らずに上り やっと追いついたのが赤木沢の出合い
聞くと 先行組みの2人は殆ど反応が無かったみたいだ・・・



岩魚ちゃん             umedaさん            可愛い花

赤木沢に入ると 反応は急に良くなった
色付き始めた紅葉の最高のロケーションの中で大きくは無いが綺麗な岩魚がボチボチと遊んでくれる
”いや〜最高!”
3人で替わりばんこで釣って おにぎり食べて 笑って 深呼吸して また釣って

2つ目の滝の所で 沢登の3人組がやってきて 暫く話をした
そのリーダーのような人は ”黒部源流の岩魚を愛する会”の方で 「バーブレスフックで勿論リリースします。」と話をしたら
にこにこしながら 「ありがとうございます。」と言われたので なんか嬉し恥ずかしい感じがした

そこのプールで 賢い岩魚ちゃんに散々遊ばれ 笑いながら時は過ぎて行った



赤木沢の岩魚               紅葉の滝          笑うフライフィッシャー

さて 一旦下ったら足と相談の結果 僕は出合いから上を目指し 2人は下って行く事に

1時間は釣り上がっただろうか、反応が殆ど無いので超高速で
さて?どうしたものかと思案しながら上って行くと 前のほうにフライマンが釣り下って来るのを見つけたので竿を仕舞って情報収集に向かうと
「状況はよろしくない、釣れなくは無いが・・・」と聞いたので「ありがとうございます、じゃあ僕は連れの居る下流に戻ります。」と返事をし
釣りを切り上げるタイミングを待っていたように ダッシュで戻る

2人に合流すると「”こっちは釣れてる、朝とは全く状況が違って 岩名ちゃんが浮いている!尺が見えないのが残念だが釣れ釣れだ〜」と
「じゃあ僕は 高速で戻りますからお互い頑張りましょう。」と声を掛けて下りながら 何匹か浮かんでいるプールで1匹釣ったら すぐ下に
大物の潜んで居そうな巻き返しや大岩の沈んでいる流れに取り合えず3投して下って行く

1度だけデカそうな岩魚を掛けたが一瞬だけつながっただけで、すぐにサヨウナラ〜
一番大きかったのは 顔黒の黒部っぽい?27cm
紅葉の岩魚釣りより風情は劣るが やる気の岩魚に沢山遊んで貰うのも最高!
そうこうしている内に つり橋が見えたので 4時前に竿をたたんだ



顔の黒〜い岩魚tちゃん    沈み石の流れから ど〜ン!

最高の2日間の釣りを終え ビールを飲んでウエーダー等を干していると、今日もカレーの良い匂い
聞くと今日も150人コースらしい

で今夜も釣り馬鹿7人で 楽しい夜が花開いた

黒部の釣果

nishide1号 岩魚ちゃん数十匹以上 内 尺岩魚1匹



おまけ
翌朝 起きて 7時過ぎに出て 連れを放っぽっといて 小雨の中歩いて 100人以上抜いて 11時で折立に到着
行動食を車で食べながら 携帯メールをしてから 2時間半ほど 真川を釣った
最初は先行者に気付かず 苦戦したが 先行者をパスし15分ほど歩いた上からは 結構釣れた
最大25cmだったが 元気な岩魚が釣れた

竿を仕舞って林道を歩いて下ってきたら umedaさんが大分前を歩いている、そしてfujita夫も川から上がって来た
俺たちって ほんまに馬鹿だね〜


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