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8月 8〜9日(土日) 晴れ〜曇り  気温 23〜27度 水温11度

今期何度目の木曽だろうか?不景気で仕事が暇なのと高速千円に後押しされながら WR-n1を走らせる
今年は雨や増水に悩まされたが今日こそは最高のコンディションの流れで釣れるんじゃないか?でかい岩魚がと思いながら

でも実際は天気はまずまずだが、水嵩は高く水温は低い。悪くはないが絶好と言うには・・・だ



真夏日を期待してたが

それでも入渓しフライを水面に浮かべていくと ものの3分後激しい流れの脇・巻き返しからファースト岩魚が飛び出し
”お!実はやる気満々” と思わせたし
実際 いい感じで岩魚ちゃんが釣れて行くのだが大物は底に沈んで居る様で、ヘアカディスにアタックしてくるのは元気な若魚
ちょっと水量多すぎだよね〜そう思いながら 進んで行く
大場所を丹念に探ってもレスポンスはなく 右岸側の巨岩を乗り越え念のためにと左岸の岩縁巻き返しにフライを落とす
数秒後 黒い影が浮上したがフライがこらえ切れずに下流にぴゅー(ドラッグです)
結構良いサイズの様だったので まだ行けると念じフライをキャストする事5回
メンディングを入れぴゅーっと行かないように頑張った結果 腹ペコ岩魚が食いついた
ロッドを立てメンディングの分だけ余分に出たラインを高速で手繰ったらロッドが”ギュンギュン”だ
テンションを保ちながら バレないように祈りながら さっきよじ登って来た巨岩を慎重に下って何とか水際にたどり着き
9時半 最後まで集中力を切らさずに 無事ランディング
最初に見えた影よりは若干小さな気がするが? 本日最大の28cmの岩魚ちゃんがネットに横たわった



若岩魚は元気です      陽のあたる大場所にて遊んでくれた良型岩魚

その後 期待大にして釣り上がるが、1匹の岩魚ちゃんが遊んでくれただけで 沈黙の流れになったので
一旦上がって車まで戻る途中に ジムニーが停まっていた

早い昼飯を食ったら 一眠りし 正午に目が覚めたので 未だ未踏のダム上左又に挑戦だ
流れの水量は多いけど ダム湖の水は多くなかったので 右股を横切り何とか辿り着けた

インレットの広い流れに大物を夢見ながらデッカイヘアカディスを投じていくと ”バシャッ”と飛沫が上がったが乗らない
フライサイズが大きすぎるのかドラッグのせいで気付かれたのか 弾かれてしまったようだった

フライサイズを#15に落とし プレゼンテーションもなるべくカーブを掛けて再チャレンジしてみたがもう出ないので
次なるターゲットとの出逢いを探しながら 少しずつ上流に進んで行くが、さっきのポイントにもう一度ダウンでフライを送り込んだ所
”バシ!” 素早い反応のアタックを こっちも負けずに素早く合わせたら
こりゃ又 ”ギュンギュンだ〜!”
瀬に付く魚 しかもあの出方はアマゴ系 合わせはダウンなので掛かりは薄い可能性大
何時もより慎重にやり取りをするが ダッシュ力が半端ではない渓魚にラインを押さえる右中指と僕のハートが熱くなる
徐々に抵抗が弱まって来たので、明るい流れに膝まで入って行きラストの作業だ
背中のネットを外して水に浸したら 慎重かつ大胆にランディング
期待通りのナイスバディのタナビラちゃんが 僕の手に納まった



☆いや〜嬉しいな♪ 良い出逢いでした〜☆

こっちに来て大正解!そう思いながら 更なる可愛娘ちゃんを求め進んで行く
ヨサゲなヒラキなどに 影は見えるが反応が渋い・・・半時間ほど釣り上がると先に進めなく成ってしまった
不完全燃焼な気持ちだったので珍しくニンフに換えて釣り下ってみるもやっぱり釣れない
ま 奇跡のタナビラちゃんに出逢えて良かった って事にして移動

ダム下に行き 1時間ほどやってみたが こちらも増水で渓魚に出逢う事は叶わず移動
西野C&Rを見たら やっぱり増水だったので 明日行こうと思っていた上流にちょっと調査に行ってみた

16時に流れに立つと そこには沢山の足跡が有ったが 時間が良かったのか反応は有る
空振りを3度ほどやってしまった後 黒い岩魚ちゃんが2匹釣れたので ホッと安心で竿を仕舞った

お祭り広場に戻り 変身を解いてお湯を沸かす
ミックスナッツをつまみに焼酎で一杯 カップめんとコンビニ弁当の晩餐だがほんわか良い気分で床に就いた



翌朝 5時に目が覚めると寒い、温度計を見ると16度!寒すぎる
こんな寒い日に早く行っても駄目だと思い ゆっくり朝ご飯を食べたり珈琲を沸かしたりたりしながら1時間を過ごしてから変身し目的の渓に向かった

6時半に入渓してフライを流れに浮かべていくが 反応がない、やっぱり寒すぎるのだろうか・・・
堰堤を一つ越えたら前方にフライマンが一人見えたので”あ!”っと思ったが、昨年尺上を仕留めそこなった右股に行ってみたかったので
追いかけて声を掛けたら 「良いですよ。」との返事をもらったので竿を出さずに ズンズン歩いた
更に2つほど堰堤を越えたら目の前を イノシシ親子が通りすぎ崖を上って逃げて行った
僕も奴らも”見なかった振り”をして慌てずゆっくり動いて行ったはずだったが、暫くすると
”コロンコロン”と瓜坊が崖を転げ落ちてきた・・・大丈夫かな〜と見ていたら”すくっ”と立ち上がり横のほうに逃げて行ったと思ったら
又も”コロンコロン”と上から2匹目の瓜坊が転がって来た
1匹でも十分に可愛い仕草だったのに 2匹続けてやって来た日には もう僕はメロメロである、可愛さMAXである

まあ そんな楽しい思いをしながら件の二股にやってきた
合流点の横にしゃがんで 張り出した枝の下を通してヘアカディス#15を投じて数秒後
水面を割って渓魚が飛び出した!”クク〜ッ”と撓るロッドをやや強引に引っ張って今日最初の岩魚ちゃんと御対面♪
少し上のポイントでも フライが着水したと同時に”ガバ!”やっぱり ここの流れに来て良かったと思った



暗い沢の渋い岩魚

が その後が続かない
反応はそこそこあるのだけけれど 上手く乗らない水量・水温・ハッチ これが揃っていないせいなんだろう
木々が覆いかぶさったこの流れは真夏の暑い日に入ると良い流れに違いないと思いながら
フライをいろいろ変えてみたが芳しくないまま1時間が過ぎた

そして 尺バラシポイント
流れが変わっていない事を祈りつつ、大石が流れを堰き止めて出来ていた緩い反転流のポイントに上る手前で
ティペットをチェックし悩んだ末ヘアカディス#15のエアロドライウイング無しを結んだ
1m程の段差を そーッと上って流れを見たら ポイントは昨年のまま有った、が 魚影は見えない
妄想の予想では右奥の岩陰に潜んで居るに違いないと思い その手前の鏡になった部分にヘアカディスをそーっと浮かべてみた
流れの音も止まってしまい静寂が時を止めているような錯覚の中
突如水面下に黒い影が現れた、さっきまでは何も見えなかったのに何処からか瞬間移動してきたみたいだ
そこから先はスローモーションの世界で ゆっくり浮上する岩魚が静かに口を開きフライを吸い込む
一呼吸おいて岩魚が下を向いた頃合いで僕がロッドを立てフライラインがピンと張る

静寂が破れ 現実の世界 右腕に伝わる生命感は間違いなく僕と岩魚ちゃんが結ばれた証である
”グイ・グイッ”っと岩魚らしい引きをロッドで堪え ラインを手繰り寄せながら 僕は水面に近づき ネットを差し出しながら更にロッドを立てる
尺には大きく届かなかったが 25cmの原種っぽい岩魚 1年越しの彼女と出逢う事が出来た気がする



一応リベンジ成功  好ポイントには良い岩魚が付くのを再認識した

時計が進んで若干暖かく成ったからか、1匹釣って落ち着いたからか その後数匹の岩魚ちゃんとの出逢いを果たし
遊歩道の橋の所まで来たのと同時にフライをロストしたので 10時半上がる事にした

次は何処に行こうかと思いながら WR-n1に戻る途中
ウエーディングシューズの底から ”ペタペタ”と音が・・・はがれかけて来たのだ・・・
もう こうなっては釣りは無理だとあきらめ 変身を解いて ”一竹” に向かう
勿論 天ざる蕎麦大 を食して 上手かった、ご馳走さまで 今回の木曽の釣りの締めくくりとした。



本日の釣果

nishide 1号 沢山釣れました

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