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8月 23日(日) 快晴  気温 24〜30度 水温16度

先週のO川の好調ぶりから ”やっぱ地元の川だよね”ってことで 今日はM川T谷へ向かった
道中 川沿いの駐車帯にも早起きな釣り人(鮎)がちらほらと停まっている
ドキドキしながら林道に入ると 工事看板が出ていて凸凹道が結構均してあった
今日は日曜日だから大丈夫だろうと進んで行ったら 目的のポイントに辿り付く前に道を半分切崩し(以前からヒビが入っていた)た
工事現場にぶつかった ので そこで変身し歩いていく事にした

誰も居ない林道を半時間弱歩きながら 得意の妄想は膨らんでいく
やっぱり人が入り難い流れには 大きく育った渓魚たちの棲んでいる確立が大だからだ

現場に着いて 岩のステージでタックルをセットし先ずはヘアカディス#15を結ぶ
そして期待を込めた第1投を 水深のある深瀬のど真ん中にプレゼンし アメゴちゃんが飛び出して来るのを待った
が 反応しない、 流れ込みから流れだしまで結構丁寧にやってみたが 反応しない
ま 次があるさと 切り替えて上流に向かう
すると直ぐに反応があって ロッドが曲がったが 残念ながら数秒で外れてしまった

魚が小さかったからかな〜と思っていたが 原因はそれだけでは無いようだ
ポツリ ポツリ と反応はするけれども 中々水面を割らない状況で 2度バラシた後 待望のアメゴちゃんとの出逢いを果たす事が出来た
空を見上げると 雲が秋っぽく爽やかに流れていた



いい日 いい川 いい魚    あ・いい竿も

反応はそこそこあるが 上手く乗らない
もうヘアカディスの時代は終ったのかと思い パラシュートやソラックスに変えてやってみると
ヒット率は上がったが 反応は減ってしまったので 釣果的には代わり映えしなかったし 視認性が悪いので
結局はちょっと小さめのヘアカディス#17に落ち着いたのだった



パックリ喰わない アメゴちゃんの 鼻先にチョンとフッキング

人の入っていない流れで 無垢なアメゴちゃんと ウッシッシ と言う妄想は外れたが
結構シビアな状況で 気難しいアメゴちゃんと遊ぶのも 少し緊張感があって中々楽しい釣りである

そうこうしていると もうすぐ退渓点だ
余り釣れたことのない大プールで ラッキーな1匹を追加し こいつで最後かな〜と思いながらプールへの流れ込む
巨岩で囲まれた2mほど上のスポットにフライを打ち込む事 4投
やっと毛鉤に気が付いたアメゴちゃんがゆっくり浮上し ”パク!”っと 珍しく大らかな出方、 しかも良形
割と遠い間合いでキャストしていた僕は ラインが張ったと同時に岩の上をポイントに近づく
予想ではアメゴちゃんは上流に向かって走っていくと踏んだんだが これが誤算で
ターゲットは岩魚のように僕の乗っている大岩の根元に潜り込もうとするからさあ大変
急いで岩の先端まで走り寄って ロッドを前方に伸ばしラインを引っ張って 岩穴からアメゴちゃんを引き剥がした
水面近くに浮かんできた 良形アメゴちゃんを ニンマリと見ながら背中のネットに手を伸ばした瞬間
ターゲットはあろう事か最後の力を振り絞り 流れ出しへ走った
その動きをロッドで封じようとしたが間に合わずに アメゴちゃんは下段へ流れ落ちていく
僕はティペットが何かに絡む事が無く フックが外れる事が無いよう 祈る事しか出来ないが、 その祈りが良かったのだろう
ロッドを立てラインを引っ張ってみたら 白泡の中に吸い込まれていたアメゴちゃんが姿を現した
しかも もう抵抗する元気は殆ど無いようだ

大岩を半周回って 流れの弱くなっている所までエスコートし そこで遂に背中のネットを外してソフトにネットイン
いや〜 疑う事無くゆっくりフライを喰って掛かりが良かったからこそ手にする事の出来た 別嬪さんに感謝である
あ〜良かった



この影の部分でヒット そして 右手前から滑るように流れ落ち 白泡に吸い込まれて行ったのでした

時間は11時前 さて このまま上を目指そうかとも思ったが
もう一本の気になる流れを調査する事にし 林道を下っていったら カモシカ君は目の前を横切り慌てて急勾配の崖を下って行った
殆ど垂直に切り立った崖を 信じられない運動能力だ

移動してから お湯を沸かし オニギリとカップめんで何時ものようにランチを済ませたら 汗が噴出してくる
風は爽やかなんだけど 木陰のない駐車地点は直射日光がもろだった

流れに立ったのは12時半 で直ぐに反応は有ったが・・・ 朝と同じような状況だ、いやそれ以上かも知れない
フライを何個か変えてみた パラシュート黒 ソラックス茶 パラシュート白 サイズも変えてみた がやっぱりヘアカディスだね
#19にサイズを落としたヘアカディスがやっぱり僕には良いみたいだ
空にうっすらと雲がかかり風が出てきた事もあって 投げ易く見易いパターンと言うのも大切なファクターである

シビアなアメゴちゃんは季節的な物だけではなく 真新しい足跡の影響を受け 相当な曲者になっていた
一番大事なのは アメゴちゃんに気が付かれない事だろうと思い ナチュラルドリフトさせられる極力遠い目からのアプローチで攻めていったら
何匹かが遊んでくれた
でもここのアメゴちゃんは少し可愛そうな気がする
顔は大きく育っているんだけど 尻尾の方に行くに従ってスリムになって行く
きっと餌が少ないんだろう



綺麗なアメゴちゃんだがボディのバランスがちょっと変  障害物のあるポイントの方が反応は良かった

二股を右に取って暫く行くと 何時も魚の見えるラストプール
気配を消して フワリとヘアカディスを水面に浮かべたら ”来た来た〜” 渓魚の影が何処からとも無く近づき
あれ?帰っちゃった・・・
ドレッシングを直したりフライを交換したりすると 一応見にはやって来るんだが、5分以上粘ってみたが 遂には気付かれたみたいだ

やっぱり 賢いのね〜


本日の釣果

nishide 1号 アメゴちゃん 二桁釣果

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